格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.18:第1試合・堀尾竜司 vs. 桜井宇宙

キックルール57kg契約3分3R。

1R終了間際に桜井が飛び膝を効かせるとラッシュ。ゴングに救われる堀尾。

2R。堀尾がコーナーに詰めてパンチを入れるが桜井もカウンターをヒットさせる。手数では堀尾だが桜井もガードしつつ要所でカウンターを返す。

3R。このラウンドも手数を出す堀尾。ボディが効いてきている桜井。コーナーに詰めてパンチのラッシュで防戦一方となり、レフェリーダウンを宣告。ファイティングポーズを取ったが残りの時間も堀尾が攻め続け判定勝ち。

UFC241:メインイベント・ダニエル・コーミエ vs. スティーペ・ミオシッチ

ヘビー級タイトルマッチ5分5R。

昨年7月の再戦。その間、コーミエは11月にデリック・ルイス相手に防衛戦を行い勝利。ミオシッチは試合を行っておらず、ダイレクトでの再戦に。コーミエは40歳の誕生日に引退することを宣言していたが、負傷で試合ができず、引退はなし崩し的になくなったが、負けたらそのまま引退の可能性はある。

ローを入れたコーミエ。ミオシッチもローを返す。またコーミエのロー。コーミエの飛び込んでのジャブがヒット。ワンツー。コーミエパンチからタックル。シングルレッグ。胴を抱えたミオシッチを持ち上げて叩きつけテイクダウン。ハーフで押さえ込む。ガードに戻したミオシッチ。コーミエはインサイドからパウンド。ミオシッチガードで凌ぐ。立ったコーミエ。バックに回ろうとするコーミエにミオシッチはタックル。切って鉄槌を入れるコーミエ。鉄槌連打で動かないミオシッチ。レフェリー止めない。ミオシッチがタックルで両足を掴むが、コーミエは肘でこらえる。ホーン。

1Rコーミエ。

2R。パンチ・膝を出すミオシッチだがコーミエが前に出てパンチを打ち込む。コーミエのパンチが当たる距離に。コーミエの前に出した手がアイポークになったがレフェリー流す。ミオシッチがパンチを入れるがコーミエのパンチも当たる距離。ミオシッチケージに押し込んだ。離れるとようやく遠い間合いからパンチを入れる。しかしまたコーミエが間合いを詰めてパンチの距離に。コーミエのジャブ連打がヒット。ミオシッチも打ち合うがコーミエは効いたそぶりを見せない。消耗してきているのはミオシッチ。ホーン。

2Rもコーミエ。

3R。ミオシッチがシングルレッグを狙ったが切られる。コーミエがどんどん間合いを詰めてパンチの間合いになる。コーミエの間合いで打ち合ってしまうミオシッチ。ケージまで押し込んだミオシッチ。離れた。どんどん出るコーミエ。コーミエのジャブが入る。ミオシッチ組んでボディロック。テイクダウン。が、すぐ立つコーミエ。逆にタックル。ミオシッチ切った。ケージに詰めてパンチを入れるコーミエ。ジャブ、ワンツーがヒット。コーミエが手を出し続ける。ホーン。

3Rもコーミエ。

4R。前に出るミオシッチ。コーミエ、このラウンドは下がってパンチを入れる。ミオシッチ左ボディ。もう一発。盛んに左ボディを打ち込むミオシッチ。しつこく左ボディを入れるミオシッチ。左ボディから右が入りコーミエ効いた!ケージ際でラッシュするミオシッチ。崩れ落ちるコーミエにパウンド連打!KO!

