格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN139:第7試合・マイク・トリザーノ vs. ルイス・ペーニャ

ライト級。

直近のTUF27で優勝したトリザーノ。ローカルイベントROC時代はフェザー級だった。ここまで7戦全勝。TUF決勝はジョー・ジアネッティにスプリット判定勝ちで、今の所どれくらいのレベルにあるかは測定できていない。バックボーンはキックボクシング。

ペーニャも同じくTUF27のキャスト。無敗の中の無敗を決めるというテーマのトーナメントだったが、ペーニャは一回戦を勝ったものの、準決勝を体調不良で棄権しており、こちらもまだ無敗(TUFの試合は決勝以外非公式戦なので、負けていても無敗だが)。TUF27フィナーレでは同じく体調不良で棄権したリッチー・スマレンに勝利。レスリングがバックボーンで、MMA5戦すべてフィニッシュ勝利。

TUF27延長戦。

長身のペーニャ。飛び膝を見せる。前蹴り。トリザーノは間合いに入れない。しかしペーニャのワンツーにカウンターの右を入れた。トリザーノじわじわ出てインロー。ペーニャシングルレッグへ。ケージで耐えるトリザーノ。離れた。ペーニャ飛び膝からまた押し込み。シングルレッグ。トリザーノギロチンで引き込むが外され下に。ペーニャはパスを狙うがトリザーノが脇を差して立つ。スタンドでキムラを狙ったペーニャ。逆にトリザーノがシングルレッグ。倒されたがそのままキムラを極めにいくペーニャ。ホーン。

1Rペーニャ。

2R。打撃戦からペーニャがシングルレッグへ。ケージでこらえたトリザーノはブラウン肘を入れたがペーニャはスタンドでバックに回る。そのまま背中に乗って四の字バック。前に落とそうとするトリザーノ。ペーニャはチョーク狙い。後方に倒れたトリザーノ。バックから殴るペーニャ。うつ伏せにしてチョーク。外れた。トリザーノ反転して上を取り返す。残り1分。ペーニャが三角を狙うが、トリザーノは解除するとパウンド。ペーニャオモプラッタ。スイープしたところでホーン。

2Rもペーニャ。ただ、1,2Rともに僅差で割れている可能性もある。

3R。打撃の手数を出していくトリザーノ。ペーニャはタックルを狙うが読まれていて切られる。しかしケージに押し込んだペーニャ。シングルレッグで倒すことに成功。下から起き上がり逆にタックルに入ったトリザーノ。ペーニャこらえて顔面に膝を入れたが、トリザーノがテイクダウン成功。またオモプラッタを狙うペーニャ。バックに回る。トリザーノ振りほどいて立った。大振りのフックを放つペーニャにトリザーノがパンチを打ち込む。時間がない。足を止めての打ち合い。タイムアップ。

29-28トリザーノ、29-28ペーニャ、30-27トリザーノ。3-0でトリザーノ勝利。

Michael Trizano def.  Luis Pena :: UFC Fight Night 139 :: MMA Decisions

メディアのジャッジもほぼトリザーノ支持。

UFN139:第6試合・アシュリー・ヨーダ vs. アマンダ・クーパー

女子ストロー級

TUF23で敗戦したヨーダは、Invictaで1勝して代役でUFCデビューを果たしたが3連敗。柔術バックボーンのグラップラーで、5勝中4勝が腕十字での一本勝ち。前戦は無敗のトップ柔術家・マッケンジー・ダーン相手にスプリット判定負け。

アマンダ・ボビー・クーパー略してABCは同じくTUF23で決勝まで勝ち進んだが一本負け。UFC戦績は2勝3敗。正直、勝った試合も含めてUFCレベルにはないが、人気があるので使われているという印象がある。こちらも前戦ではマッケンジー・ダーンと戦っているが、ダーンが計量で7ポンドの大幅オーバーでチョークで一本負け。

最下位決定戦的試合。

打撃戦。右を打ち込んだABC。プレッシャーをかける。ヨーダも左を入れた。ABCタックルに。尻クラッチからテイクダウン成功。ガードを取るヨーダ。パスを狙っていく。ニースライスパスでサイドに。ヨーダ下から足を頭に絡めるが、腕が入っていないので単なる嫌がらせ。外れてサイドで固められる。残り40秒。亀になったヨーダが後転して上を取り返す。ヨーダが逆にパスを狙う展開。パウンド。ホーン。

