格闘技徒然草

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Bellator194:メインイベント・マット・ミトリオン vs. ロイ・ネルソン

ヘビー級トーナメント一回戦5分3R。

両者は5年前、ミトリオン34歳・ネルソン36歳の時に対戦。その時はネルソンが1RKO勝ちした。ミトリオンはBellator移籍後3連勝。前回はヒョードルをダブルノックダウンから先に起き上がってのパウンドで失神させKO勝ちしている。39歳だが、トーナメント出場のヘビー級選手では、唯一まだ実力のピークにある。

ネルソンは昨年9月にBellator移籍初戦を判定勝利で飾った。UFCでは次第に戦績が振るわなくなっていったが、41歳でもう一花咲かすことが出来るか。

軽快にフットワークをしながらパンチを打ち込んでいくミトリオン。ネルソンは得意のオーバハンドの右を振り回すが空振り。シングルレッグ。しかし切られるとミトリオンがパンチを打ち込む。ガードを固めて凌ぐネルソン。ひたすらオーバハンドの右を打ち込むネルソン。ヒットしないが一発入ればKOする威力はある。ミトリオンはジャブだけでなくロー、左ハイを打ち込む。右アッパー。ネルソンのタックルはまた切ったが、ネルソンそのまま押し込む。タックルからテイクダウン成功。パスしてサイド。残り1分。ハーフに戻したミトリオン。ネルソン押さえ込むだけ。終盤になってようやくパウンド。ゴング。

微妙な1R。テイクダウンしても攻撃が少なかったネルソンに対し、スタンドではミトリオンの打撃が入っていた。コメンテーターのソネンはミトリオンを支持。

2R。フットワークから飛び込んでパンチを入れるミトリオン。ロー。タックルも手で止める。アッパー。手数に相当差がある。ネルソン全く手が出ない。ネルソン前に詰めては行くが、ミトリオンんじょパンチで止められている。左ハイ。ボディ。ネルソンすべてもらっている。タックルで飛び込んだネルソン。ダブルレッグで抱え上げてテイクダウン。しかしパウンドが打てない。何発か打ち込んだが前半の劣勢を覆せずゴング。

3R。またパンチを入れていくミトリオン。ネルソンタックル。しかしミトリオン切った。ミトリオンのパンチをもらうネルソンだが下がらない。ミトリオン相当手数を出しているが、ちょっと口が開いてきた。打ち込んでいるミトリオンの方が疲れている。ネルソンタックル。切れない。倒した。ミトリオン疲れていて立てない。ハーフガードで腕をホールドしてパウンドを防ぐ。ネルソン押さえ込みからパスしてサイド。クルスフィックス。パウンドを打ち込んでいく。ミトリオン身動きが取れない。大きなダメージはないが逃げられないミトリオン。ケージを蹴って脱出したミトリオン。立ったがアンクルピックで倒した。残り20秒。立ってパウンドを落とすネルソンだがタイムアップ。両者疲労困憊で立ち上がれず。

判定、1者のみ3Rのネルソンに10-8をつけての28-28ドローだったが、2者が29-28でミトリオンを支持し、2-0でミトリオン勝利。ネルソンびいきの観客から大ブーイングが送られるが、判定は妥当。