格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★戦極第十陣リアルタイム速報

PPV開始。まだ客席はガラガラ。コミュアリは片面が高い壁(たまアリとの仕切り)になっている。解説は吉田と郷野。KOされて頭の回転が良くなりシャベリも良くなったという郷野。
戦極は毎回開始時間からイベント開始までなぜか10分のインターバルがある。PPVの煽りダベリタイムなのかもしれないが、開始時間の前にやってくれないだろうか。毎回イベントのテンポが悪く時間がかかりすぎているので。
全選手入場。会場の片側に窓があるので、まだ会場の中が明るい。閉められないのかな。

★真騎士vs山田哲也

山田のセコンドには渋谷修身。真騎士のセコンドは小見川・タシーロ。頭一つ大きい山田。フェザー級では減量が相当きつかっただろう。
いきなり飛び込んだ真騎士。しかし山田がスタンドでバックを取り飛びつく。チョーク狙い。正対した真騎士に腕十字。真騎士は持ち上げてバスターで外しパウンド。ガードを取る山田。ラバーガード。真騎士は離れて距離を取りブレイク。
山田のハイをくぐった真騎士だが、山田は足に絡みついて足関狙い。すぐ抜いて上になる真騎士。立ち上がる真騎士のバックを取ろうとするが落ちる。ブレイク。飛び込んで引き込む山田。真騎士は密着したまま鉄槌・ボディブロー。残り30秒。山田の三角狙いをバスターで外す。ガードのままゴング。
1Rはまあイーブンか。山田は引き込み気味にグラウンドに持ち込む動きが多い。今のところは上手く行っている。
真騎士が前に出ると後方に倒れて引き込む山田。真騎士はパウンド。ガードで凌ぐ山田。十字を抜いた真騎士が上四方に移行し膝を顔面に入れる。山田が上半身をリング外に出した所でボディを殴る真騎士。ここでレフェリーストップ。
膝のダメージが大きく止めた模様。
山田は前回からそうだが、引き込みばかりやっていても、パウンドでダメージをもらってしまう。ちゃんとタックルでテイクダウンできないと上を目指すのは苦しい。真騎士は十字・三角を全部バスターで凌いでいたが、これも本当に極めが強い相手になると危ないのでは。

★佐藤豪則vsジョー・ドークセン

「スピード2」のイントロから自分のテーマ曲で入場する佐藤。セコンドに桜庭の姿は無し。
スタンドでドークセンのパンチが入り効いた佐藤。亀に。ドークセンのパウンド。足にしがみついてしのぐ佐藤だが、ガンガンパウンドが入る。止められるかという所でなんとかタックルに移行。持ち上げてテイクダウン。しかしリバーサルされ下に。亀になる佐藤。ドークセンがバックにつくと立ち上がる。スタンドで佐藤がロープの間から頭を出すと、レフェリーから「頭を出すな」と注意がありドントムーブで中に戻される。が、再開後すぐまた頭を出す佐藤。カードを出した方がいいのでは。スタンドで佐藤が豪快な払い腰で投げる。勢いがつきすぎて下になりそうになるが上をキープ。1R終了。
ドークセンが上下こだわらず良く動くので、動きがあるいい試合になってる。1Rはダウンを取ったドークセン。
佐藤がミドルに合わせてタックル。テイクダウン成功。サイドにつくが、下からドークセンが蹴り離してスタンドへ。またタックルに行くががぶられる。逆にドークセンがタックル。佐藤はギロチン。入ってない。抜けた。ハーフになってる。抜いてマウント。が、佐藤はすぐリバーサルして上に。細かいパンチを打ち合う両者。佐藤がパスして十字を狙うが、抜けてしまい下になる。またドークセンのハーフ。足が抜けてマウントになりかけた時にブレイク。ドークセン気の毒。パンチの撃ち合い。佐藤効いたか。倒れる。ドークセンのパウンド。佐藤はもう動けずレフェリーストップ。
佐藤も結構チャンスを作っていたが、打撃の差が明確だったのと体格差が厳しかったか。
日本語勉強中のドークセンが日本語マイクアピール。しかし何を言ってるか分からず(笑)。喉が渇いてますとかなんとか。

