格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC224:第9試合・ヴィトー・ベウフォート vs. LYOTO

ミドル級。ヴィトー9位、LYOTO12位。レジェンド・ヴィトー・ベウフォートの引退試合

19歳でUFCデビューしいきなりトーナメントを秒殺で制したヴィトー。その後も好不調の波はあれど、20年以上(!)常にトップ戦線で戦い続けてきた。UFCでも4度タイトル挑戦をしているが、最初のクートゥア戦で序盤のパンチでカットしてTKO勝ちしたアクシデントっぽい勝利によるタイトル獲得が唯一のメジャー団体タイトル獲得で、クートゥアには次戦でリベンジされタイトルを失っている。ここ最近はジャカレイ・ムサシ・ガステラムに3試合連続TKO負け(ガステラム戦は後にマリファナが検出されノーコンテスト)と打たれ弱さも見せるようになってきたが、前回は微妙な判定だったがネイサン・マーコートに勝利。1月のユライア・ホール戦で引退を公言していたが、その試合はホールの欠場により消滅している。

LYOTOはルーク・ロックホールドとヨエル・ロメロに連敗した後、禁止薬物が検出されて出場停止に。サスペンド明けの初戦でいきなり上位ランカーのデレク・ブランソンと対戦したが、パンチを貰いKO負けで3連敗。わずか3ヶ月のブランクで、地元のブラジル・ベレンで無敗のエリク・アンダース相手に再起戦。無謀かと思われたが、勢いにのるはずのアンダースが意外と消極的で、微妙な判定ながら3年ぶりの勝利を手にしている。

見合い。LYOTOはいつもの構えだがヴィトーが間合いに入らない。牽制で蹴りを放つLYOTO。サイドキック。ミドル。ヴィトーまだ間合いに入れない。飛び込んでワンツー。LYOTO距離を取る。またミドル。地元レジェンド同士と言えど、見合う時間が増えてブーイングが飛ぶ。ヴィトー飛び込んでパンチ連打がヒット。また離れる。残り1分。左右のハイを打ち込んだLYOTO。それをキャッチしてパンチを一発入れるヴィトー。ホーン。

1Rは両者打撃のヒット数が一桁と、手数が少ない展開。ヒット数でLYOTOのラウンドか。

2R。やや手数を増やしてきたLYOTO。ヴィトーはまたも様子見。LYOTOの前蹴りがアゴにヒット!ヴィトー仰向けにダウン!KO!

アンデウソン戦のような前蹴り被弾。