格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN123:オッズ/予想と展望

カブ・スワンソン 1.77
ブライアン・オルテガ 1.91

ジェイソン・ナイト 1.38
ガブリエル・ベニテス 2.80

マルロン・モラエス 1.57
アルジャメイン・スターリン2.35

スコット・ホルツマン 1.95
ダレル・ホーチャー 1.74

アリク・アンダース 1.32
マルク・ペレス 3.35

アルバート・モラレス 2.00
ニート・ロペス 1.71

アレクシス・デイヴィス 2.00
リズ・カモーシェ 1.71

ルーク・サンダース 1.36
アンドレ・スークムタズ 3.00

カールス・ジョン・デ・トーマス 2.80
アレックス・ペレス 1.38

フランキー・サエンツ 2.10
マラブ・デヴァリシビリ 1.67

アレハンドロ・ペレス 2.60
ユーリ・アルカンタラ 1.48

クリス・グレッツェマーカー 2.40
ダヴィ・ハモス 1.56

アントニオ・ブラガ・ネト 2.45
トレヴィン・ジェイルス 1.54

カリフォルニア州フレズノ大会。フレズノはサンフランシスコとロサンゼルスの中間あたりで、UFCとしては初開催。ミドル級のカードが2戦あるだけで、あとは全部ライト級以下。WEC並の軽量級主体興行。UFCでは前半にしか試合をしたことがないガブリエル・ベニテスセミ出場で、全体的にやや弱めのカード。
それでもメインはなかなかの好カード。ランキング4位のスワンソンに、無敗でUFC全フィニッシュ勝利(5連勝・初戦は禁止薬物検出でノーコンテスト)のオルテガが挑む一戦。
スワンソンはWEC・UFC通じて15勝6敗で、常にトップの一角にはいたが、タイトル挑戦経験がない。そのため、エドガー欠場の際には、ダイレクトリマッチになるアルドよりもスワンソンがホロウェイのタイトルに挑戦するのにふさわしいのではという意見も多かった。昨年12月にはチェ・ドゥホとファイト・オブ・ザ・イヤー級の激闘の末、自力で上回って判定勝ち。4月には謎の超格下ロボフと対戦。勝って当たり前のカードだったがロボフのタフさの前に終始圧倒しながらも仕留めることはできなかった。
オルテガは打撃+柔術のスタイル。ホリオンの息子・ヘナーやヒーロンから正統派グレイシー柔術を学び、黒帯を授かっている。それだけの寝技を持っていながら、自らテイクダウンを取ったのはUFCデビュー戦の1度だけ。スタンドレスリングはあまり強くないが、それを柔術でカバーしている。以前は安易に下になることが多かったが、最近はしっかりテイクダウンを切って打撃勝負をし、打ち勝って相手が組みついてきたところを寝技で仕留めるようになっている。
オルテガのスタイルが可能なのは打撃の強さがあってこそ。ここまで打ち合いで劣勢になることはあったが、打撃勝負を諦めることはなかった。フィニッシュは自らテイクダウンに行くのではなく、打撃でダウンを奪ってからの極めだったり、打撃を嫌がった相手が組みに来てのもの。打撃で勝てるという前提がなくなったら相当苦しくなる。ブランダオ戦では引き込みからの極めで勝てたが、そうそう通用するものではない。スワンソン相手にも打撃で互角に打ち合えるのか。打ち勝てなかったら何か別の引き出しがあるのかに注目したい。
期待も込めてオルテガ一本勝ち。
プレリムメインではアレクシス・デイヴィス vs. リズ・カムーシェという女子バンタム級でタイトル挑戦経験のある者同士がフライ級に落として対戦するカード(両者は4年前に対戦しており再戦となる)がある。二人ともロンダに挑戦し敗れた後は勝ったり負けたりでランキングは落としているが、現フライ級の中ではトップクラスの実力者で、勝った方が次期タイトル挑戦となってもおかしくない。
第1試合開始は9日朝8時半から。速報します。