★ニック・トンプソンvsダン・ホーンバックル

ホーンバックルのセコンドには前WECバンタム級王者ミゲール・トーレス
組み付いていったダン。バックに。持ち上げて投げたダンだが、トンプソンは桜庭ロックでアームバー。抜けた。ダンがチョークに。はずした。トンプソンは通常体重が100kg近いとのこと。立とうとしたトンプソンだが、ダンが追いかけていって上に。ハーフ。パウンドを落とすが離れてスクート。ブレイク。
スタンドでダンのパンチが入る。トンプソンも打ち返す。ダンのワンツーがヒットしトンプソン後退。トンプソンのアッパー、ダンの左ミドルがヒット。コーナーで組み合った状態でゴング。ややダンのラウンド。
ダンの右がヒット。しかし下がらないトンプソン。トンプソンが右目尻をカットしてドクターチェック。トンプソンはバッティングによるカットだと主張。再開。
ワンツーがヒットしてふらつくトンプソン。効いてる。すかさずダンがラッシュ。倒れた所に顔面へ膝。レフェリーストップ。
ダン・ホーンバックル完勝。スタンドでもグラウンドでも優勢。郷野戦の相手に指名された時は「なんで呼ぶの?」という感じだったが、どんどん強くなってる。

★川村亮vsファビオ・シウバ

解説はファビオにKOされている高橋に。
打撃戦。ボディを入れる川村だが、ファビオのフックをもらう。組み付く。ブレイク。ファビオのワンツーをもらう。川村は組み付こうとする。ファビオは首相撲から膝を狙うが、川村がロープまで押し込む。しかしファビオが投げて上に。バックを取られた川村だが、立ち上がり正対する。パンチをもらってダウンする川村。すぐ立とうとするが、またパンチをもらう。立とうとしていたが、セコンドからタオル投入。ファビオKO勝ち。
ファビオマイク。またマイク多くなってるな。選手本人の意思かもしれないが。面白くない割に長い。
前回に比べてパンチは上手くなっていると思った川村だが、また打ち負けてしまった。しかも前回以上に何も出来ず。
ファビオは日本人相手なら打撃で終わるが、この階級の外国人相手だと打撃だけでは難しい。それ以外の部分も成長していれば、戦極93kg級トップ戦線に入っていける。

★横田一則vsライアン・シュルツ

オープニングファイトはソ・ジェヒョン判定勝ち、大澤判定勝ち、臼田育男TKO勝ち。
横田のセコンドには謹慎中の三崎も。謹慎でもセコンドは別にいいらしい。
打撃戦。両者強烈なローを入れる。ライアンがタックル。横田はロープを掴んで堪えた所でブレイク。横田に口頭注意。しかしスタンド再開……。横田の右フックがヒット。シュルツダウン。KO。
文句なしのKO勝利。
マイク「初めて戦極の舞台でKOで勝てました。これからタイトルに向けて頑張る」頭皮をカメラに向けて禿げてないとアピール。いや禿げてるやん。
横田はロープを掴んだのは確かだが、それでもシュルツはテイクダウンしてたんだから、アドバンテージでそのまま流して良かったのでは?注意もただの口頭注意だし、ロープの掴み得になってしまってる。

★休憩15分

今日は全部一本・KOで来ている。そのうち4試合が1R決着。そのわりに2時間かかってるので、相変わらずテンポが良くないが。
あ、あと3試合だけか。今日はちょっと物足りないかも。
泉は道衣は着ないとのこと。
休憩は15分だったはずなのに、30分近い……。

★再開

第十一陣出場選手入場。
小見川・サンチアゴ。そして郷野。ダン・ホーンバックルの試合を見て急遽出場を決意したとのこと。
カード発表。
小見川vs日沖(フェザー級タイトル挑戦者決定戦)。
サンチアゴの相手はまだ未定。マイクで「元気ですか」
郷野「どう考えても俺は主役になれる星の元に生まれ持ってないので、足元を見てこつこつ積み上げていきたい」とのこと。ちょうどいい相手が参戦選手にいないが誰との試合になるのか。

