格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on FOX28:オッズ/予想と展望

ジョシュ・エメット 2.45
ジェレミー・スティーブンス 1.61
ジェシカ・アンドラ1.32
ティーシャ・トーレス 3.55
オヴァンス・サン・プレー 1.77
イリル・ラティフィ 2.10
マイク・ペリー 1.29
マックス・グリフィン 3.90
ヘナン・バラォン 1.59
ブライアン・ケレハー 2.30
サラ・マクマン 1.43
マリオン・ルノー 2.90
マリーナ・モロズ 2.35
アンジェラ・ヒル 1.65
ベン・サンダース 3.20
アラン・ジョーバン 1.38
サム・アルヴィー 3.10
マルチン・プラフニオ 1.40
ハニ・ヤヒーラ 1.38
ラッセル・ドーン 3.20
エリック・シェルトン 2.20
アレックス・ペレス 1.71
アルバート・モラエス 2.50
マニー・バミューデス 1.59

メインはフェザー級戦。UFC4勝1敗で、前回ランキング3位のリカルド・ラマスを破ったことで一気に上位ランク入りしたアルファメールのジョシュ・エメットがベテランのジェレミー・スティーブンスを迎え撃つ。
エメットは総帥ユライアうり二つのステップを見せる選手で、ライト級で2連勝した後MMA初黒星を喫したことでフェザーに落とした。きれいな打撃よりも、間合いを詰めてパンチをガチャガチャ振り回す攻めが得意で、それで正統派ストライカーのラマスをKOしてしまった。が、その試合で2.5ポンド体重オーバーをしているのが気がかり。フェザーでは実質計量成功率50%しかないわけで、この選手を地上波大会のメインに持ってくるのは怖い。
スティーブンスはこれがUFC史上単独2位となる28戦目(1位はマイケル・ビスピンの29戦)。しかしUFCデビューが20歳だったため、まだ31歳で、エメットより歳下。スティーブンスもまた、過去に体重オーバーで勝ってしまったことがある。最近は連敗があっても連勝がないという星勘定で、ランキングもじわじわ低下してきていたが、昨年9月に元Strikeforce王者ギルバート・メレンデスフェザー級初戦でローで足を破壊して判定勝ちすると、先月は超新星チェ・ドゥホとの打撃戦を制しKO勝ち。久々に連勝した上、2試合続けてファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。わずか1ヶ月ちょっとでの連戦となる。
正直、エメットの実力にはまだ疑問符がつく。ラマス戦の勝ちでは体重オーバーがどの程度影響していたかはわからないが、それまでの試合を見ても、あのKOは出会い頭という印象が拭えない。もっとも、ファイトスタイルが出会い頭を誘発させやすいものなので、100%ラッキーとも言い切れないが。オッズもスティーブンスを支持。
メインカードではマイク・ペリーがUFC2敗目を喫した前戦からの再起戦に臨む。打撃が武器で、11勝すべてがKO勝利。連打でKOするのではなく、一発で相手の意識を刈り取る力を持っている。しかし前回はサンチアゴ・ポンジニッビォとのストライカー対決で、後半のスタミナ切れを露呈した上に、パンチでダウンも喫して完敗。今回の相手マックス・グリフィンはキックがバックボーンのストライカーで、UFCはまだ1勝2敗。ペリーはKOが義務付けられる試合。
他には、プレリムメインで元バンタム級王者のヘナン・バラォンが、ディラショーのタイトルに挑戦して以来のバンタム級に戻す。前回も当初はバンタム級だったが、過去の減量失敗を問題視したコミッションが許可を出さず、140ポンド契約に変更されたにも関わらず判定負け。もはや崖っぷちに立たされている。

アーリープレリムには極真出身のマルチン・プラフニオが初参戦。現在8連勝(6KO)中で、2016年からONEに参戦し、ミドル~ヘビー級で4戦全勝。今回からライトヘビーに転向する元ミドル級ランカーのサム・アルヴィー相手にオッズでフェイバリットになっている。
第1試合開始は25日朝6時。速報します。