ロンダ vs. カモーシェに続くUFC女子史上2戦目に出場し、後の王者のミーシャ・テイトを下したジンガーノ。2戦目は現王者のアマンダ・ヌネスをパウンドアウトしてヌネスにUFC唯一の黒星をつけている。次戦でロンダのタイトルに挑戦したが投げた所で腕を極められ力を出せないまま秒殺一本負け。前戦は2016年のUFC200で、ジュリアナ・ペーニャに判定負け。負傷欠場が多く、2013年からの5年でまだ5試合目。レスラーでフィジカルが武器。
ヴィエイラはUFC3戦全勝でまだMMA無敗。ローカルのキャリアはわずか6戦で、フィニッシュも多かったが相手の実力も不明。UFCデビューから2戦も判定で、実力を測りきれなかったが、前回はレスリング銀メダリストのマクマンから一度だけグラウンドで上を取ると、そこを見逃さず肩固めで一本勝ち。勝負強いところを見せた。ムエタイのバックボーンがあり打撃もできる。だがマクマン戦も1Rは押されていたし、まだ実力が読めない部分がある。トップ10ランカーでは最も若い26歳。
ジンガーノがパンチで出る。左右のハイ。積極的に出ていく。ヴィエイラは首相撲に捕らえて膝。ヴィエイラが間合いを詰めるとパンチを打ち込む。ヴィエイラがプレスしてきた。ジンガーノタックル。タイミングは良かったが切ったヴィエイラ。パンチからボディへ膝。ジンガーノまたタックルで組みついた。受け止めたヴィエイラ。ジンガーノボディに膝。離れるがまたパンチで組みついた。ヴィエイラが足払いでテイクダウン。ニアマウント。ハーフに戻そうとするジンガーノ。時間がない。ホーン。
1Rヴィエイラ。
2R。ジンガーノがタックルで組みついたがヴィエイラはオーバーフック払腰できれいに投げた！ほぼマウント。足を絡めようとするジンガーノだが、ヴィエイラは肩固めを狙う。振りほどいたジンガーノ。スクート。ヴィエイラ再びガードに入っていく。押さえ込んでハーフにした。パスを狙っていく。またガードに戻したジンガーノ。一度立ったヴィエイラだがまたガードに入る。下のジンガーのに立つ動きなし。残りわずかでスクートになるが、ヴィエイラ下から蹴り上げ。ホーン。
2Rヴィエイラ。
3R。パンチを振り回すジンガーノ。ハイキック。しかしジンガーノ足を痛めたか。引きずっている。ヴィエイラ組みついてテイクダウン。ヴィエイラ立ってスクート。再びガードに入るとハーフへ。押さえ込み。また立ってスクート。またパス狙い。ジンガーノ草刈りで倒して立った。バックを取ろうとする。しかしヴィエイラが正対して逆に押し込み。ジンガーノも膝を返すがブレイク。残り40秒。パンチ・ハイで攻めるジンガーノ。ヴィエイラは勝ち逃げ態勢。タイムアップ。
29-28ヴィエイラ、29-28ジンガーノ、29-28ヴィエイラ。判定スプリットでヴィエイラの勝ち。
今日の判定は全部スプリットだが、この試合のスプリットはありえない。
Ketlen Vieira def. Cat Zingano :: UFC 222 :: MMA Decisions
メディアスコアもほぼヴィエイラがフルマークで勝ったという評価。
ヴィエイラ勝ったが上になっても押さえ込み優先でパスは狙うが特にダメージを与える攻撃もフィニッシュを狙う極めもないのでジャッジに評価されにくいのか？ジャッジの評価はおいておくとしても、観客には支持されていない。