★戦極新名称は「SRC」に。ニューイヤーイベントは大晦日開催。

石井入場。吉田も入場。
ビジョンで新名称発表。Sengoku Raiden Championship。略してSRC。大晦日開催。場所は発表されず有明コロシアムとのこと。
石井「みなさん元気ですか。元気があればなんでもできる。年末と言えば猪木ですが、これからは僕が引っ張っていきたいと思います」
吉田「今石井が僕のアゴにパンチをぶち込むと言っていましたが、そのまま石井に返します。アラフォーを甘く見るなよ」

★瀧本誠vsイ・ジェソン

瀧本、Tシャツのあとがくっきり残った日焼け。プロとしてどうなのか。
ジェソンのハイ。瀧本は組み付いてテイクダウン。ハーフ。ジェソンは下から細かいパンチを入れる。足を抜いた所でギロチンに捕らえる瀧本だが、抜けて今度はジェソンのハーフに。ジェソンが絡んだ足を抜いてサイドへ。マウント。瀧本亀。ジェソンは十字へ。クラッチして抜いた瀧本。立ち上がりギロチンに捕らえ、後方に倒れ込むがサイドに回られ外される。郷野は吉田に「練習でギロチンを極めているんですか」と聞くが、吉田によると全然とのこと。瀧本がリバーサルし上に。スクート。ブレイク。スタンドで組むと、瀧本が豪快な払い腰。またギロチンを狙いにいった所でゴング。
かなりいい勝負になってしまっている。ジェソンの戦績から言ったらもっと楽に勝てる相手のはずだが……。ギロチンを盛んに狙っているが、ここまであまり決まりそうにはなっていない。
ジェソンのハイ・ロー。瀧本は前に出てジャブをヒットさせ、足払いで倒す。またギロチンか?と思ったが立つジェソン。スタンドで打撃戦。足払いでまた倒した瀧本がギロチン。サイドに回られ外れる。足を抜いてパスするジェソン。マウント。ガードに戻した瀧本。ジェソンは足を一本超えてハーフに。そこからパウンド。またパス。マウントになるが、すぐ亀から立ち上がる瀧本。投げて上になった瀧本だが、簡単にリバースされる。サイドリバースして上になる瀧本。四点膝。立ち上がった所に飛び膝。ゴング。
瀧本はけっこう消耗している。ジェソンの方がスタミナが残ってそう。
パンチで出ていく瀧本。コーナーに詰めてクラッチして大内刈りテイクダウン。ジェソンのガード。ジェソンスイープ。しかし瀧本がさらにリバーサルして上を取り返す。立ち上がって足関に行こうとする瀧本だが、ちょっと強引すぎて逆にヒールをかけられる。ぬいてスタンドへ。膠着ブレイク。パンチから組んだジェソンだが、瀧本は大外刈りでテイクダウン。サイドになっている。しかしコツコツパンチのみ。そのままゴング。
判定へ。3Rは瀧本。2Rは微妙。1Rはイーブンか瀧本だが、ギロチンで極めにいった分、瀧本か。
30-30・マスト瀧本、30-28瀧本、30-29瀧本。30-30というのはちょっと理解出来ないが、まあ瀧本で妥当か。ただ相手のレベルは初参戦だからわからないけど、戦績を見たら中堅レベル。簡単に下になったり、パスされたり、マウントを取られたりしすぎたのも気になった。ホーンバックルの前に郷野とやった方がいいと思う。

