格闘技徒然草

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UFC224:第3試合・ターレス・レイチ vs. ジャック・ヘルマンソン

ミドル級。

12年前にUFCデビューしたベテランのレイチ。一度リリースされた後、再契約を果たすとらしくないパンチでのKO勝利もふくめて5連勝。しかしそこからの6試合は2勝4敗。打撃が向上したと行っても武器はやっぱり寝技で、最近3試合では22回タックルに入ったが2度しかテイクダウンできていない。テイクダウン能力の低さで得意の寝技に持ち込めていない。

北欧・ノルウェイのヘルマンソンは16勝中10KO勝利のストライカー。UFC戦績は3勝2敗だが、2敗はいずれもブラジルでブラジル人と対戦しフィニッシュされた試合。鬼門のブラジルで勝利できるか。

打撃で積極的に攻めていくヘルマンソン。ロー。ワンツー。若干面食らっているレイチ。ジャブからミドルを入れたヘルマンソンだが、レイチは蹴りをキャッチしてシングルレッグに。ケージでこらえるヘルマンソン。ボディロックからバックを狙うレイチ。投げてテイクダウン。しかしバックに付くレイチを投げてヘルマンソンが逆に上を取る。レイチ立つとまたテイクダウン狙い。また投げられ下に。ハーフから脇を差して立つと、またボディロックから脇をくぐってバックを狙う。脇を差された腕をオーバーフックしてこらえるヘルマンソン。テイクダウンを狙うが逆にヘルマンソンがオーバーフック払腰で投げて上に。インサイドから肘。レイチの三角をクリアしてまた肘を入れる。ホーン。

1Rヘルマンソン。

2R。レイチがダブルレッグでテイクダウン。寝かせた。そのまま両足をまたいでマウントに。ヘルマンソンなんか苦しそうな表情。どこか痛めたのか?肩固めを狙うレイチ。ハーフでこらえるヘルマンソンだがパスされた。しかしケージが邪魔でそれ以上深く入れない。移動して絞めに行くが隙間がありタップは奪えず。外した。ハーフ。足を抜いてノースサイスになるが残り30秒。ニーオンからマウントへ。肘を落とすがホーン。

2Rレイチ。ヘルマンソンは倒された瞬間に痛そうな顔をしていたが、インターバル中には特に負傷をチェックする様子はない。

3R。開始と同時にレッグダイブしたレイチ。ヘルマンソン引き込んでアームインギロチン。しかしパスされ外された。逆にタックルに入るヘルマンソンだががぶられる。アナコンダチョークに入るレイチ。引き込んでタイトに絞めようとしたレイチだったが外れてしまい下に。バタフライからスイープを狙ったレイチだが失敗してマウントを取られてしまう。ヘルマンソンラッキーマウント。パウンド連打。消耗しているレイチ、逃げられずパウンドをもらい続けレフェリー止めた。

後半は優勢に試合を進めていたレイチだが、ヘルマンソンがワンミスを逃さずフィニッシュ。

勝ち名乗り中もセコンドに支えられているヘルマンソン。インタビューの際には椅子が用意される。やはりどこか痛めていたのか?肋骨を痛めたとのこと。