格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

格通から

ミニ情報を二つ。
佐伯代表は、DEEPの海外興行について、アジア、暑い、楽しい国というヒントを。タイか?あるいは以前PRIDEブームがあったインドネシア
ホジェリオはインタビューで「ボクシングで北京五輪を目指す」ことを宣言。ただし、UFCからオファーがあり、年内にはMMAに戻るとのことで、総合とは両立させるつもりらしい。

★CAGE FORCE結果

MMA THE ORANGEさんより。
http://blog.livedoor.jp/suck_me_disco/archives/51037596.html
ウェルター級トーナメントは、パンクラスの現王者&暫定王者を一回戦で下したダン・ハーディ吉田善行がともにアップセットで決勝進出。特に吉田は修斗ではノーランカーだが、世界4位・環太平洋1位の菊地を破る大金星。
休憩中には北岡が12月のCAGE FORCE参戦を発表。北岡は一昨日の記者会見で「世界を目指す」「ヒジ打ちの練習もする」とUFC進出をほのめかしており、「その前に日本の他団体で1試合やる」とも言っていたので、CAGE FORCE参戦は自然な流れではあったが、わずか1日で参戦が決定になったのは驚いた(事前に決まっていたものではないだろう)。元々パンクラス慧舟會の関係は悪くなく、北岡なら十分参戦資格もあるからすぐ決まったのかもしれない。
しかし北岡は何級を狙っているのだろうか。通常体重は80kg台前半だが、プロとして最も軽い体重で試合に出たのは4月のファブリシオモンテイロ戦の73kg。身長的にはまだ落とせそうだが、本人は以前70kgはきついとも言っている。ウェルター級となると、パンクラスのリミットより約2kgも重くなり、ただでさえ身体が小さい北岡にとっては厳しい条件となるが。
しかし、今「優勝者をUFCに送り込む」という設定でウェルター級トーナメントをやっているのに、トーナメントに出ない北岡があっさりUFCに出てしまったら、他の選手は納得いかないのでは。ケージフォースルートではなくパンクラスルートでの参戦になるかもしれないが、以前はUFCと交流があったものの現在はボードッグと提携中のパンクラス。海外でも「全方位外交」が通用するか疑問だが。北岡は自分で道を開かなければ行けないかもしれない。
しかし、UFCウェルター級は「神の階級」と言われるほど層が厚いが、日本人でもこの階級を目指す選手が多すぎる。現在参戦中の弘中・K太郎。参戦が噂されるマッハ、長南。ウェルター級トーナメントに勝ち残っている吉田。GONKAKUでは郷野・三崎のグラバカ勢も「UFCに出るなら77kg」というような発言をしていた。さらに「PRIDEに言われたら」という条件付きで青木(77kgでも70kgでもどちらでも行けるらしいが)、そして北岡。ただでさえ層の厚い階級で、これだけの日本人選手が全員は入り込む余地はないだろう。アメリカのファンからは戦績が良くない日本人選手を出すことに批判的な意見(もっとトップ選手を出せという意見)もある。できれば日本でUFCゲート的な選抜試合を組んでもらいたいところ。このメンバーが直接対決するなら元気がない日本の総合も活性化できる。しかしケージフォースがそれをやるのは政治的に難しいか?休止中のPRIDEがあればその受け皿になれたかもしれないが・・・。