★アントニオ・シウバvsBIG・ジム・ヨーク

遠い間合いの打撃戦から、シウバがタックルへ。両足を掬ってテイクダウン。立とうとするヨークだが、ロープの間から外に出てブレイク。解説の高橋が「ロープの外に逃げるのは自分も得意」と言っているが、外に逃げるのは反則だが……。迫力あるパンチの撃ち合い。両者のパンチが交錯。組んでいったシウバ。テイクダウンを狙うとヨークが腕をロープにかける。しかしテイクダウン。そのまま続行。さっきはブレイクして注意だったのに。一貫性がない。ハーフ。肩固めを狙うシウバ。サイドに回ってタップアウト。
今回は技術で魅せた。
打撃はそれほど差がなかったが、グラウンドになったら一方的だった。
マイク。いい試合をしたいって。そしてチームメイト・家族・神に感謝。出たよ。まあ一本だからマイクはいいけど、つまんない感謝コメントはいらない。
スタンドでスピードがなかったので、ジョシュとやったらその辺で差がつきそう。

★泉浩vsアンズ・“ノトリアス”・ナンセン

いきなりパンチで出てきたナンセン。泉も打ち合う。右フックがヒット。けっこう打ててる。前に出て組み付いた泉。しかし離れるナンセン。ナンセンの右がヒットし、後方にダウンする泉。すぐ立ち上がって殴りに行く。しかし左フックをもらいまたダウン。ナンセンパウンド。KO寸前。なんとか組み付いて倒そうとするが、引きはがされる。鼻血を気にしてレフェリーに目をやったが、その時顔面にストレートがヒットし、KO。
銀メダリストはKO負けデビュー。過去の日本人柔道メダリストで初の敗戦スタート。ダウンするまで一切組みに行かず、本当に打撃で勝負した。けど所詮3ヶ月の付け焼き刃。相手が総合格闘家じゃなく、生粋のキックボクサーなのに撃ち合いに行く蛮勇。根性は見せたが、勝つ気があったのか疑問。ただパンチをヒットさせる場面もあったし、根性で沸かせてもいたので、見せ場はあった。
今後については、次は半年後くらいでいいのでは。体型はいかにも頑丈そう。まあそれでもパンチをもらえばKOされてしまうが。総合への適正は良くわからず。

★総評

全8試合中、判定は1試合のみ。6KO・1一本決着。その割にはあまり満足度がない。元々の期待度も低かったが……。なんか物足りなかった。戦極レギュラーという感じの選手が少なかったからか?
MVPは横田。ベストバウトは佐藤vsドークセン。ドークセンはサンチアゴとタイトルマッチでいいのでは。

★戦極ニューイヤーイベントの展望

格通國保広報のインタビューより。

  • 今年活躍した日本人選手に出てもらいたい。石井・吉田・廣田・金原は確定
  • 北岡・泉にも出てもらいたい
  • ウェルター級チャンピオンシップを行うことも決定
  • 試合数は多くても7〜8試合。すでに半分は埋まっている。
  • 11/7両国はニューイヤーの出場権をかけた戦いになる
  • ウェルター級で参戦を熱望している日本人がいる。その選手にも11/7に出てもらいたいと思っている(長南?同誌の長南インタビューだと、現在戦極・DREAMと交渉中だがまだ白紙。10月に試合をするのは無理で、コンディション的には年末がベストのため、12月のDEEP出場を目指しているとのこと)

スポンサーからは大晦日を望む声の方が大きかったとのこと。また、11/7にはフェザー級のリトル・モーという選手(キング・モーのちっちゃい版みたいな選手とのこと)マルロン・サンドロ(斜線部追記)を星野勇二と当てることを考えているとのこと。

★DREAM.12PV中で参戦予定選手発表

DREAM.12のPVより。
http://www.youtube.com/watch?v=r487axo8czI
ヘビー級

ミドル級

ウェルター

ライト級

フェザー級

アリスターK-1にも参戦中なのに大丈夫か?1ヶ月間隔だからできなくもないかもしれないが。ナカハラと田村がウェルター級になっている。各種専門誌にも出ているが、金網は確定か。

★ランペイジが引退へ…

GAME AND MMAさんより。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1857.html
詳細はリンク先で。まだ本当に引退するのかどうかは分からないが、本人の中で映画のウェイトの方が大きいのなら、俳優をやりながら格闘技を続けても中途半端になるし、これが辞めどきと思ってるかもしれない。もうしばらくは格闘技を続けて欲しいが……。