格闘技徒然草

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★RIZIN171015:川尻が63kg契約でバンタム級GP査定試合に出場

63kg契約 5分3R
川尻達也
ガブリエル・オリベイラ

川尻はワイルドカードでのバンタム級GP参戦をアピールし、今回はGPのリミット61kgより2kg重い契約体重での試合となる。GPへの出場が決まるかどうかは試合内容で決めるとのことだが、高田はわざわざ「負ければダメというわけでもない」と保険をかけている。単にGPに出るというだけではなく、準々決勝からという特別扱いで、しかもGPのリミットより2kgも余裕がある状態なのだから、むしろ勝ちは最低限の条件だろう。
39歳での階級転向は吉と出るか凶と出るか。正直、フェザー時代の動きが出来るとは思えないし、相手のスピードも変わる。実際に試合を見てみないとわからないが、今回動きが良かったとしても、そこからさらに2kg落として同じ動きができるかどうかという疑問はやはり残る。テストするなら61kgでやらなければ意味はなかった。
バンタムに落とす理由は堀口と対戦したいからということだが、堀口は本来フライ級がベストの選手。川尻も本当なら自分の実力がベストに出せる階級で戦いたい相手がいたら良かったと思っているはず。クロンに敗れて以降、フェザー級の試合自体が下火になっていて、チャンスが少ないこともGP出場を志望する理由になっているか。
相手はブラジルローカルで9戦全勝の27歳・ガブリエル・オリベイラ。高田は「オリベイラという名前からは強いブラジル人という印象がある」と言っていたが、ジョイユ・デ・オリベイラのことを言っているのだろうか。戦績的に弱くはないだろうが、査定するならすでに日本で試合をしていて相対評価がある選手との対戦が見たかったところ。そしてワイルドカードにはできれば他団体のバンタム級トップ外国人選手の参戦が見たかった。