ウェルター級5分5R。マイア5位、ウスマン7位。
UFCでもっとも柔術を体現しているデミアン・マイアだが、裏を返せばレスリングや打撃に穴があるということでもある。ここ2戦はレスラー相手にタックルを切られ続けて完敗。今回の相手ウスマンもレスラーで、UFCではまだテイクダウンをされたことがないが、テイクダウンできない場合の策はあるのか。
かつて7連勝でタイトルに挑戦したマイアと同じく、ウスマンも現在7連勝。しかし地味な試合ぶりが災いしてか、まだ挑戦権が回ってきていない。
ローを入れたウスマン。もう一発。マイアはジャブで牽制。マイア左を打ち込んだ。まだ両者の間合いは遠い。ウスマンのローにタックルを合わせたマイア。倒しかけたがギリギリこらえたウスマン。しかしケージに押し込んでボディロックしたマイアがバックを狙う。脇を差されている腕をオーバーフックしてバックに回らせないウスマンだが苦しい態勢。空いている腕で顔面にパンチを入れるマイアだがレフェリーブレイク。止めてほしくなかったが、マイアも何か仕掛けないといけなかった。残り1分ウスマンジャブ・前蹴り。マイア踏み込んで左を当てる。ウスマンワンツーを入れたが時間がない。ホーン。
1Rマイア。
2R。ハイを放ったウスマン。マイアは左を入れるがウスマンワンツー。ロー。打撃でギアを上げてきた。マイア、ふわっとしたタックル。がぶられる。立って離れたマイア。スタンドに戻る。ウスマンのジャブが入る。マイアタックル。切られた。ガードを下げたウスマン。ウスマンのパンチを交わしてシングルレッグに入った。しかしこれも切られる。残り1分。間合いを詰めてパンチを打ち込んだウスマン。マイアのタックルはやはり切られた。残り30秒でマイア引き込み。しかし何もする時間がなくホーン。
2Rウスマン。
3R。タックルに入るがやはり切られるマイア。ウスマン前に出て右を打ち込んだ。マイアも踏み込んでパンチ。ワンツー。ウスマンがパンチを入れていくがタックル警戒をしながらでKOを狙ってのものではない。それだけにマイアのタックルにはしっかり反応。マイアタックルから引き込んだが距離を取りグラウンドには持ち込ませないウスマン。ブレイク。またタックルを切ったウスマン。マイアは引き込もうとするがウスマン首をホールド。引き込んでくると離して立つ。ホーン。
3Rもウスマン。マイア、策は何もなしか？このままの展開が続けば判定負けになるが。
4R。ウスマンのパンチをもらいマイアダウン！ウスマンパウンド。ガードに入れようとするマイアだが、ウスマンは首をロックし足を絡ませない。離れた。スタンドに。マイアタックル。ウスマンがぶるとパンチを打ち込んでいく。離れて立った。マイア愚直にタックルに行くが、消耗していて試合開始当初よりも厳しい。マイア遠い距離からジャブを入れるだけ。そこからタックルに入ったとしても当然反応される。潰され引き込んだが付き合ってもらえず。ウスマンがプレッシャーをかけるとマイア下がっていく。ホーン。
4Rウスマン。マイア、もう玉砕覚悟で攻めるしかないが…。ウスマンも安全策なら勝つのはたやすいと思うが、フィニッシュを狙ってほしい。
5R。タックルをがぶったウスマン。マイアのガードに入らないで立つ。攻めて濃いとアピールするマイアだが当然付き合わない。ブレイク。ウスマンがパンチを入れるとマイア下がる。タックル→切られて引き込み狙いも首をホールドされて殴られる。ノースサウスの体勢になったがウスマンそれ以上は攻めずに立つ。残り2分。マイアタックルから引き込んだが、ウスマンガードに入らず付き合わない。時間がなくなるが同じ展開が続く。ウスマン最後に出ていくがマイアのタックルを潰してタイムアップ。
1者フルマーク、2者49-46の3-0でウスマン勝利。