微妙。上になっていた時間の長さではABCだが、そこから特に攻撃がなかった。

2R。ヨーダのパンチがヒット。首相撲にとらえてボディに膝。ABCタックルでまたケージに押し込み。ダブルアンダーフック。ヨーダがオーバーフック払い腰でテイクダウン成功。しかし足で距離を作ったABCが先に立ち上がってまたタックルへ。尻クラッチからテイクダウン成功。ヨーダはガード。インサイドから攻めあぐねるABC。パスを狙う。ニースライスからニアマウントに。パウンドを2発落としてパス。下からヨーダが横三角。クラッチしたがホーン。

このラウンドも微妙。

3R。ワンツーを入れたABC。ヨーダケージまで下がる。ヨーダは組んで首相撲から膝を入れ離れる。ABCの右がヒット。ヨーダも打ち返したがそこにタックル。倒されたが勢いを利用してそのまま後転して上になったヨーダ。パスを狙うがABCハーフからキムラを仕掛ける。ヨーダ立って外すと担ぎパスを狙う。ABCはガードから蹴って立とうとするが、ヨーダが足を掴んで膝十字に。外して上を取ったABC。ニーオンからブリッジで返すヨーダに腕十字。体をまたいで外したヨーダが逆にバックを奪うとバックマウントからフェイスロック。体を伸ばしてパームトゥパームで絞めるがABC耐えた。タイムアップ。

レベルはともかく、実力伯仲のためか熱戦となり盛り上がった。

29-28ヨーダ、30-27ABC、29-28ヨーダ。スプリットでヨーダ勝利。UFC4戦目で初勝利。

Ashley Yoder def.  Amanda Cooper :: UFC Fight Night 139 :: MMA Decisions

メディアのジャッジはほぼABC支持。

UFN139:第5試合・チャス・スケリー vs. ボビー・モフェット

フェザー級

UFC6勝3敗のスケリー。勝率はいいが、勝っている相手はすべてノーランカーで、ランカー級のダレン・エルキンス、ジェイソン・ナイト、ミアサド・ベクティックには敗れている。レスリングベースのグラップラーで、6勝中一本勝ちが4つ、KO勝ちが1つで、判定は1試合のみ。

8月のコンテンダーシリーズで勝利してこれがUFCデビュー戦となるモフェット。28歳でMMA13勝3敗。一本勝ちが8つあり、特にダースチョークを得意としている。コンテンダーシリーズの試合もダースチョークで勝利した。

モフェットがパンチで出る。スケリーケージ際まで下がるがパンチで押し返す。スケリータックル。スタンドでバックに回った。足をかけてケージを蹴り倒してバックを狙う。まだハーフバックだが背中に乗りチョーク。膝をついたモフェット。しかしスケリー自ら外す。両足フックしたがやや体勢が斜めになっている。バックからパウンド。背負って立ったモフェット。背負われながらパウンドを入れるスケリー。モフェットチョークを取られないようにディフェンスしているが、攻めることもできない。動きがなくブーイング。スケリー降りたがモフェットにパンチを打ち込まれる。ホーン。

1Rスケリー。

2R。モフェットのカーフキックでバランスを崩すスケリー。パンチを打ち込みタックルに入ったモフェット。ダブルレッグから持ち上げてテイクダウン。ディープハーフで潜ろうとするスケリー。ケージを蹴って体勢を変えて上に。しかしモフェット得意のダースチョーク!苦しそうなスケリー。レフェリーがスケリーをチェックしストップ。が、止められたスケリーは即抗議。

レフェリーがビデオの再生を見て協議中。

結局裁定変わらずモフェットの勝利に。

UFN139:第4試合・ダヴィ・ハモス vs. ジョン・ガンサー

ライト級。

ADCC王者のハモス。初戦こそ階級上で柔術世界王者のセルジオ・モラレスにスタンドの展開のみで判定負けしたが、ライトに戻したその後の2戦はいずれも一本勝ち。

TUFではアルパカとスパーリングする男として人気を博したガンサーだが、肝心の試合ではTUFトーナメントで勝利なし。それでもフィナーレ大会に出場すると、同じTUF敗退の相手にタックルからのテイクダウンを8度も奪い押さえ込みで判定勝ち。が、打撃はお世辞にも上手くないのと、相手のTDDがまずいことに救われての勝利で、本戦レベルでの実力は未知数。オッズは今大会一番のアンダードッグ。

