女子ストロー級。モロズはランキング14位。ヒルはランク外。
ウクライナのモロズはUFCデビュー戦でいきなり引き込みからの腕十字で秒殺勝利。アマチュアボクシングではウクライナのナショナルチームにいたこともあるが、8勝のうち5つが腕十字での勝利。前回は初代王者のエスパルザと対戦し、何度もテイクダウンを奪われ、立ち上がることもできず判定負け。UFCではここまで3勝2敗。
キックボクシング16戦全勝のバックボーンを持つヒルはMMAわずか1戦のキャリアでTUFに出場するが、トーナメントで一回戦負け。UFCでも連敗ですぐリリースされた。しかしInvictaに参戦すると、得意の打撃を試合で出せるようになり、バンタム級王座を獲得。再びUFCとの契約を果たした。しかし再契約後は1勝2敗と苦戦している。
パンチを出していくヒル。ロー。モロズも打ち返していくが右をもらった。タックルに入るモロズだが切られる。またタックル。受け止めると肘を入れて離れるヒル。またヒルの右がヒット。モロズも蹴りを放っていく。ヒルがスタンドでプレッシャーをかけてタックルに入るが、倒せず離れた。前蹴りを放ったヒル。モロズのタックルは振りほどく。モロズのバックブローに合わせて組みついたヒルがテイクダウン狙い。倒せず離れた。ホーン。
1Rはヒット数でヒル。
2R。ミドルを蹴るモロズだがパンチでヒルが出て行く。ケージまで詰められるモロズ。パンチ、前蹴りと手数を増やし始めたモロズ。組んで首相撲からクリンチアッパーを入れるヒル。離れる。タックルに来たモロズに大振りの右フックを放ったヒルだが、かわされ組み付かれる。ボディロックするモロズにヒルはオーバーフックから払腰で投げてテイクダウン。モロズのガードに。パウンドを入れるヒルだが立たれると離れる。モロズ下がらずパンチを打ち込んでいくと残り30秒でタックルに。組みついて押し込むが、ケージで耐えるヒル。モロズ離して殴るがホーン。
2Rもヒル。
3R。下がらず出るモロズ。ヒルも打ち返しケージ中央での打撃戦に。モロズは打撃を出す度に声を出しているが、よく見るとあまりヒットしていない。ミドルをキャッチしたヒルが軸足を払って倒したが、モロズは押さえ込まれる前に立った。ヒルの手数がちょっと減る。モロズはヒット数はともかく常に手を出し続ける。組みに来たモロズだがヒルはケージに押し込むと肘を入れて離れる。打撃戦でタイムアップ。
三者フルマークでヒル勝利。
モロズは終始手を出していたがヒットしていなかった。手数ではモロズが多いのにヒット数ではヒルに負けていて、ヒット率は50%超えのヒルに対し、モロズは20%。そのままの展開で最後まで行ってしまった。