格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★アレッシオ・サカラvsヒューストン・アレキサンダー

ライトヘビー級。サカラは前回ロンドン大会に続いて登場。サカラはブラジルで修行しているため(ノゲイラのスパーリングパートナーだった)か、イタリア人なのにどことなくブラジル人っぽい。
金網際で飛び膝を放つアレキ、サカラのアゴにクリーンヒットし仰向けにダウン。インサイドからアレキがパウンド連打。膝でのダメージが大きく防戦一方になりレフェリーストップ。

★マーカス・デイビスvsポール・テイラー

ウェルター級。地元のテイラーはUFC70に続き連続参戦。デイビスは69以来の本戦出場。
キックチャンピオンのテイラーに対し、デイビスはすぐタックル。金網に押しつけるが突き放すテイラー。パンチの打ち合い。デイビスは互角に打ち合っていたが、テイラーの右ハイがヒット。ダウン。パウンドでフィニッシュを狙うテイラー。デイビスはハーフでなんとか凌ぐ。金網際に持ってきたテイラーは立ち上がってパンチ。デイビスも立ち上がり脱出。両足テイクダウン成功。パスを狙っていく。サイドへ。サイドからパンチ・肘を落とす。マウントへ移行。パンチラッシュ。残り1分、テイラーはブリッジで反転するが、返された瞬間にデイビスは下から十字。テイラータップ。デイビス逆転勝ち。なかなか激しい好勝負だった。

★ミルコ・クロコップvsチーク・コンゴ

なんかUFCのテーマ曲が変だ。アレンジバージョン?煽りVで、コンゴは英語で喋っているのに字幕が出てる。
いつものミルコのテーマで入場。回線トラブル発生中・・・試合はちゃんと見られるといいが。画面がとぎれとぎれになってる。止まりそう。ブルーバックになった・・・。これから試合開始だというのに。なんとか始まってるけど画面がおかしい。ぜんぜんわからない。回線トラブルというか、ロンドンからの衛星中継そのもののトラブルかも。打撃戦が続いている模様。金網に押しつけらているミルコ。ブレイクがかかる。ローをキャッチしてテイクダウンしたミルコ、ハーフにして金網際に持ってくる。ボディパンチをうちつつマウントを狙う。コンゴは下からしがみつき。マウント。しかしまた画面がストップ・ドント・ムーブ・・・。ミルコマウントパンチ。残りわずか。コンゴが返したところでブザー。画面のトラブルが続いている。インターバル間に復旧?
2R。コンゴはミルコ相手に堂々と打ち合ってる。下がるミルコ。前に出るコンゴコンゴが一方的に攻めている。ミルコもミドルから前に出る。組み合った。ミルコがフロントチョークを狙うとコンゴはテイクダウン。サイドを奪う。画面が止まる・・・。再開。ガードに戻ってる。ミルコはオープンガード。腰のあたりに足を置いて、距離を取りパウンド・肘をもらわないようにしている。コンゴがパンチを落とすがクリーンヒットはなし。スクート。しかしまたガードの中に戻るコンゴ。蹴り離すミルコ。スタンドに戻した。すかさず組み付くコンゴ、金網に押しつける。残り1分。口を開けて苦しそうなミルコ。両差しで体を入れ替える。しかし残り30秒。ブレイクがかかる。コンゴ首相撲からボディにヒザ連打。嫌がって離すミルコ。ブザー。
今回もミルコ苦戦の模様。ここまではおそらく19-19のイーブンか。
プレッシャーをかけていくミルコだが、コンゴもローから前に出て金網に押しつける。ヒザ連打が急所に入りストップ。苦しそうなミルコ。再開。コンゴがミドル・パンチで攻める。金網際に押し込む。コンゴモモカン。ブレイク。かかと落としを見せるミルコ。しかしまた金網際に押し込まれる。苦しそうな表情。コンゴが膝を入れているがブレイク。前に出るミルコ。コンゴがパンチから首相撲の膝。またコンゴが金網に押しつけ膝。ブザー。
ミルコ負けたかも・・・。急所膝は減点がなかったのだろうか。1Rミルコ(多分)、2,3Rコンゴか。判定待ちでコンゴが勝利アピール。ミルコはイスに座って治療を受けている。
判定。三者29-28でコンゴ勝利。ミルコ連敗。ストライカーのコンゴにスタンドでも押されていた。ハント戦のような弱々しいミルコだった。もう金網のミルコはダメと言われてもしかたがない。