タックルに入ったハモス。テイクダウン。サイドから亀になったガンサーのバックに回る。ハーフバック。両足フックするとチョークへ。喉元に入ってガンサータップ。

実力差ありあり。

UFN139:第3試合・デボンテ・スミス vs. ジュリアン・エロサ

ライト級。

UFCデビュー戦となるスミス。8勝1敗の25歳で、勝利はすべてフィニッシュしてのもの。唯一敗れている相手は次の試合に出てくるジョン・ガンサー。コンテンダーシリーズではタックルでケージに押し込まれたところをブラウン肘の連打でKOした。

TUF3位でUFCと契約したエロサだが、初戦で夜叉坊にKO負け。その1敗でリリースされた。ライトとフェザーで2年間で8試合(6勝2敗)してコンテンダーシリーズ出場のチャンスを掴むとハイキックでKO勝ちした。その場ではUFCとの再契約は決まらなかったものの、今回一つ上のライト級で再デビュー戦。

飛び込んだエロサにパンチを入れていくスミス。ローを放ったエロサだが、スミスがワンツーで顎を撃ち抜くと仰向けにダウン!スミスパウンドラッシュ!ボコボコ入ってKO!

エロサはストップに納得行ってないようだが、パウンドのディフェンスが出来ていなかったのであのタイミングでのストップは妥当。

コンテンダーシリーズ上がり同士の対戦ということでUFCでの相対評価は不明だが、とりあえずデビュー戦ではインパクトを残すことに成功した。

UFN139:第2試合・ジョセフ・モラレス vs. エリック・シェルトン

フライ級。

廃止決定の情報があるフライ級。前戦で負けた選手はバンタムに上げるチャンスもなくリリース濃厚であると言われ、いつも以上に負けられない試合となる。

モラレスはアルファメールの期待の新星。まだ24歳で、無敗でUFCと契約しデビュー戦も勝利したが、2戦目は現ランキング5位のデーヴィソン・フィゲイレイドにパンチでダウンを奪われパウンドでKO負け。

シェルトンはUFC1勝3敗。すでにUFCからリリースされたことを発表しているジャレッド・ブルックスにも敗れており、戦績的にはフライ級廃止がなくてもリリースの可能性が非常に高い。高速タックルからのテイクダウンが武器だが、一方で被テイクダウンも4試合で12回と多い。

前に出ていくモラレス。両者警戒して手数が少ない。モラレスの右ハイに右ストレートを合わせたシェルトン。モラレスバランスを崩したが、すぐにまた間合いを詰めていく。プレスされケージを背負ったシェルトン。タックルに。切りきれず下になったモラレス。立ったがバックを取られている。後方に引き込んだシェルトン。モラレスは足のフックは防ぐと立って振りほどいた。残り1分。シェルトンまたタックル。テイクダウン。モラレスギロチンに。全力で絞めているが抜かれた。密着したまま細かいパウンドを入れるシェルトン。ホーン。

両者手数が少なく微妙。テイクダウンを2度奪ったシェルトンだがそこからの攻めが少ない。モラレスのギロチンもどれだけ評価されるかで変わってきそう。

2R。シェルトンがモラレスの蹴りに合わせてのタックルでテイクダウン成功。ケージで立ったモラレス。バックを取られているが引き剥がす。スタンドでパンチで出るモラレス。シェルトンタックル。これはこらえたモラレスだがシェルトンが投げてテイクダウン。モラレスすぐに起き上がるとギロチンに捕らえる。引き込んで全力で絞めたが首を抜かれた。シェルトンまたコツコツパウンド。ケージまで移動して立とうとするモラレス。立つとパンチで引き剥がした。残り30秒。モラレスの右ハイがヒット。シェルトンのタックルをがぶると一気にバックマウントを狙う。正対しようとするシェルトンに三角。クラッチしたが時間がないので肘を入れるモラレス。ホーン。

このラウンドも微妙。上になっていた時間はシェルトンだが。

3R。パンチで出るモラレス。逆にタックルに入りテイクダウン。ガードから後転して立ったシェルトン。シェルトンまたタックル。モラレスまたギロチンに入るが、これは苦し紛れ。すぐ抜かれる。ガードからキムラを狙うモラレスだがこれも防がれた。ケージを使って立つ。シェルトンは立ち際に膝を入れた。タックルからドライブしてテイクダウンしたシェルトン。タックルだけは素晴らしい。これで6回目のテイクダウン。立ち際にバックに回ったシェルトン。正対されてもまた倒す。バックを狙ったが立たれた。なおもタックル。モラレスもスイッチから上を狙い、スクランブルの攻防でタイムアップ。