3Rまでずっとコーミエペースだったが、4Rにボディブローを突破口にして逆転勝利。

コーミエは引退については明言せず、ゆっくり考えるとのこと。

UFC241:セミファイナル・アンソニー・ペティス vs. ネイト・ディアス

ウェルター級。

元ライト級王者のペティスはフェザー級に落としたものの、マックス・ホロウェイとのタイトルマッチでは体重オーバーの末にKO負け。ライト級に戻してからは現暫定王者ダスティン・ポイエーとトニー・ファーガソン相手にTKO負けしたが、いずれもファイト・オブ・ザ・ナイトの激戦だった。ウェルター級初戦はトップランカーのスティーブン・トンプソン相手に2RスーパーマンパンチでKO勝ち。

ネイトはマクレガーとの直前出場での対戦でチョークでタップアウト勝ちし、ダイレクトリマッチでは0-2の判定負け。しかしその試合で大金を稼いだことにより、試合から遠ざかっていた。昨年ダスティン・ポイエー戦が組まれたが、ポイエーが負傷欠場すると、代役とは対戦せず試合中止に。今回は3年ぶりの試合。

体格ではネイトが上回る。スイッチしながら出るネイト。ペティスは下がりながらカウンターの右をヒットさせた。また右フックがヒット。間合いを詰めるネイト。パンチを貰ったがそのままケージに押し込み四つに組んだ。ペティス抜けるとボディブロー。今度はペティスが間合いを詰める。パンチから右ハイ。また出たネイトが組んでケージに押し込みパンチ・膝を入れるがペティス抜けた。ペティスの左の蹴りをキャッチしたネイトがそのままタックル。テイクダウン。ペティスギロチンに入るが首を抜いたネイト。ガードから後転して亀になったペティスにパウンド。バックマウント。ペティスが反転しようとするがマウントに。また反転。ネイトバックマウント。しかし時間がない。ホーン。

1Rネイト。

2R。カーフキックの足が引っかかりスリップダウンしたペティス。すぐ立つがネイトが間合いを詰めて押し込む。しかし抜けて離れたペティス。手が出なくなったネイト。ペティスが距離を取りパンチを入れていく。ネイトまた前に出る。ケージに詰める。ネイトは逃れて距離を取るが、プレッシャーを掛けられ下がる。ケージに詰められ背中を向けたペティス。ネイトがバックを取りグラウンドに持ち込むが、ペティスはガードを取ると立つ。ネイトまたケージに押し込み打撃を入れていく。密着した状態での打撃はネイト。ペティスは間合いをとって打撃を入れようとするが、ネイトにケージに詰められ膝・パンチをもらう。ペティス肘で引き剥がしたがすぐに間合いを詰めるネイト。手を出し続ける。ペティス打たれてホーン。

2Rネイト。

3R。出てくるネイトにパンチを入れるペティスだがすぐにケージまで押し込まれ打撃で削られる。離れてパンチを出すペティスだが消耗している。ネイトは逆にパンチが強くなってきた。膝。スタンドで背中を見せたペティス。パンチを受けてしゃがみこむ。パウンドを打ち込むネイト。なんとかガードを取るペティスだがさらにパウンド。バックに付いたネイトがバックマウント。ペティス反転。上になったペティスだがネイトが下からさかんに仕掛けるのを密着して防ぐのが精一杯。ネイトオモプラッタ。早めに対応して脱出したペティスがバックに回るが、股下から抜けられまた下に。ネイトがまたバックマウント。ネイトのチョークを凌いで反転したペティス。今度は三角。ペティスさばいて抜けたがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でネイト勝利。

試合後のインタビューではホルヘ・マスヴィダルとやりたいとコメント。

UFC241:第10試合・ヨエル・ロメロ vs. パウロ・コスタ

ミドル級。ロメロ2位、コスタ7位。

UFC参戦以来8連勝でロバート・ウィテカーとの王座決定戦で対戦したロメロだが、激戦の末に判定負けでタイトル獲得ならず。ウィテカー vs. ロックホールドのタイトルマッチがウィテカーの欠場によりロックホールドとの暫定王座決定戦になったが、今度は体重オーバーで、KO勝ちしたがタイトル獲得ならず。それでも正王者ウィテカーのタイトルへの挑戦が決まると、またも体重オーバー。勝ってもタイトル獲得できない条件で試合を行い、パンチを効かせる場面もあったがスプリット判定負け。負傷もあり1年2ヶ月ぶりの試合で、現UFC契約選手ではアンデウソンに次ぐ2番目の年長42歳。

