格闘技徒然草

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UFC226:第9試合・ポール・フェルダー vs. マイク・ペリー

ウェルター級。

フェルダーはライト級14位。来週のUFN133でジェームス・ヴィックと対戦予定だったが、8月のUFN135でジェスティン・ゲイジーと対戦予定だったアル・アイアキンタが欠場。ヴィックがゲイジーと対戦するため、フェルダーの試合は消滅した。遡れば、今年4月のUFC223でも、フェルダーはアイアキンタと対戦予定だったが、アイアキンタが代役でヌルマゴメドフと戦ったため、フェルダーの試合は消滅している。2試合続けてアイアキンタの影響で試合が無くなったフェルダーは、今大会で負傷欠場したヤンシー・メデイロスの代役として、階級上のウェルターの試合に立候補した。ストライカーで、昨年12月のシャーウス・オリヴェイラ戦ではスタミナ切れしたオリヴェイラからパウンドでKO勝利。3連勝とした。

ペリーは勝った試合はすべてKOという倒し屋で、トラッシュトークでも注目を浴びていたが、このところは2連敗。前回は大差のアンダードッグだったマックス・グリフィンにダウンも奪われ判定で完敗。本人はマクレガー並のスターになりたいのだろうが、今のところはおもしろキャラ枠にとどまっている。

体格は遜色ないフェルダー。パンチを打ち込むペリー。フェルダーケージに押し込む。ペリー入れ替えて肘。また入れ替えて肘を返したフェルダー。離れる。フェルダーの右がヒット。ペリーは間合いを詰めて肘。プレスしていくペリー。ケージに詰めてパンチを入れるがフェルダーはカウンターのテンカオ。手数が互角の状態で残り1分。ペリー自ら組み付いてテイクダウンを狙うが離れた。ペリーバックブロー。肘。しかしフェルダーもバックブロー。残りわずかでフェルダーダブルレッグに入るが切られた。ホーン。

僅差の1R。

2R。ペリーパンチで出てケージまで追い詰めるとシングルレッグに。頭の上まで担ぎ上げてテイクダウン。パウンドを落としたがフェルダーすぐに立つ。ローを蹴っていくフェルダー。ペリーがプレス指定気ケージ際をサークリングするフェルダー。ペリー飛び込んで左フック。フェルダー、右のこめかみをカット。大量の血が流れドクターチェックに。再開。ケージに押し込みボディロックしたペリーがバックに回ると不完全ながらジャーマンで投げる。バックからパウンド。フェルダー立った。パンチを打ち込むペリー。ホーン。

2Rはペリー。

3R。パンチを打ち込むペリー。フェルダーは組むと肘を入れる。左を入れたペリー。フェルダーのバックブローはガード。フェルダーのバックスピンキックがボディにヒット。ペリーまたプレスしていく。パンチを打ち込む。フェルダーは距離を取っての蹴り、ペリーはパンチを入れる。ペリータックルに。シングルレッグで持ち上げると、倒さないがスタンドでバックに回った。ケツに膝。なおもテイクダウンを狙うがフェルダーこらえる。フェルダーがキムラを狙うとペリーは腕を引き抜いて離れる。パンチを入れるペリーにフェルダーテンカオ。打ち合い。タイムアップ。

3R微妙。

判定29-28、28-29、29-28のスプリットでペリー勝利。

ペリー初の判定勝ち。ランカーとはいえ、階級下のフェルダーに負けて3連敗にしたくはなかっただろう。