格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★TUF25フィナーレ:オッズ/予想と展望

マイケル・ジョンソン 1.91
ジャスティン・ゲイジー 1.77

ディエゴ・リマ 2.85
ジェシー・テイラー 1.38

マーク・ディアキーシー 1.38
ドラッカー・クローズ 2.85

ジャレッド・キャノニア 1.26
ニック・ローリック 3.60

ブラッド・タヴァレス 2.35
エリアス・テオドロウ 1.57

ジョーダン・ジョンソン 1.37
マルセル・フォーチュナ 2.90

アンジェラ・ヒル 1.41
アシュリー・ヨーダ 2.75

ジェイムス・クラウス 1.29
トム・ガッリッキオ 3.50

エド・ハーマン 2.15
CB・ダラウェイ 1.65

ジェシカ・アイ 1.95
アスペン・ラッド 1.74

ゲイリー・メイナード 2.35
石原夜叉坊 1.57

ティーシャ・トーレス 1.37
ジュリアナ・リマ 2.90

TUFフィナーレ初のT-モバイルアリーナ開催。
メインはWSOFライト級王者のジャスティン・ゲイジー。先にWSOFから参戦しているバンタム級王者のモラエスは上位ランカーのアスンサオと対戦し、WSOF時代の強さを出し切れないまま判定負けという、過去の他団体のビッグネームと同じルートをたどった。
ゲイジーもまた、ランキング5位のジョンソンが初戦で組まれた。せっかく取得したビッグネームを初戦で潰しかねないマッチメークというUFCの方針は変わらない模様。勝てば一気にタイトルコンテンダーになれる。UFCにとってもゲイジーにとってもハイリスク・ハイリターンな一戦。
UFCに参戦する選手では無敗の選手はざらにいるとはいえ、一応メジャーのWSOFで10戦全勝9KOという戦績は並ではない。超アグレッシブなファイトスタイルに加え、1Rで相手の足を潰す破壊力のあるローキックも持つ。
ジョンソンは過去4戦で1勝3敗だが戦績以上に厄介な存在。レスリングバックボーンで、テイクダウンを防いでパンチで勝負するスタイル。ボクシングではニック・ディアスには打ち負けたが、エジソン・バルボーザには圧力勝ちし、ダスティン・ポイエーは1RKOしている。一方でグラップラーは苦手としており、前回はヌルマゴメドフにテイクダウンから完封された。
まずはゲイジーがWSOF時代通りのアグレッシブスタイルを貫けるか。ビッグネームとはいえ、他団体での実力がそのまま発揮できると信じるには、過去の大物たちの苦戦を見すぎている。この試合も苦戦が予想される。予想はジョンソン判定勝ち。
今回のTUFは過去の参加者(UFCにまだ出場している選手を含む)のトップ選手を集めたTUFオールスター戦で、優勝者には25万ドルの賞金が贈られる。コーチはバンタム級王者ガーブラントとディラショーだったが、ガーブラントの負傷によりUFC213で予定されていたコーチ対決は消滅。また、チーム・ガーブラントの選手は2回戦で全員姿を消していて、準決勝以降はチーム・ディラショーの選手のみとなっている。
決勝に進出したのはTUF19準優勝でBellatorウェルター級王者ダグラス・リマの弟ディエゴ・リマ。TUF19後は1勝2敗でいいところなくリリースされた。もう一方の山を勝ち上がったのはUFC現契約者のジェームス・クラウスを準決勝で破ったジェシー・テイラー。9年前のTUF7では決勝進出後、酒によってリムジンを蹴る等の騒動を起こしたことで失格となった。その後UFCに参戦したが、1戦で敗れリリースされている。その後、DREAM・Strikeforce・WSOF等を渡り歩き、勝ったり負けたりしながら34歳でUFC復帰を果たした。どちらが勝っても25万ドルは超ビッグボーナス。
ファイトパスプレリムのメインでは、石原夜叉坊がライト級で2度のタイトル挑戦経験のあるグレイ・メイナードと対戦。前回、アルテム・ロボフ戦では本来の思い切りのいい攻めが影をひそめ、3Rに入ってダウンを奪ったものの逃げ切られてUFC初黒星を喫した。スワンソン戦では健闘したロボフではあるが、勝てない相手ではなかっただけに惜しい負けだった。
メイナードは2011年にエドガーとの2度に渡る激闘が印象に残るが、その試合のダメージからか、その後4連敗。フェザーに落として前座クラスの相手に勝ちどうにか連敗を止めたが、前回はライアン・ホールの引き込み戦法に判定負け。勝った試合も含め、かつての強さが全く感じられなくなっている。
打たれ弱くなっているメイナードにハードパンチャーは鬼門となっているためか、オッズでは夜叉坊がフェイバリット。今回は美味しい試合。
第1試合開始は8日朝7時。速報します。