格闘技徒然草

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UFN132:第4試合・ビビアン・ペレイラ vs. ヤン・シャオナン

女子ストロー級

ペレイラは無敗でUFCと契約し、内容は地味な判定勝ちだったものの2連勝。前回はTUFウィナーのタチアナ・スアレスと対戦。スアレスのタックルを切れず、下からも抜け出せずで判定で完敗。MMA初黒星を喫している。

シャオナンは地元上海大会でのUFCデビュー戦では、前半パンチで優勢となったものの、3Rにスタミナ切れし、テイクダウンされたあと下からホールディングするだけだった。寝技の実力は未知数。

身長の低いペレイラ。アップライトに構えてフックを振り回す、かつてのヴァンダレイのような攻め。シャオナンは距離を取り、ペレイラの間合いの外からジャブを入れていく。ペレイラはシャオナンが打ち込んできたところにパンチを合わせていく。シャオナンはジャブに専念。ペレイラじわじわ出るが、間合いの中に飛び込んでは行かない。1R終了。

1Rシャオナン。

2R。シャオナンは1Rと同じく遠い間合いからローやジャブを入れていく。ペレイラのパンチは届かない。じわじわ出るだけのペレイラ。ちょっと間合いがつまりパンチを振り回したが、シャオナンにパンチを返される。前に出る圧力を増してきたペレイラだが、飛び込むわけではないのでシャオナンに距離を取られる。プレスしてパンチを出していくが空振り。ホーン。

2Rもシャオナンか。

3R。ペレイラ展開変えず。シャオナンももちろん変えない。ペレイラはさすがに勝ってるとは思ってないはずだが。じわじわ出てそこにジャブやローをもらう展開が続く。時間がなくなっていく。ペレイラ前に詰めてパンチをヒットできる距離まで行く。しかしシャオナンも打ち返しタイムアップ。

判定30-27、29-28×2でシャオナン勝利。しかしレフェリー間違えてペレイラの手を上げ、ペレイラぬか喜び。すぐに訂正される。

前の試合は両者とも明確なポイントは稼いでいないのに、リスクを冒したくなくて展開を変えないまま判定ガチャに勝負を委ねた展開だったが、この試合のペレイラはまず負けが決まってるのに展開を変えないままだった。何か手はなかったのか。