格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC226:ボーナス発表/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:該当なし
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ダニエル・コーミエ、アンソニー・ペティス、カリル・ラウントリー、パウロ・コスタ

メインはコーミエがまさかの1RKO勝利。まぐれではなく、クリンチからのパンチを狙っていたとのこと。互角だがどちらかと言えばミオシッチ優勢だった展開を一気に引っくり返した。

メイン後にはブロック・レスナーが勝者と対戦する流れになっていたのだろう。本人の希望というより、PPVを売りたいUFCによるチョイス。もちろんPPVが売れてボーナスがたっぷり入る上に勝つ可能性が高い王者サイドにとっては美味しいこと尽くめだが。

一方で、王者に挑戦したい選手は、今回急に下の階級から現れた挑戦者に続き、UFCを離れていた選手が挑戦者に抜擢されたことで、1年以上放置されることに。それだけでなくライトヘビーのタイトルも長い間凍結されてしまう。また暫定王座が制定されるかもしれないが、コーミエは来年での引退を予告しているので、王座統一戦が行われないまま終わりそう。ヘビー級は次期挑戦者最有力候補になるはずのガヌー vs. ルイスが大凡戦に終わって、タイトル挑戦の機運が全く盛り上がってこなかったので逆に良かったかもしれない。

グーカン・サキはUFC2戦目で早くも幻想崩壊。ストライカー相手なのはまだ気を使われたマッチメイクだったが、まさかのパンチでの1RKO負け。前回も打撃で押される場面があったが。どの程度MMAに対して本気なのか今ひとつ見えてこないが、腰掛け程度の意識ならこの負けで心が折れそう。

プレリムではパウロ・コスタとダン・フッカーが良かった。特にコスタは次はトップ5ファイターとの対戦が見てみたい。