格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC226:オッズ/予想と展望

スティーペ・ミオシッチ 1.40
ダニエル・コーミエ 3.10
マックス・ホロウェイ 1.65
ブライアン・オルテガ 2.35
フランシス・ガヌー 1.26
デリック・ルイス 4.15
マイケル・キエサ 1.61
アンソニー・ペティス 2.45
グーカン・サキ 1.69
カリル・ラウントリー 2.25
ユライア・ホール 4.45
パウロ・コスタ 1.23
ポール・フェルダー 1.67
マイク・ペリー 2.20
ハファエル・アスンサオ 1.61
ロブ・フォント 2.45
カーティス・ミレンダー 1.63
マックス・グリフィン 2.40
ダン・フッカー 1.74
ギルバート・バーンズ 2.15
ランド・バンナータ 1.54
ドラッカー・クロース 2.60
ジェイミー・モーイル 1.43
エミリー・ウィットマイアー 2.90

前日のTUF27フィナーレは、TUF準決勝の放送がまだ終わっていないためカードが出揃っていないので、まずはこちらから。

メインはTUF27コーチ対決で、ヘビー級王者ミオシッチがライトヘビー級王者ダニエル・コーミエを相手に防衛戦を行う試合。UFC史上、王者同士の対戦はGSP vs. BJペンアルバレス vs. マクレガーに続いて3例目(のはず)。スーパーファイト路線は通常の防衛戦が盛り下がるという副作用もあるが。

ミオシッチとコーミエはともに今年1月のUFC220で防衛に成功。コーミエはストライカーのヴォルカン・オズデミアにスタンドでも優勢で、UFCではテイクダウンされていなかったオズデミアの寝技に穴があったこともありパウンドで圧勝。ミオシッチは勢いのある若手のガヌー相手に、ガヌーが早々にスタミナが切れ、危なげない展開になったが仕留めることもできず判定勝ち。

オッズではヘビー級王者ミオシッチが優勢。体格差についてはコーミエにとってはライトヘビー級でも同じでいつものことではあるが、やはりリーチが2mを超えるジョン・ジョーンズやグスタフソン相手に苦戦しているのが大きいか。コーミエが勝つとしたらテイクダウンを奪える展開になることだが、それも難しそう。

ミオシッチ判定勝ち。

セミフェザー級タイトルマッチ。ともに底が見えない強さを見せているマックス・ホロウェイとブライアン・オルテガの対戦。同じ階級同士の試合では、実現するかわからないヌルマゴ vs. マクレガーを除くと、今UFCで一番の好カード。

ホロウェイは現在12連勝中。タイトルマッチからは3試合連続KOしている。対するオルテガUFC全試合フィニッシュ勝利(デビュー戦のみ、試合後に禁止薬物が発覚しノーコンテストになったが)で、前回は元ライト級王者エドガーから、30戦目に初めてKOを奪っている。しかし、最近のホロウェイに比べると、オルテガは苦戦しながらの逆転勝ちも多い。

パンチに加えてギロチンという武器もあるホロウェイ。オルテガはまず打撃で相手を上回り、嫌がって組みに来た相手を下からの極めで仕留めることもある。しかし自らテイクダウンに行くことは少なく、テイクダウンを取れたのも過去7戦で1回のみ。下からの攻めの強さはあるものの、自ら寝技に持ち込むのはあまり上手くない。

ホロウェイ相手だとさすがに打撃では厳しいと思うが、テイクダウンも難しい。引き込みからの攻めが上手くハマればわからないが、最後まで打撃勝負になってホロウェイ勝利と予想。

メインカードでは元K-1ファイターグーカン・サキのUFC2戦目も組まれている。日本大会では3連敗中のエンリケ・ダ・シウバ相手に危ないところも見せたサキ。今回の相手ラウントリーはUFCでは2連敗の後2連勝し、前回は判定負けしたが相手の禁止薬物検出によりノーコンテスト。ストライカーだけにサキもやりやすいのかもしれないが、前回の試合を見る限り不安のほうが大きい。

第1試合開始は8日日曜朝8時予定。速報します。