フライ級。フォルミーガ4位、ウェン8位。
UFC6勝4敗と戦績はいまひとつのフォルミーガだが、ここまで対戦した相手は上位ファイターばかり。4敗の相手はランキング1~3位のバミューデス・セフード・ボーグとバンタム級に転向したダドソンで、すべて次戦でDJのタイトルに挑戦している。タイトルに挑戦したことがないランカーとしては最上位。昨年の日本大会では佐々木憂流迦からテイクダウン→マウント→チョークの必殺フルコースで完勝しタイトル挑戦をアピールしたが、またも敵地で下位ランカーとの対戦に。計量では1回目0.15ポンドオーバーしたが、再計量ですぐクリアした。q
オーストラリア在住アメリカ人のウェンはUFC4勝1敗。1敗したスモルカ戦以外はすべて地元のオーストラリアかニュージーランドでの試合。前回はTUFウィナーでDJにも善戦したティム・エリオットの首投げを凌いでバックに付くとチョークで秒殺一本勝ちするアップセット勝利。
ウェンがケージに押し込む。特にテイクダウンを狙っているわけではなく、押し込みながらパンチを打ち込んでいく。今度はフォルミーガが押しこもうとするが、入れ替えて押し込むウェン。ミドルを打ち込んだウェン。フォルミーガキャッチして倒そうとするがこらえた。が、四つ組みから投げてテイクダウン成功。サイド。マウント!しかし体を起こさずキープしこつこつ殴る。残り30秒。ガードに戻そうというウェンを密着してマウントキープしたまま1R終了。
1Rフォルミーガ。
2R。バックキックをボディに入れたフォルミーガ。パンチで出たウェンにタックルを合わせるが切られる。今度はローにタックルを合わせテイクダウン成功。クローズドを取るウェンからあっさり足を一本超える足を抜いてマウントを狙ったが、足で阻むと立ったウェン。しかし残り1分。打撃戦からフォルミーガのアイポークがありタイムストップになるが、再開するなりホーン。
2Rフォルミーガ。
3R。打撃戦からハイキックで出たウェンにフォルミーガのバックブローがビッグヒット!ウェンダウン!パウンド連打からすかさず両足をフックしてバックマウント完成。パウンド連打からチョーク!がっちり入ってウェン落ちた!
フォルミーガ、2試合連続チョークで一本勝ち。しかし王者DJの次戦はバンタム級王者のディラショーとのスーパーファイトが濃厚で、まだ当分チャンスは巡ってきそうにない。欠場中のランキング1位べナビデスとの次期挑戦者決定戦が妥当か。