コスタは全試合1RフィニッシュでUFCと契約すると、UFCでも4試合全KO勝ち。ロメロ戦は昨年11月にロメロ戦が組まれていたが、ロメロが負傷欠場し流れている。こちらも前回の試合から1年1ヶ月ぶりの試合。

プレスするコスタ。ロメロの左フックがかすめてよろけるコスタ。ロメロタックル。受け止めて離れるコスタ。プレッシャーをかけられケージを背負うロメロ。パンチを打ち込むがロメロのカウンターをもらい尻もち!しかしロメロが上を取ろうとすると逃れて立った。またプレスするコスタ。ケージに詰めてパンチを打ち込む。大振りのパンチが空振り。ロメロは前蹴り、バックブローを放つがケージ際から抜けられない。ボデ費を打ち込むコスタ。パンチのラッシュ。ロメロようやくケージ際から逃れると飛び膝から逆にラッシュで出る。凌いだコスタが膝を出したがローブローに。タイムストップ。再開。すぐまた間合いを詰めるコスタ。ロメロのタックルを切ってパウンドを入れるコスタ。消耗しているロメロ。またケージに詰めてラッシュ。ボディを打つ。コスタのボディブローにカウンターを合わせるロメロ。疲れている。コスタが追いかけてパンチを入れるがホーン。

1Rコスタ。

2Rもどんどん出ていくコスタ。ロー。ミドル。左ボディ。すべてがハードヒット。ロメロまたケージまで下がる。ラッシュするコスタだがロメロ凌いだ。ロメロは下がりながらだがジャブの手数を増やして凌ぐ。ロメロ、消耗はあるが手数は逆に増やしている。コスタも攻め疲れがあるのか手数が減った。右フックがヒットしたがロメロは舌を出して効いていないとアピール。パンチを貰うたびに舌を出すロメロ。残りわずかでタックル。テイクダウン。ホーン。

2Rはジャブの手数でロメロ。

3R。スイッチしながらジャブを出すロメロ。コスタまた前に出ていくが、ロメロはクリンチアッパーをヒットさせる。コスタ右ミドル。強打のコスタに対しロメロはジャブの手数。ロメロのアイポークがありタイムストップ。逆に休めたロメロ。ボディブローを入れるコスタ。しかしロメロは強打ではないが連打を入れる。コスタが逆に後退。ケージまで押し込んでパンチを打ち込む。両者腕を背中に回し挑発。クリンチアッパーを入れるロメロ。ケージまで押し込んだがロメロ自ら中央に戻る。コスタの右ハイがヒットするがロメロキャッチしてパンチを打ち込む。残り15秒でロメロが大内テイクダウン。しかしすぐ立ったコスタ。タイムアップ。

三者29-28でコスタ勝利。微妙だったが2Rコスタか。

観客は後半盛り返したロメロびいきなのかブーイングが送られるが、どちらが勝ってもおかしくなかった。コスタはこれでランキングトップ5入りは確実で、タイトル挑戦圏内に。

UFC241:第9試合・ガブリエル・ベニテス vs. ソディック・ユサフ

フェザー級

メキシコ系の多いカリフォルニアでの試合となるメキシカンのベニテス。ボクシングバックボーンでUFC5勝2敗。ギロチンでの勝利が多い。前回は腕十字をしかけられたところで持ち上げて叩きつけてのKO勝ち。

ナイジェリア出身のユサフはUFCデビューから2連勝中。UFC初戦はKO勝ち。2戦目も3Rにパンチでダウンを奪い、仕留めきれなかったものの判定で勝利している。試合後にはクロン・グレイシーとの対戦をアピールしていたが、UFC2勝程度ではランカーとの対戦は組まれず。