3Rはシェルトンか。

29-28シェルトン、30-27モラレス、30-27シェルトン。スプリットでシェルトン勝利。

僅差とはいえ、30-27と27-30の真逆に割れるとは。

メディアのジャッジではモラレスに入れたジャッジはゼロ。

Eric Shelton def.  Joseph Morales :: UFC Fight Night 139 :: MMA Decisions

UFN139:第1試合・マーク・デ・ラ・ロサ vs. ジョビー・サンチェス

バンタム級

UFC初の夫婦UFCファイターであるデ・ラ・ロサ。嫁のモンタナは2戦2勝。マークはUFCデビュー戦は敗れたが、前戦は一本勝ち。

試合5日前に代役として出場することになったサンチェス。本来はフライ級の選手。2015年に一度リリースされた後、昨年のコンテンダーシリーズで2勝してUFCと契約。しかし今年2月の再デビュー戦はロベルト・サンチェスとのサンチェス対決で1Rチョークで一本負け。

プレスするデ・ラ・ロサ。距離を取るサンチェスは時々飛び込んでパンチを打ち込む。デ・ラ・ロサがタックルでケージに押し込んだ。シングルレッグ。耐えたサンチェス。離れる。デ・ラ・ロサのパンチが入り、そのまま連打を入れる。サークリングするサンチェス。カーフキックを入れるデ・ラ・ロサ。カーフキック連打。サンチェス飛び込んでパンチをヒットさせるが単発。ホーン。

1Rデ・ラ・ロサ

2R。押し込んだデ・ラ・ロサだがサンチェス入れ替える。タックルに来たサンチェスをがぶるとバックを狙ったデ・ラ・ロサ。回らせずにまた押し込むサンチェスだが、自ら離れる。またサークリングするサンチェス。デ・ラ・ロサがプレスしてパンチを打ち込む。またタックルでお仕込み。シングルレッグ。片足で耐えるサンチェスだが、スタンドでバックに回ろうとするデ・ラ・ロサ。ケージを背負い回らせずに逆に押し込むサンチェス。残り1分。離れた。デ・ラ・ロサがパンチで出ると距離を取るサンチェス。見栄えが悪い。ホーン。

2Rもデ・ラ・ロサ

3R。積極的に出ていくデ・ラ・ロサ。パンチを打ち込むが、逆にもらってもいる。このラウンドはパンチを貰い気味のデ・ラ・ロサ。ただ出ていくのはデ・ラ・ロサ。2Rまで微妙とはいえサンチェスも判定で勝てる確信はないはず。カーフキックからパンチ連打出でるが、かわされてサンチェスのパンチをもらったデ・ラ・ロサ。残り1分。デ・ラ・ロサタックル。ケージに押し込む。シングルレッグ。が、倒せず。出ていかない両者。タイムアップと同時に勝利をアピール。

29-28デ・ラ・ロサ、29-28サンチェス、30-27デ・ラ・ロサ。スプリットでデ・ラ・ロサ勝利。

Mark De La Rosa def.  Joby Sanchez :: UFC Fight Night 139 :: MMA Decisions

メディアのジャッジは半々で割れてるがややデ・ラ・ロサ支持が多い。

サンチェスは勝ってる確信はなかったと思うが最後に守りに入ってしまった。実際は1,2Rにデ・ラ・ロサに2票入っていたので、3Rは倒さないといけなかった。

ONE:HEART OF THE LION:メインイベント・ビビアーノ・フェルナンデス vs. ケビン・ベリンゴン

正王者ビビアーノと暫定王者ベリンゴンのバンタム級王座統一戦・5分5R。

まだONEではピンチらしいピンチに陥っていないビビアーノ。ローを蹴る。ベリンゴンバックキック。ビビアーノがパンチからタックルのフェイントを見せる。が、直前のローがローブローでタイムストップ。再開。ビビアーノタックルのフェイントからパンチ。ベリンゴンもパンチを返す。ビビアーノ、タックルのフェイントから今度はタックル。入った。ケージで耐えるベリンゴン。ビビアーノはクラッチしてテイクダウン成功。ハーフ。固めながらこつこつ殴るビビアーノ。パスを狙うビビアーノだがブリッジで返して立ったベリンゴン。バックスピンキックを当てたベリンゴン。さらにバックスピンキック。直撃。ビビアーノタックルに入ったが切られた。またバックスピンキック。じわじわ詰めるベリンゴン。ビビアーノ下がる。またバックキックをボディに入れる。飛び込んで左。ビビアーノもバックスピンキックを見せた。ゴング。

