格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC on FOX24:ボーナス発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ティム・エリオット vs. ルイス・スモルカ
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:デメトリアス・ジョンソン、ロバート・ウィテカー

メインはDJが予想以上の圧倒。1Rはまだ一本・KOの気配はなかったが、削り続けて3Rにはヘイスがもう何もできない状態に。黒帯柔術家からマウントを取って腕十字で極めて見せた。これでアンデウソンの防衛記録に並び、次が記録更新の試合となる。今のところは王座決定戦でも戦ったランキング1位のベナビデスが有力か。
ジャカレイはタイトルマッチが組まれない間にどんどん試合をこなして契約消化→全契約試合を満了することになり更新した直後の敗戦。勝っていてさえ組まれないタイトルマッチがさらに遠のいた。しかし、事前に契約更新がまとまって良かったなとも。年齢的にも、あと1敗したらタイトル挑戦のチャンスは回ってこないだろう。完敗だが、「一本勝ちを義務付けられた試合」という前提条件がなく、5Rマッチでの再戦が見てみたい。
ウィテカーはアップセット勝利。6位とはいえ、これまで勝ってきた相手はタイトル挑戦圏外の相手ばかりだったので、タイトルコンテンダーとしてはノーマークだった。優先挑戦権はロメロだろうが、次の試合が挑戦者決定戦になるかもしれない。が、それも王者ビスピンとGSPの動向次第。この2人の対戦とその次の防衛戦が遅れれば遅れるほど、ミドル級戦線が停滞して、ウィテカーも下位との試合で取りこぼしかねない。せっかくミドル級の人材がそろっているのだから、ビスピンの王座は防衛戦の必要のないスーパー王座に格上げしたらどうか。
FOTNを獲得したエリオット vs. スモルカはいい試合だったが両者相手を逃がし過ぎの気もした。スモルカは簡単にテイクダウンされすぎ。以前はここまでひどくはない気がしたが。スモルカは3連敗になったがもうワンチャン与えられると思いたい。
プレリムでは期待の新星トム・デュケノワがKOデビュー。常にプレッシャーをかけていって、肘・膝を打ち込んで消耗させたが、相手のパンチをもらい効かされてもいた。それでも一切下がらないのは、怖がらない若者の特権。一回壁にぶち当たったらどうなるのかが心配でもあるし、まだ若いのでいきなり潰すマッチメイクをせずに育ててほしいところ。