格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC110:オッズ/予想と展望

デリック・ルイス 1.83
マーク・ハント 2.00

デレック・ブランソン 1.38
ダニエル・ケリー 3.20

ダニエル・フッカー 1.61
ロス・ピアソン 2.25

イオン・クテラバ 1.48
エンヒッキ・ダ・シウバ 2.60

ティム・エリオット 1.57
ベン・ウェン 2.35

アレキサンダー・ヴォルカノフスキー 1.33
廣田瑞人 3.20

ダミアン・ブラウン 1.95
ビンチ・ピチェル 1.74

ジョン・モラガ 1.43
アシュカン・モクタリアン 2.70

ルーク・ジュモー 2.40
ドミニク・スティー1.56

ストラッサー起一 2.80
ザク・オットー 1.38

JJ・アルドリッチ 1.51
チャン・ミジョン 2.55

チバウト・グーチ 2.45
キム・ドンヒョン 1.54

2014年以来、3年ぶり2度目のニュージーランド大会。一方、去年まで7年連続で年1〜2回ペースで開催されていたオーストラリア大会は今年まだ開催予定なし。
メインは世界メガトン級No.1決定戦とも言うべきヘビー級の殴り者対決。暗黒魔神・デリック・ルイスは現在6連勝中。ロイ・ネルソン戦が判定だった他は、UFC10戦すべてがKO決着。寝技はしない(できない)喧嘩屋の世界最高峰。前回、挑戦者決定戦に出場したこともあるトラヴィス・ブラウン相手に、スタンドでボディを効かされる苦しい展開から、一発のパンチで戦局をひっくり返して逆転KO勝ち。
ニュージーランド生まれ・オーストラリア在住のハントは、オーストラリアでの試合は多いが、ニュージーランドでは2001年のK-1以来の試合となる。UFC現契約者で試合をしている選手としては最年長に。前回はアリスターとのK-1王者対決で3RKO負け。
お互いテイクダウンを狙わない真っ向からの打ち合いになりそう。UFCでは3度のKO負けがあるハントだが、唯一パンチで敗れたミオシッチ戦はタックルでテイクダウンされてからのパウンドでのKO。スタンドのパンチは効かされていない。ひたすらパンチで勝負してきてくれるルイスはハントにとっては力を出し切れる相手。パンチ力よりも耐久力で上回るハントが有利と見るが、予想は期待も込めて若いルイスのKO勝利。
11時から始まるメインカードの第1試合には廣田が昨年12月以来のUFC再契約後2戦目に臨む。相手はPXCで矢地からタイトルを奪い、UFC初戦では粕谷をKOしたヴォルカノフスキー。矢地戦はフェザーだったが、粕谷戦はライト。今回またフェザーに戻している。ライト級でもパワー負けしないフィジカルを持つ。レスラーで、荒いが重いパンチと蹴りが武器。組まれるとギロチンがある。矢地戦では序盤は矢地がテイクダウンを許さずに競り勝っていたが、次第に削っていき、最後は上を取り気が緩んだ瞬間に三角を取って勝利した。削り合いで折れない心の強さもある。
打撃では廣田優勢と思われるが、組みでは苦戦が予想される。テイクダウンを凌ぎ、スタミナと心の削り合いでどれだけ凌げるか。アウェイということもありオッズは廣田劣勢。
ストラッサーは9時から始まるプレリムの1試合目に出場。当初のワーレイ・アウベスが負傷欠場し、UFC1勝1敗のザク・オットーとの対戦に。アウベスだったらニュージーランドは中立か、ややアウベスがホームに近かったが、アメリカのオットーが相手なら、ややストラッサーがホームに近い。オットーはローカル時代は12勝中11のフィニッシュ勝利があったが、UFCでは手堅くなり、UFC1勝1敗でいずれも手数の少ない展開の末にスプリット判定決着。ここまで3試合すべてが欠場選手の代役での出場となる。前回のブラジルでの試合が初めての海外での試合だったがセルジオ・モラエスに判定負けしている。
UFC3勝を挙げているストラッサーだが、1試合は反則勝ち、1試合は議論の余地がある判定勝ち。ACL手術のため2年4か月ものブランク明けということもあり、1勝1敗のオットー相手にアンダードッグになっている。前回の試合は33歳。今回は36歳で、まずどれだけ試合勘が戻っているかが勝負の分かれ目となるか。
第1試合開始は11日朝8時から。ファイトパスで全試合中継される他、プレリムはAbema、メインカードはDAZNでも生中継される。
速報します。