2R。サイドキックを入れるベリンゴン。ビビアーノ間合いを詰めてきた。ベリンゴンまたバックキック。しかしビビアーノパンチをヒットさせる。そのままタックル。テイクダウン。またハーフ。がっしり固めている。ハーフの足を抜いたところでまた返して立ったベリンゴン。ベリンゴンのバックブローは空振り。ビビアーノじわじわ詰める。ベリンゴンのパンチをかわす。ベリンゴンまたバックスピンキック。ビビアーノタックル。倒すとすぐバックに。四の字バック。腕十字!しかし若干肩が抜けてる。それでも肘を伸ばす。が、抜けた!上になったビビアーノ。もう一度腕十字。クリアしたベリンゴンが初めて上になるとパウンドラッシュ!ちょっともらってるビビアーノ。また腕十字を仕掛けたが外される。ガードで凌ぐビビアーノ。ゴング。

3R。両者さすがにちょっと疲れがあるか。ベリンゴンまたバックスピン。ジャブ、ワンツーを入れるベリンゴンだがビビアーノもパンチを返す。ベリンゴンのローをキャッチしたが引き剥がしたベリンゴン。両者手数が減ってる。ベリンゴンは距離をキープしつつパンチを出していく。ビビアーノは前に出ていく。ケージを背負ったところでタックル。シングルレッグ。倒した。両足を束ねて上に。残り1分。マウントに。ベリンゴンは下からホールディングする。残りわずかで体を起こしてパウンドを打ち込む。ゴング。

4R。ベリンゴンまたバックスピンキック。連発。関節蹴り。じわじわ出ていくビビアーノ。ベリンゴンのバックブローがヒット。しかしビビアーノが出てケージに詰めていく。シングルレッグ。引き剥がしたがそこからまたタックル。倒した。寝かせてサイド。ベリンゴン疲れが見える。ビビアーノはサイドで押さえ込み。一気にマウント。返そうとするベリンゴンに腕十字!また腕が伸びたがベリンゴン脱出!スタンドに。ベリンゴンロー。距離を詰めるビビアーノだがパンチを入れるベリンゴン。打撃戦でビビアーノの蹴りを掴むと右!後方に倒れたビビアーノ!パウンド!ビビアーノすぐ立つ。残り時間わずか。ベリンゴンパンチで攻めるがゴング。

5R。バックスピンキックをボディに入れるベリンゴン。ロー。ジャブ。ビビアーノのタックルを切って左。ビビアーノのパンチがヒット。ベリンゴンも打ち返す。またバックキック。手数を出すのはベリンゴン。ビビアーノもパンチやローを出す。ベリンゴンのバックスピンキックに組み付いたビビアーノ。スタンドでバックを取るが、引き剥がして逃げたベリンゴン。残り1分。ビビアーノのローにパンチを合わせるベリンゴン。出てきたビビアーノ。距離をとってロー。またバックスピンキック。ベリンゴン距離を取る。まだ時間があるが勝利をアピール。ビビアーノはパンチで出る。タイムアップ。

ビビアーノ、ONEでは一番の苦戦。それでも一本を取りかける場面が2回あった。ベリンゴンの打撃とどちらを取るか。

判定スプリットでケビン・ベリンゴンが正王者に。ビビアーノは信じられないという表情。

どちらに入ってもおかしくない(トータルジャッジは割れやすいしそもそもONEの基準が曖昧)とはいえ、最後にベリンゴンが逃げに入った分、心情的にはビビアーノに入れたかった。

ONE:HEART OF THE LION:セミファイナル・クリスチャン・リー vs. 徳留和樹

お互いフェザー級(水抜き禁止のONEではライト級リミットの155ポンド)だが、直前の契約のため73kg契約に。ただ、徳留は通常体重でもそこまで重くないので、クリスチャン・リーのための契約体重か。