どんどん間合いを詰めていくユサフ。ベニテス後退。下がりながらローを入れるベニテス。ユサフがハイをヒット。ベニテスも打ち返す。ベニテスのジャブが入りぐらついたユサフ。ベニテスが一転前に出てパンチを打ち込む。ユサフなんとか凌いだが前進をやめて後退。しかしカウンターの右フックがアゴを打ち抜きベニテスがダウン!パウンド!レフェリーハーブ・ディーン様子見していたが、連打をもらうベニテスを見て止めた。

UFC241:第8試合・デレク・ブランソン vs. イアン・ハイニッシュ

ミドル級。ブランソン8位、ハイニッシュ10位。

レスリング・チアリーディングがバックボーンのブランソン。ジャカレイとアデサニヤというトップファイターに連続1RKO負けしていたが、前回は距離をとってアウトボクシングするだけのエリアス・テオドロウに組んでテイクダウンを奪って判定勝ち。なお、テオドロウはこの試合を最後にUFCからリリースされている。

ハイニッシュは昨年夏のコンテンダーシリーズで勝利すると、代役でUFCデビューし、TUFブラジルウィナーで中堅のシーザー・フェレイラに判定勝ち。2戦目はランカーのアントニオ・カーロス・ジュニオールと組まれ、グラップラージュニオールに1Rはテイクダウンを奪われたが、2R以降スタミナ切れしたジュニオールからグラウンドで上になりパウンドを入れて判定勝ち。2戦目にしてランキング入りを果たした。

ハイニッシュいきなり突っ込んでパンチをヒットさせる。ぐらついたブランソンにハイキックがヒット!しかしブランソンタックルでボディロック。が、ハイニッシュ腰が重く倒されない。ケージを背負うと肘を入れて引き剥がした。打撃で出るハイニッシュ。飛び込んで右。前蹴り。ブランソンの蹴りにタックルを仕掛けたが切られた。ブランソンシングルレッグ。ハイニッシュは片足でこらえながらパンチを入れる。離れた。残り時間わずかでブランソンタックル。スタンドでバックに回ったが倒せず。離れ際にパンチを入れた。ホーン。

1Rハイニッシュ。

2R。ブランソンのパンチをもらい効いたハイニッシュ。タックルでしのごうとするが切られる。ブランソンちょっと余裕が出てきたか。またパンチを入れぐらつく。またタックルに入るハイニッシュだが切ったブランソンがバックに回る。パウンドを打ち込む。ハイニッシュ立って離れた。口が半開きのハイニッシュ。前には出るがパンチの勢いがない。ハイニッシュタックル。また切られる。それでも出ていくハイニッシュ。ホーン。

2Rブランソン。

3R。ハイニッシュ少し勢いが戻ってきた。ブランソンシングルレッグ。切れずに倒されたハイニッシュだが、スクランブルで立つ。ハイニッシュがタックルで飛び込んだが切られる。パンチが手打ち。ブランソン組んでボディロックしテイクダウン。しかし振りほどいて立った。スピードがなくなっているハイニッシュだが、ブランソンも動きが落ちている。ガードが完全に下がっているハイニッシュ。パンチの打ち終わりにブランソンの左をもらう。左ミドル。ハイニッシュ前に出るが手が出ず打撃をもらうだけになってる。ブランソンが距離を取りながらパンチを入れていく。ブランソンのタックルは切ったがタイムアップ。

判定三者29-28でブランソン勝利。

1Rは良かったハイニッシュだが、2R以降パンチを当てたブランソンに対し、ハイニッシュは失速。

UFC241:第7試合・デボンテ・スミス vs. カーマ・ワーシー

ライト級。

MMA10勝1敗で、全試合がフィニッシュ決着のスミス。10勝のうちKOが9つあり、UFCでの2戦もジュリアン・エロサとマ・ドンヒョンに1RKO勝ち。

ワーシーはジョン・マクデッシの代役のクレイ・コレルドの代役。出場が決まったのがわずか4日前。32歳で14勝6敗。直近では5連勝中だが、直前の代役でなければUFC参戦は難しかったのではないかと思わせる戦績。

ブーイングが飛ぶ静かな打撃戦の展開から、パンチで出たスミスに右をヒットさせたワーシー。スミスダウン!すかさず鉄槌連打。レフェリーストップ!

