格闘技徒然草

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UFN130:第3試合・ブラッド・スコット vs. カルロ・ペデルソリ

ウェルター級。

イギリスのスコットは3月のロンドン大会で試合が組まれていたが、試合2日前に相手が計量時の体調不良で欠場し消滅。今回も当初はサリム・トゥアリと対戦予定だったが、10日前に負傷欠場となり、UFCデビュー戦のカルロ・ペデルソリに変更となった。TUF Smashes決勝でロバート・ウィテカーに敗れた後はずっとミドル級で試合をしていたが、今回からまたウェルターに戻す。UFCでは負け勝ちを交互に繰り返して現在3勝4敗。

UFC初参戦のペデルソリは24歳でMMA10勝1敗。1敗はMMA4戦目でREALのスーパーライト級トーナメントに参戦し、岡野裕城にスプリット判定負けした試合。柔術・空手がバックボーン。イタリアの水泳オリンピック選手で、後に俳優に転向したバッド・スペンサー(本名カルロ・ペデルソリ)の孫。

打撃戦。バックスピンキックを放つペデルソリ。スコットはふくらはぎへのロー。両者ヒット&アウェイを繰り返す。飛び蹴りをはなとうとしたペデルソリの顔面にパンチを打ち込み撃墜したスコット。すぐ立ったがまたパンチを貰いダウンするペデルソリ。パウンドを入れるスコットだが立つ。効いてないとアピール。ホーン。

1Rスコット。

2R。ハイキックを打ち込むペデルソリ。またバックスピンキック。空振り。左ミドルを打ち込むペデルソリ。またハイ。蹴りの手数が多い。スコットもジャブを打ち込むが間合いが遠くヒットしない。また左ミドルをボディに入れたペデルソリ。ペデルソリ、ジャブからオーバーハンドの左フック。スコットはローを入れる。残り1分。ワンツーでケージまで追い込んだペデルソリ。またバックスピンキック。惜しかったが空振り。スコットも手数を増やしてきたが、打ち気に逸ったところにペデルソリタックル。テイクダウン。ペデルソリが上をキープしホーン。

2Rペデルソリ。

3R。また蹴りの間合いで打ち合い。スコットのローに対しペデルソリはミドル・ハイ。前のラウンドの終盤から手数を増やしたスコット。ペデルソリ、何度もバックスピンキックを出しているがクリーンヒットしていない。ペデルソリレッグダイブでテイクダウン。しかしギロチンに捕らえたスコットがそのまま後方に投げて立ち上がりスタンドに。また打撃戦。ペデルソリちょっと下がり気味。疲れたか?ミドル、ハイは出していく。ペデルソリまたタックル。倒したがすぐ立つスコット。残り1分。ケージに押し込んでいたペデルソリだが離れた。このラウンドはまだ微妙。残り30秒でペデルソリまたシングルレッグでテイクダウン成功。インサイドから肘。上のままタイムアップ。

最後のテイクダウンでペデルソリか。両者勝利をアピール。

29-28スコット、29-28ペデルソリ、29-28ペデルソリ。スプリットでペデルソリ勝利。

3Rは微妙だったがテイクダウンの差か。