開始と同時に間合いを詰めてきたリー。パンチを打ち込むとタックルで倒した。すぐ立った徳留がテイクダウンを狙うが逆に投げられる。が、そのままタックルに入ると四つから投げてテイクダウン成功。ハーフ。抑え込む。ケージで立ったリー。が、なおもボディロックしている徳留。投げを狙うが潰された。すぐ立って離れる徳留。打撃戦。左ミドルを入れた徳留。リーが飛び込んで右のパンチをヒットさせるとそのままタックル。入られたが徳留立った。ケージ際でこらえる。しかしまたパンチを貰い倒される。リーが上に。マウント。亀になった徳留。バックマウントからパウンド連打。強烈なパウンド連打が入りレフェリー止めた。

序盤互角に渡り合っていた徳留だが、リーが右のパンチからのタックルで攻略。強い。

ONE:HEART OF THE LION:ジョルジオ・ペトロシアン vs. ソーグラオ・ペッティンディーアカデミー

キックボクシング71キロ契約3分3R。

4月のONEデビュー戦はリングだったので、ペトロシアンがこの試合で初めてケージでの試合に臨む。グローブは通常のボクシンググローブ。

パンチを打ち込むペトロシアン。ソーグラオの右ミドルをスネでブロック。間合いを詰めてワンツー。飛び込んでパンチを打ち込む。ソーグラオ右ミドル。どんどん間合いを詰めるペトロシアン。ケージを背負ったところにパンチを入れる。右アッパーでぐらついたソーグラオ。なんとか立て直した。しかし左がヒット。ハイを腕でブロックしてパンチを入れる。ゴング。

2R。右ハイを入れたソーグラオだがペトロシアンブロックするとパンチ連打を入れる。右のトリプル。左。ソーグラオ、パンチをもらっても下がらずミドルを入れる。腕でガードするペトロシアン。ワンツー。ソーグラオの蹴りをかわして右のダブル。ゴング。

3R。ジャブ、左ストレートを入れるペトロシアン。ワンツー・テンカオ。ソーグラオのハイはスウェーでかわす。打たれ強いソーグラオだがミドルくらいしか当たってない。パンチの連打で出るペトロシアン。ワンツー。終始ペトロシアンペースでタイムアップ。

ONE:HEART OF THE LION:ティファニー・テオ vs. ミッシェル・ニコリニ

女子ストロー級

地元シンガポールのテオはONEで4連勝していたが、前回はストロー級王者のシャオ・ジンナンに挑戦しKO負け。シンガポールボクシング王者とのこと。

グラップラーのニコリニはイヴォルブ所属。ONEでは3連勝中。2016年に開催されたONEグラップリングトーナメントで同門のアトム級王者のアンジェラ・リーを破って優勝している。36歳。

組み付いていくニコリニだがテオのパンチをもらう。低いタックルに。パンチを打ち込み引き剥がしたテオ。ニコリニ組むと引き込み。スイープ!パス狙いからなんと足関。ヒール。が、回転して抜けたテオが離れてスタンドに。ニコリニプレッシャーをかけるが間合いに入れない。テオもタックルを警戒して手が出ない。ニコリニパンチからタックル。テイクダウン。パスしてマウントを取ったが残り30秒。パンチを落とし残りわずかで腕十字。腕が伸びたが体をまたいでディフェンスするテオ。ゴング。

2R。両者スタンドで攻めに行かず、レフェリーから注意が入る。しかし牽制のジャブとパリーのみで間合いに入らない。またレフェリーが試合を止めると両者イエロー。再開後、テオのパンチがヒット。ニコリニタックル。引き込んだがテオが顔面に膝!上になるがスイープされた。バックマウント。が、テオ反転して上に。ニコリニまたもスイープ。残り40秒。マウントを取ると腕十字を狙うが反転して外したテオ。ニコリニ疲れてる。打撃を入れるテオだがあまり強いのを入れない。ゴング。

3R。テオ低空タックル。切られた。ローを入れるテオ。動きがスローになっているニコリニ、タックルをかわされた。またローを入れるテオ。タックルに来たニコリニを引き剥がす。ロー。ニコリニ前に出ていくが距離を取るテオのパンチを貰う。テオの右ハイヒット。ニコリニ完全にガス欠か。ほぼ立ってるだけのニコリニ。ローをつかもうとしたが、足をもつれさせて倒れる。立たせたテオ。サンドバック状態のニコリニ。ノッてきたテオ。ニコリニタックル。切られると引き込み。スイープを狙うが返せない。立たれた。タイムアップ。

判定3-0でテオ勝利。

ニコリニ、3Rはあまりにも失速しすぎた。