★アンソニー・トーレスvsジェス・リヨーダン

時間調整のため前座マッチ中継。地元ロンドン生まれのリヨーダンはチーム・クエストでトレーニングしているらしい。ウェルター級。
打撃・組み合う・離れるの繰り返し。ややとー連巣のパンチが当たるが、リヨーダンのパンチがまとめて顔面に入りトーレスダウン。なんとか立ち上がる。再び打撃戦でリヨーダンのパンチがヒット、トーレスダウン。顔面にパンチラッシュでレフェリーストップ。リヨーダン勝利。
ヨーダンは一昨年のD.O.G.で門馬と対戦し1R腕十字で敗れたジェス・“ジョーカー”・リアウディンだった。2年たっているのでそれから実力を増したのか。あるいはこのレベルなら日本勢も通用するのか。

★マイケル・ビスピンvsマット・ハミル

中継トラブルはミルコ戦以後なし。地元のヒーロー・ビスピン登場に沸く場内。ライトヘビー級。会場的にはこっちがメインか?
ハミルのパンチがヒットする。地元のビスピン相手にのびのびと戦う。ビスピンはやや堅いか。パンチで押される。ビスピン劣勢。ハミルやりたい放題。パンチもばしばしヒットする。ビスピンも終盤パンチで攻め込む場面を見せる。しかし1Rは完全にハミルのラウンド。プレッシャーをかけていくハミル。ビスピンのローをキャッチしてテイクダウン。ビスピンはラバーガード。ハミルがパス、ビスピンは亀から立ち上がりスタンドに戻す。ハミル、胴タックルからテイクダウン。ビスピンは立ち上がるが、がぶりで首をホールドされた状態からパンチを入れられる。2R終了。やはりハミルのラウンド。
3R。ハミルがテイクダウンしビスピンのガード。金網に寄りかかって立ちあがる。後がないビスピン。またテイクダウンされる。残り30秒で立ち上がる。しかし打ち負けてしまう。ブザー。
ビスピン、良いところまるでなし。地元なのに借りてきた猫のようだった。手を挙げてアピールしているが・・・。えっ、ビスピンに1ポイント?判定2-1でビスピン勝利。マジで?どこでポイントが入ったか全くわからないのに2Rもビスピンに入れるって・・・。
SherdogのPlay-by-Playだと2,3Rはビスピンがとったと見ている。まあ3Rは多少微妙ではあったが。
見直してみたが、2,3Rビスピンも全く有りえない判定ではなかった。ハミルは2Rにスタミナが切れていて、スタンドでプレッシャーはかけるものの手が出ない。対するビスピンは手だけは出している。が、それもハミルに比べたらの話でクリーンヒットはない。としたら2,3Rともにテイクダウンを奪ったハミルにポイントというのが妥当だろう(ハミルに入れたジャッジはフルマークをつけている)。まあ普通のホームタウン・デジジョンか。

★クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンvsダン・ヘンダーソン

このままメインのようです。
ダンヘンはベルト無しで入場。ジャクソンもベルト無し・・・セコンドが持ってた。
パンチで前に出るジャクソン。組んで金網に押しつける。ももに膝。ダンヘン、体を入れ替える。ボディへパンチ。離れる。パンチから組み付いたダンヘン。バックを取り、足払いでテイクダウン。サイドに。脇に膝を入れる。肘を落とすダンヘン。ジャクソン脱出。また金網に押しつけるダンヘン。ジャクソンは首相撲から膝。ダンヘンのフック連打。今度はジャクソンが押しつける形。ブザー。
ダンヘン、かなりコンディションが良さそう。1Rは若干ダンヘンか。
プレッシャーをかけていくジャクソン。ジャクソン慎重。組み合ってからダンヘンが外掛けテイクダウン。サイドについた。脇腹に膝。ポジションは取っているがやや攻め手がないダンヘン。顔面にパンチを落とす。ジャクソン脱出、スタンドへ。ダンヘンがテイクダウンを狙うが、堪えたジャクソンが上に。今度はジャクソンがサイド。返そうとするダンヘン。ジャクソンのパウンド。脇腹にヒジを入れる。ハーフ。ダンヘンが蹴り離したところでブザー。
静かな試合。アメリカでやっていれば盛り上がりも違うだろうが。ダンヘンは真っ向から戦えている。ここまではイーブンか。
パンチの打ち合い。ダンヘンはうまくガードしている。膝を入れるが、それをキャッチしたジャクソンがテイクダウン。サイド。ダンヘン、半身になって立ち上がろうとする。下から腕を取る。アームロック狙い。抜くジャクソン。しかしまた腕を取る。キムラ。極めたままポジションを返す。ダンヘンが上に。しかしアームロックははずれる。残り1分。ハーフで押さえ込んでいるダンヘン。金網際でマウント。ジャクソン亀から立ち上がる。ダンヘンが離れ際にアッパーを放つ。ブザー。
このラウンドは難しいがダンヘンか。非常に静かな試合。ジャクソンも勢いがない。やりにくいのか、動きをセーブしているのか。
ジャクソンの大振りのフック連打がヒット、膝を着くダンヘン。ジャクソン上に。ダンヘンは下から十字。一回抜いたが、また捕らえる。が、また抜いてサイドにつく。ダンヘン、亀に。またガードに戻る。ダンヘンは下からまたキムラ。抜ける。細かいパンチを入れるジャクソン。ハーフ。ブレイクがかかる。
残り1分。ジャクソンがパンチ連打。ダンヘンも返す。見合い。ブザー。
ここまではおそらくイーブン。二人とも慎重なのでまだ余力はありそう。さすがに疲れはあるだろうが。
パンチの打ち合い。組んで金網に押し込むジャクソン。ジャクソンが膝を狙うと離れ際にパンチの打ち合い。両者慎重。ジャクソンがパンチラッシュ。ダンヘン、残り2分でテイクダウン。あっさり倒れるジャクソン。疲れがきているか。インサイドからこつこつパンチを入れるダンヘン。立ち上がろうとするジャクソン。立った。ダンヘンはバックに。テイクダウンを狙うがジャクソンは堪えて膝。逆に上を取る。パンチ・肘を入れるが、ダンヘンも立ち上がる。最後はジャクソンがパンチを入れたところでブザー。
5Rは微妙だが、最後の最後に攻めたジャクソンが印象で取ったか?
判定。48-47、49-46×2、ユナニマス・デジジョン。スティル・UFCライトヘビー級王者・ジャクソン勝利。
勝ちはしたが苦戦した。下からの攻めには相変わらず弱さを露呈。まだまだ付け入る隙はありそう。ダンヘンは健闘。これだけできればライトヘビーでもやっていけそうだが、相性の良さもあったか。
その他の試合。
○グレイソン・チバウ(判定)テリー・エティン×
×トマス・ドルウァル(2R、TKO)チアゴ・シウバ
×小谷直之(2RKO)デニス・シバー○
小谷連敗で次は厳しくなったか。チアゴ・シウバは2連続一本勝ちで、次は中継に乗りそう。
最初の2試合は良かったのだが、メインから3試合がグダグダ判定でいまいちだった。選手層は厚いが、全盛期のPRIDEと比べると月イチでやっている上に選手の試合数も少ない(年2,3試合)ため、ややクオリティで落ちる。トップ選手同士の対戦がもっと見たい。

★吉田、PRIDEに文書で回答要求

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/pride/headlines/20070909-00000035-spnavi-fight.html

吉田の所属事務所「J−ROCK」の國保尊弘社長は「本人の意思とファンの声が一致するなら、希望としては年内に試合をさせたい。本人もいろいろと迷っているようだ」と述べ、週明けにもPRIDEの主催者側に対して年内に試合開催のメドが立つのかどうか問い合わせる文書を送ることを明かした。その上で、國保社長は「PRIDEからの回答を待ち、年内に試合がない場合は契約をリリースしてほしい。他団体への参戦はその辺をきっちりとしてからになる」と語り、今後の吉田の動向について引き続き模索していく考えを示した。

文書を送る時点で、開催するという回答がないことを想定しているのでは。
UFC終了後の記者会見では、PRIDEミドル級タイトルがどうなるかもはっきりするだろうし、そろそろ全てに決着が付く時か。