緊急出場のワーシーがまさかのアップセット1RKO勝利。

UFC241:第6試合・ハファエル・アスンサオ vs. コーリー・サンドヘイゲン

バンタム級。3位アスンサオ、9位サンドヘイゲン。

ランカー同士の試合だが、主にアスンサオの地味さのためかプレリム送りに。アスンサオは過去13戦で11勝2敗とハイアベレージ。敗れた相手はともに遠くない時期にタイトル戦を行っており、その試合で勝っていれば、タイトル挑戦の権利もアスンサオに渡っていたかもしれなかった。前回、マルロン・モラエスに敗れたことで、もうタイトル挑戦のチャンスは回ってこないかと思われたが、まだランキングは3位。チャンスがないとは言い切れない。

37歳のアスンサオがなかなかチャンスが与えられないのに対し、27歳のサンドヘイゲンはUFC5戦目でランキング3位との対戦が組まれ、勝てばタイトル挑戦の可能性も出てくる。キックの世界王者で、UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利。前回は体重オーバーさえなければとっくにタイトルに挑戦していたと言われるジョン・リネカー相手に接戦の末スプリット判定勝ちしている。

ジャブで距離を測りつつ間合いを詰めるサンドヘイゲン。ボディブロー。圧されてケージまで下がるアスンサオだが四つに組んだ。しかしサンドヘイゲンにケージに押し込まれる。離れた。プレスし続けて打撃を入れるサンドヘイゲン。ホーン。

1Rサンドヘイゲン。

2R。プレスを強めるサンドヘイゲンだが、アスンサオがローに合わせてタックルからバックに回る。そのまま引き込みバックを狙ったものの、サンドヘイゲンが向き直り上に。立ち上がろうとしたアスンサオから逆にバックを狙う体勢へ。上になろうとしたところでアスンサオがバックを取る。サンドヘイゲンはキムラを取り後方に投げる。アスンサオのハーフバックの体勢だがまた向き直り上になったサンドヘイゲン。回転し上を取ろうとしたサンドヘイゲンに下から足ごとオモプラッタの体勢になっているアスンサオ。ホーン。

2Rサンドヘイゲン。組みの展開になっても一方的ではない。

3R。パンチでプレスするサンドヘイゲン。ボディブロー。ロー。アスンサオ手が出ない。タックル。バックを狙ったが立って振りほどくサンドヘイゲン。またパンチを打ち込む。アスンサオタックル。テイクダウンするが押さえ込むには至らない。またタックルでスタンドでバックに。バックを取られた体勢からキムラを狙うサンドヘイゲンを投げたが、また押さえ込めずに立たれた。残り30秒。サンドヘイゲン飛び膝。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でサンドヘイゲンがランキング3位アスンサオに完勝。組んでもアスンサオ相手に互角に戦えるところを見せた。

UFC241:第5試合・クリストス・ジアゴス vs. ドラッカー・クロース

ライト級。

レスリングがバックボーンのジアゴスはUFC出戻り初戦はチャールズ・オリヴェイラに一本負けしたが、2戦目は廣田瑞人にパンチでぐらつかせ、テイクダウンからのパウンドで攻めて完勝。3戦目もデンマークのダミア・ハゾヴィッチからテイクダウンを奪い連勝している。

クロースも同じくレスリングがバックボーンでUFC戦績は4勝1敗。負けた相手はデイヴィッド・ティーマー。5戦全てが判定決着となっている。前回はボビー・グリーン相手にローを効かせての判定勝ち。

間合いを詰めるクロースだが、ジアゴスは入ってくるところにパンチ連打を入れる。四つに組んだクロース。ジアゴスはケージに押し込む。離れた。また四つに組むクロースだがジアゴスがケージに押し込んでボディロック。膝。また離れた。パンチを入れていくジアゴス。クロースが前に出て組んで押し込む。離れる。残りわずかでクロースがパンチをヒットさせた。ホーン。

