格闘技徒然草

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UFC224:第10試合・ジョン・リネケル vs. ブライアン・ケレハー

バンタム級

ランキング6位のリネケル。バンタム級では現王者のディラショーにしか負けていないハードパンチャー。しかし体重オーバーの影響かチャンスを与えられない。前回に続けて地元ブラジルでの試合だが、上位ランカーにもかかわらず、2戦続けてノーランカーとの試合。相手はノーランカーでも割と戦績がいい選手ではあるが、逆にリスクしかない。前回対戦したマルロン・ヴェラも3連勝中だった。2Rまでは攻勢だったが、3Rに入り守勢に回ってしまい勝ったが判定に。終盤はスタミナ切れしていた。

ケレハーはUFC3勝1敗で、1敗の相手がヴェラ。前戦は元バンタム級絶対王者のヘナン・バラォンと対戦。早々と失速したバラォンを打撃でぐらつかせる場面もあり完勝した。得意技はギロチン。

距離を取りサークリングしながらローを蹴るケレハー。リネケルは間合いを詰めてパンチを打ち込むが、ケレハーの左フックをもらい少しぐらつく。またパンチで出ていくリネケル。もらってスリップ気味にダウンしたケレハーにパウンド連打。ガードを取って凌いだケレハーはケージ際に移動して立つ。離れた。バックブローを放ったケレハーだが自らバランスを崩し倒れた。すぐ立った。リネケルがフックをブンブン振り回して出ていく。当たれば怖いが燃費も悪そう。前に出てパンチを打ち込む。顔面に入りまたバランスを崩すケレハー。組んで押し込むリネケル。離れた。ホーン。

1Rリネケル。

2R。また間合いを詰めていくリネケル。ケレハーはさかんにサイドステップ。ステップで相手の攻撃をかわすスタイルだがかわしきれずパンチをもらう。ケレハーも打ち返すが劣勢。荒っぽいパンチを振り回していくリネケル。右ボディがヒットし効いた!リネケルが攻めを加速するが、ケレハーもパンチを出して凌ぐ。残り1分。ケレハーのバックブローに合わせて組み付きバックを取ったリネケルだがケレハー正対して離れる。ジャブをヒットさせるケレハーに対し右ボディから左フックを打ち込むリネケル。ホーン。

2Rリネケル。しかしケレハーも決定的なダメージは回避している。

3R。またパンチを振り回すリネケル。ケレハータックル。がぶったリネケルはギロチンに。タックルで倒したケレハーだがリネケルがガードで絞める。外した。ケージで立つリネケル。ケレハーなおもタックルに入るが投げて崩して離れるリネケル。若干失速気味のリネケル。ケレハーのジャブがヒット。リネケルもパンチを振り回すが空振りが多い。ちょっとジャブをもらいすぎのリネケル。しかしまたフックを振り回す。顔面にヒットしケレハー後退。追いかけて殴るリネケル。左フックがヒットし、ケレハー仰向けにダウン!会場大爆発!

連打ではなく一発で倒せる破壊力はバンタム級トップクラス。しかしあの荒っぽい攻めのスタイルは、TJ・ガーブラント・クルーズらには通用しなさそう。