格闘技徒然草

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UFC222:第9試合・ステファン・シュトルーフ vs. アンドレイ・アルロフスキー

ヘビー級。

UFC史上最長身ファイターのシュトルーフ。長い手足を活かした打撃と、下になっても攻められず寝技を持つが、一方では打たれ弱さもあり、UFCでの7敗のうちKOでの負けが6つある。アントニオ・シウバを15秒KO、一本負けしたことがないダニエル・オミランチェクからダースで一本勝ちと連勝していたが、前回はアレクサンダー・ヴォルコフ相手に打撃戦を挑んだものの終始劣勢で3RにKO負けした。

シュトルーフとは逆に、アルロフは前回連敗をストップ。UFC再契約後4連勝の後、ミオシッチ・アリスター・ジョシュ・ガヌーに4連続フィニッシュされ、さらにマルチン・ティブラに判定負けで5連敗。前回負ければ流石にリリースと思われたが、26歳のルーキーブラジリアン・アルビニに判定勝ちして生き残った。ただし、試合内容は復活からは程遠かったが。

ローで牽制する両者。遠い間合い。シュトルーフの蹴りが届く距離。アルロフまたロー。飛び込んでジャブを入れた。出てきたシュトルーフに右を合わせるアルロフ。右オーバーハンドがシュトルーフの顔面をかすめた。組んでボディロックしたアルロフ。鯖折りテイクダウン。シュトルーフが下から仕掛けると立ってブレイク。間合いを詰めるシュトルーフ。アルロフケージまで詰められた。パンチを打ち込んだシュトルーフ。顔面をかすめたがアルロフがまた組みつく。四つでテイクダウン合戦。倒され際で上になったアルロフだがまた立ってスクート。ブレイク。残り1分。また組んだアルロフ。ボディロック。ケージで耐えるシュトルーフ。最後に投げを仕掛けたシュトルーフだがスッポ抜けて下に。ホーン。

1Rアルロフか。

2R。右ハイを入れるシュトルーフ。また四つに組む。投げたアルロフ。テイクダウン。シュトルーフ、長い足でサドルロックすると足関狙い。拘らずにそのまま上を取る。座った状態のアルロフ。亀に。シュトルーフがパウンド連打。アルロフ立ったがバックを取られている。投げようとしたシュトルーフだがこらえた。スタンドで強引にチョークを狙おうとしたシュトルーフだが失敗して反転される。四つでテイクダウンを狙うシュトルーフ。アルロフが投げで崩したところでパンチを打ち込む。残り1分。ブレイク。シュトルーフのアイポークがありタイムストップ。再開するが時間がない。ホーン。

2Rも展開は少ないがアルロフか?

3R。シュトルーフがパンチを打ち込むがアルロフが四つに組んで押し込む。またボディロック。支釣込足で投げようとしたアルロフだがシュトルーフこらえた。アルロフの指が目に入りタイムストップ。再開。残り2分。前蹴りを打ち込むシュトルーフだが、アルロフがパンチ連打で下がらせる。右オーバーハンド。ヒットしたが浅い。シュトルーフが前に出て右ロー。アルロフがパンチからまた組んでボディロック。投げをこらえたシュトルーフが大内刈りでテイクダウンを狙うが、逆に切り替えしてテイクダウン。サイド。アルロフ時間稼ぎ。シュトルーフ立つが残り20秒。パンチを打ち込むもまた組まれる。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でアルロフスキー勝利。

シュトルーフは戦い方次第で勝てたと思ったが。アルロフが巧かったというより、シュトルーフの工夫が足りなかった。