1Rジアゴス。

2R。パンチをヒットさせたクロースだがジアゴスが組んでテイクダウン。バックを取らせて立ったクロース。正対。シングルレッグに切り替えたジアゴスがテイクダウン。パスしてサイド。亀になったクロースからバックマウント。パウンドを入れるとチョーク!アゴの上。自ら外して取り直すジアゴスだがまた入らず。尻を浮かせて前に落とそうとするクロース。股下から抜けた。パンチで出るクロースにジアゴスのパンチが入る。アッパーを入れるクロース。ジアゴス後退。追いかけてパンチを入れるとジアゴスは逃げ気味のタックル。切られて引き込むとパウンドをもらう。ジアゴススタミナ切れか。立ったがまた倒されたジアゴス。下から抱えて凌ぐジアゴスにパウンド。凌ぐだけのジアゴス。ホーン。

2Rクロース。

3R。カーフキックを入れるジアゴス。ガス欠気味のジアゴスもパンチを打ち込んでいく。クロースタックルへ。抱え上げて後方に投げテイクダウン。亀になり立ったジアゴス。残りわずか。クロースも疲れているのか手が出ない。ジアゴスが最後の力を振り絞りパンチを入れる。タイムアップ。

三者29-28でクロース勝利。

アゴスは後半スタミナ切れして逆転負け。

UFC241:第4試合・マニー・バミューデス vs. ケイシー・ケニー

140ポンド契約。本来はバンタム級契約だったが、UFCが計量前日に140ポンド契約に変更。両選手が同意してキャッチウェイトに。バミューデスが前回バンタム級で計量をクリアできなかったことが原因と思われる。

"バミューデス・トライアングル”の異名を持つ三角使いのバミューデス。バンタム級ながらリーチの長さは184cm。MMA14戦全勝で、11試合が一本勝ち。UFCでの直近2戦を含め、1R勝利が10回ある。UFCではトレードマークの三角絞めに加え、ギロチンでも2勝している。

相手のケニーはもともとフライ級の選手だが、UFCデビューとなった前回のレイ・ボーグ戦もボーグが体重オーバーしてキャッチウェイトになっており、UFCではバンタムどころかさらに上の契約体重でしか戦っていない。ボーグとのUFCデビュー戦はボーグにテイクダウンを7度も奪われたものの、押さえ込まれることなく打撃のヒット数で上回りスプリット判定勝ち。

プレスしてパンチを入れるバミューデス。ケニーはスイッチハイキックを入れる。しかしバミューデスがボディロックしテイクダウン。倒されたケニーだが膝十字へ。上半身を押さえ込んで外したバミューデス。ケニーのガード。足で距離を作り立ったケニー。投げてテイクダウン。今度はバミューデスのガード。パスしたケニー。サイド。下から足を絡めて逆ハーフにしたバミューデス。二重絡みからバックを狙う。ケニーもバックには回らせないが立った。残り30秒。ケニーがパンチで出る。ホーン。

上になっていても特に有効な攻撃はなかったが、時間の長さでケニーのラウンドか。

2R。前に出て組み付いたバミューデス。ボディロックから投げてテイクダウン。上からケニーの左腕に足を絡めてオモプラッタに近い体勢となるが、ケニーはケージを蹴って上下を入れ替えた。ハーフ。バミューデスが体を起こしてバックに回ろうとすると、ケニーは半身のバミューデスにチョーク狙い。向き直って外したバミューデス。ハーフ。ケニーパウンドからパスしてサイド。サイドから鉄槌を入れると亀になるバミューデス。バックマウントを狙うケニーだが足のフックができず股下から逃げられた。パンチで出るバミューデス。ケニー疲れたか?ふらつき気味。バミューデスがボディロックするとテイクダウン。ハーフバックからチョークを狙うが前に落とされた。ホーン。

