- ファイト・オブ・ザ・ナイト:ザビッド・マゴメドシャリポフ vs. カイル・ボクニエク
- パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:クリス・グレッツェマーカー、オリバー・オウビン・メルシェ
メインは2Rまではヌルマゴが圧倒するかと思われたが、アイアキンタに凌がれると3,4Rはテイクダウンを奪えず。しかしジャブでスタンドの戦いも制し、最後はパンチ連打からのテイクダウンで再び盤石のバックマウントを奪って完勝。とはいえ、ヌルマゴも長期戦になると1,2Rのような絶対的な安定感はなかった。ファーガソンとの試合はまだどちらが勝つかわからないが、この試合を見る前よりはファーガソンが勝つ確率が増えた気がする。
セミはナマユナスが今回も打撃勝負に挑み、KOこそできなかったものの、打ち合いを制して判定勝ち。ヒット数で見たら全ラウンドヨアンナの方が多かったが、印象が良かったのはナマユナス。メディアスコアも、49-46こそ少なかったが、大半がナマユナスを支持した。
こうなると、ヨアンナはダイレクトリマッチの大きなリスクを受けてしまう。当分再戦はないだろうし、これからの相手も打撃で攻略してこようとするかもしれない(できるかどうかは別として)。
メインに抜擢されたマゴメドシャリポフは、完勝だったがボクニエクの意外な粘りの前に仕留めきれず。盛り上がる試合になって名前は売れたかもしれないが、それもどちらかと言えばボクニエクの頑張りによるもので、事前に大差でフェイバリットだったマゴメドシャリポフからしたら納得できる試合ではなかったか。