格闘技徒然草

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UFC221:セミファイナル・マーク・ハント vs. カーティス・ブレイズ

ヘビー級。

インタビューで記憶障害があると言ってしまったばかりにUFCからのメディカルチェックを義務付けられ、拒否したことで11月のオーストラリア大会でのヴェウドゥム戦が消滅してしまったハント。ヴェウドゥムに勝っていれば王座挑戦も近かったと思われるだけに、余計なトラブルでチャンスを無駄にしてしまった。現UFC契約選手中最年長の43歳。

ブレイズは高齢化の進むヘビー級ランカーで最年少の26歳。バックボーンはレスリングで、UFCデビュー戦でガヌーにTKO負けしたのがキャリア唯一の敗戦。その後は4連勝(1試合、試合後にマリファナが検出されノーコンテストになった試合がある)。ヘビー級で相手をぶん投げるパワーと重い打撃が武器。前回はアレクセイ・オレイニクのタックルを切ってパンチを入れる展開でKO勝ち。しかし最後はグラウンド状態のオレイニクの顔面に蹴りを放ってしまった。当たらなかったから良かったものの、ヒットしていたら反則負けになるところだった。

ブレイズが打撃でプレスしていく。ハント動きは良さそう。右を打ち込んだブレイズだが距離がありヒットせず。右を打ち込んだブレイズにハントワンツーを返す。ブレイズの左がヒットした。ブレイズ前に詰めていく。ハント右を打ち込む。ブレイズタックル。押し込むと足を掬って倒したが、ハントすぐに脇を差して立つ。パンチを打ち込んだハント。効いた!ふらついているブレイズ。ハントラッシュ!またもらって膝をついたブレイズ。ハントパウンドを打ち込むがブレイズタックルで倒した。ニアマウントで押さえ込む。ハント立つがすぐ投げて倒したブレイズ。がっちり押さえ込んでいる。固めて細かいパウンドを入れてダメージの回復を図る。ハント身動きが取れず下から殴り返す。ブレイズマウントにして体を起こしパウンド。亀になったハント。バックマウント。だが時間がない。ホーン。

1Rハント。

2R。ブレイズパンチからすぐにタックル。組みついてバックに回るがハント引き剥がした。ブレイズがプレスしていく。ハントのワンツーは空振り。ジャブを出すブレイズ。ブレイズも右を出すが距離があり届かない位置。ワンツーが当たったが浅い。ハント疲れたのか待ちの態勢になっている。ブレイズのタックルを切る。ブレイズジャブを出すとハントがカウンター。しかしそこにタックル!スクランブルで立とうとしたが多々せず押さえ込んだブレイズ。ハーフで固めて肘。ハントは完全に背中を付けていて立てない。細かいパウンド・肘を入れるブレイズに会場ブーイング。しかし攻撃しているし、全く返せないハント。返そうとしたところでパスされサイドを取られたハント。残り時間わずかでブレイズも押さえ込むのみ。ホーン。

2Rブレイズ。

3R開始直後にブレイズタックルで倒した。ハントはバックを取らせて立つが、バックドロップで投げて完全に寝かせる。マウント。ハーフにj鳴ったがべったり押さえ込まれていて起きれないハント。また亀になったハントだがブレイズはバックから腕を取り立たせない。立ったがまた投げてテイクダウンするブレイズ。また立った。残り2分。正対しようとしたところで足をかけられ倒されたハント。残り70秒で脇を差してようやく立ったハント。が、パンチで出る所にすぐタックルで倒すブレイズ。またバックを取らせて立ったがまた投げるブレイズ。残り10秒でマウント。肘を落とすブレイズ。タイムアップ。

30-26×2、29-27の3-0でブレイズがハントを下す。1Rはマウントを奪い、終盤のパウンドでの攻めでブレイズに入ってもいいラウンドだった。