格闘技徒然草

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★UFC on FOX25:第9試合・ライマン・グッド vs. エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス

ウェルター級。
Bellator初代ウェルター級王者のグッドは次の試合のリベラと同じく地元のチーム・タイガー・シュルマン所属。Bellatorでは8勝3敗で、負けた相手はトップ選手のみ。Bellatorリリース後にTUF19に出場したがまさかの予選敗退。ローカルイベントでの連勝を経て、15年7月にUFC初参戦しデビュー戦でKO勝ちしたが、昨年のUFC205ではUSADAの抜き打ち検査で禁止薬物が検出(汚染されたサプリメントが原因とのこと)され、6か月の出場停止処分となり、今回が2年ぶりの試合となる。
エリゼウカポエイラことザレスキは前回中村K太郎に判定勝ちしてUFC2勝1敗。ニックネームのカポエイラでは禁止されているはずのパンチが主武器。一方、テイクダウンディフェンスはザルで、TDD率は4割を切っている。K太郎戦でも序盤ではテイクダウンを取られていたが、後半タックルを切ってのパンチで攻勢となり判定勝ちした。
オープニングのグッドの蹴りをキャッチしてテイクダウンしたザレスキ。グッドがバックを取らせて立ちケージ際で正対するとシングルレッグに切り替える。こらえたグッド。ボディに膝を入れて離れた。パンチを打ち込んでいく。ザレスキのローでバランスを崩したがすぐ立て直した。再び間合いを詰めるグッド。ローはカットせずパンチで攻める。今度はザレスキのローをキャッチしてグッドがテイクダウン。パウンドを入れつつバックに。立って離れたザレスキ。パンチで出るグッド。ザレスキワンツーからアッパー。出ていくのはグッドだがザレスキもいいロー・パンチを当てている。グッドのジャブを顔面にもらったザレスキ。ホーン。
ローキックがあまり評価されないとしたらグッドのラウンドか。
2R。グッドがジャブで出る。ザレスキ四つに組んだが引き剥がされた。パンチの打ち合いではグッド優勢。右がヒット。劣勢でもパンチを出していくザレスキ。クリンチするが逆に膝をもらう。ローはいいものが入っているが。ザレスキ飛び膝。ちょっと浅かったか。足を掴んで倒したザレスキだがグッドは後転ですぐ立った。ホーン。
2Rもグッド。タイガー・シュルマンMMA vs. ブラジリアンのストライカー対決という点では第2試合のバーゴス vs. ペペイと同じ構図。展開も似てる。グッドはバーゴスほどには圧倒してないし、ザレスキも引き込みはしないが。
3R。ザレスキバックキックや二段蹴りを見せる。パンチで攻めるグッド。ザレスキ手数を出してきた。ロー。パンチで出るグッド。後退しながらも打ち返しているザレスキ。3Rは打撃でそこまで差がない。ザレスキも手数を出している。しかしグッドは下がらず攻め続ける。残り10秒の打ち合いでパンチをもらってちょっとぐらついたグッド。タイムアップ。
3Rはザレスキもあるし、ローを評価するジャッジなら1Rもザレスキに入るということがなくもないが、どうなるか。
30-27ザレスキ、29-28グッド、30-27ザレスキ。スプリットでザレスキ勝利。
2Rは手数ではグッドだったが、ローでバランスを崩したりしたのが有効打と取られたか。メディアのスコアを見てもどちらが勝ちでもあり得るという接戦だったので仕方ない。