DESAFIO 2003/11/1、東京・六本木ベルファーレ
○ホナウド・ジャカレ(マスター柔術)
4分55秒、1本勝ち
×佐藤 博信(フリー)
柔術と柔道、どちらが上か?というのは、ブラジリアン柔術が世に出て以来、格闘技ファンの論争の一つとなっているテーマである。「柔術ルールなら、それを専門にやっている柔術が強い」という意見もあれば、「世界中に何千万と競技人口がいる柔道は層の厚さが違う。トップレベルの柔道家なら、柔術ルールでも勝てる」という意見もある。今回のDESAFIOのメイン、ジャカレvs佐藤も、そのテーマに則った試合だった。
しかし、今年の柔術世界選手権四冠王者ジャカレの実力は申し分ないにしても、佐藤が講道館杯を制したのは12年前。とてもではないがトップ柔道家とは言えず、やはりというか完敗を喫してしまった。
このテーマに答えを出すには、吉田秀彦vsノゲイラの柔術マッチをやるしかなさそうだ。