格闘技徒然草

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UFC on FOX28:第3試合・ハニ・ヤヒーラ vs. ラッセル・ドーン

バンタム級

18歳でデビューし今年16年目の大ベテランヤヒーラ。UFC戦績も(フェザーとバンタムが混在しているが)9勝3敗というハイアベレージ。寝技の強さが武器だが、UFCで廣田・金原・田中相手にはいずれもテイクダウンでしっかりポイントを稼ぎ、しぶとく判定勝ちを手に入れた。

ハワイアンでPXCファイターのドーンはUFCで4連敗したが、4試合目が階級上のフェザー級戦だったためか、異例の5回目のチャンスを与えられ、同じPXCファイターのクァク・グァンホにKO勝ちして生き残った。

ヤヒーラすぐシングルレッグ。ドーンは上半身を起こして立とうとしたが、上体を固めて押さえ込んだヤヒーラ。羽折固め。がっちりロックされ首を圧迫されるドーン。苦しそうだが耐えているドーン。羽折固めのままボディに膝を入れるヤヒーラ。タップを取るほどではないが外せないドーン。技の最中なのでブレイクもかけられない。残り1分ちょっとで外したヤヒーラ。サイド。サイドから膝を入れていたが、膝が背骨に当たったということで、レフェリーがブレイクしてヤヒーラに口頭注意する。再開後、ヤヒーラはもう逃げ切りに。追いかけるが手を出さないドーン、むざむざ時間を使われホーン。

1Rヤヒーラ。ドーンは最後どうせラウンドを落とすことはわかっていたんだし、イチかバチか打撃で突っ込んだら良かったのでは。

2R。またシングルレッグに入ったヤヒーラ。切れずに下になるドーン。ギロチン。しかし決まるはずもなく外され下に。ドーンが立とうとした瞬間にバックに回りバックマウント。チョークは防がれるがバックからこつこつパンチを入れて嫌がらせ。足のロックが固くて動けないのか、ドーンは殴られるのみ。特にダメージもないが動くことが出来ないドーン。残り1分で背負って立ったが、ヤヒーラバックに乗ったまま。残り10秒で前転して頭を叩きつけに行ったドーンだがホーン。

2R10-8ヤヒーラ。

倒すしかないドーン。間合いを詰めるとヤヒーラは逃げ切り狙いなのか露骨にサークリング。ドーンのミドルをキャッチして倒しに行くが、片足でこらえたドーンが上に。しかしヤヒーラは下からダブルアンダーフックでホールドするときれいにスイープ。ハーフから肩固め。足を抜いてサイドに出る。がっちり入ってドーンタップ!

UFC&WECでのフィニッシュ記録となる7回目の一本勝ち。UFCバンタム級では6勝1敗4フィニッシュ。一本勝ちしても地味な印象が残ってしまうのでなかなかチャンスが与えられないのかもしれないが、年齢的にも若くはないのでそろそろチャンスが欲しい。