2Rも微妙。ややバミューデスか。

3R。プレスしていくバミューデス。パンチを打ち込む。ステップで距離を取るケニー。追いかけてくるバミューデスにワンツーを入れた。しかしバミューデスのパンチ連打をもらい後退。バミューデスも疲れからか、攻めが雑。組み付くがケニーがボディロックしテイクダウン。サイド。しかしケージを蹴って上下を入れ替えたバミューデス。サイド。マウントに。ハーフにしたケニーだがバミューデスギロチン。外れた。肩固めを狙うが入れず。残り1分。バミューデスパウンド。サイドからキムラ狙い。スイープしようとしたケニーだが、返させずに逆にマウントを取るバミューデス。タイムアップ。

UFCで初めてフィニッシュできなかったバミューデス。3Rは間違いなく取ったが、1,2Rが微妙。

判定三者29-28でケニー勝利。

ちゃんと体重を落とせなかったせいかスタミナ切れが早く、そのためか攻めが雑だったバミューデス。MMA初黒星。

UFC241:第3試合・ハンナ・サイファーズ vs. ジョディー・エスキベル

女子ストロー級

サイファーズはUFCデビュー戦は足関を狙いに行ったところにパウンドラッシュをもらって負けるという一昔前のフットロッカーの負け方だったが、2戦目は先週のウルグアイ大会で秒殺一本負けしてUFC3連敗となったポリアナ・ヴィアナに打撃で打ち勝ってスプリット判定勝ち。

ボクシングバックボーンのエスキベルは現在UFC3連敗中。UFC2連敗した後、ジェシカ・ペネとの対戦はペネが体重オーバーした上に、当日に負傷欠場。4月に仕切り直しで組まれたが、試合10日前にまたペネが欠場。代役のアンジェラ・ヒルと対戦し、手を出してもヒットしない展開が続いて判定負け。相手(主にペネ)の直前の欠場が相次いだためか、珍しい4度目のチャンスが与えられている。

打撃戦。エスキベルがタックルに入るが切られる。エスキベル、リーチが短くパンチの間合いに入れず。サイファーズの打撃を下がってかわすが自分の打撃もとどかない。エスキベルタックル。また切られパンチを入れられる。ローを入れていくサイファーズ。エスキベルまたタックル。今度は切れなかったが、すぐに立ち押さえ込ませないサイファーズ。ホーン。

1Rサイファーズ。

2R。間合いの外から飛び込むフェイントを見せるエスキベル。サイファーズはカウンターを狙っていく。パンチ、カーフキックを入れるサイファーズだが、エスキベルがタックル。ようやくテイクダウン成功。ガードのサイファーズに密着したままパウンドを入れるエスキベルだが、レフェリーまた早いブレイク。エスキベルまたタックルでケージに押し込む。テイクダウンしたがサイファーズが下から三角。腕十字へ。外したがまた三角から今度はオモプラッタに移行。前転して脱出したエスキベルだがサイファーズは立ち上がることに成功。残り40秒。お互い間合いに入らないのは自分がこのラウンドを取ったと思ったからか?ホーン。

2Rもサイファーズ。

3R。また間合いを取るエスキベル。飛び込んでの打撃を狙いつつタックルへ。テイクダウン成功。サイファーズはガードを取る。インサイドからパウンドを入れていくエスキベルだがまた謎のブレイク。攻めていてもブレイクがかかるのか。パンチからミドルを入れるサイファーズ。エスキベルは距離を取るが勝ってる計算か?タックルに来たところにカウンターの打撃を入れるサイファーズ。残りわずかでまたタックル。倒したが、その勢いを利用して上下を入れ替えたサイファーズ。タイムアップ。

30-28、30-27×2の3-0でサイファーズ勝利。1人は僅差で10-10のラウンドをつけたのか。

エスキベルは納得しているようだが、判定で不利だとわかっているなら2Rや3Rの終わりにもっと攻めるべきだった。