格闘技徒然草

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UFN134:第7試合・ニック・ハイン vs. ダミア・ハゾヴィッチ

ライト級。

UFC4勝2敗で現ドイツ人ファイターとしては、セミリタイア状態のデニス・シヴァーを除くとトップの戦績を誇るハイン。柔道では国際大会に出場経験があり、その縁で知り合った日本人女性と結婚した。柔道の投げなども見せるが、ファイトスタイルはアウトボクシングで、4勝もすべて判定。試合も盛り上がらない。3連勝していたが、前回はADCC王者ダヴィ・ハモスのチョークで1R一本負け。

ボスニア生まれ・デンマーク在住のハゾヴィッチは昨年マーチン・ヘルドにテイクダウンを奪われ劣勢な展開から、3Rにタックルに入ったヘルドにカウンターの膝を合わせてKO勝ち。しかし前回はアラン・パトリックに9回もテイクダウンを奪われ、判定負け。

リーチで勝るハゾヴィッチがジャブ、ローで出る。ハインは飛び込んでワンツーを入れるとすぐ離れる。ハゾヴィッチ距離を取り、ハインの攻撃は下がってかわす。ハゾヴィッチが出るとハインも下がってかわすという展開が続く。観客が拍手で両者を煽る。ハゾヴィッチが入ってくるところにパンチを合わせようとするハイン。しかしハゾヴィッチのパンチをもらった。ホーン。

1Rほぼ差がない展開。強いて言えばハゾヴィッチ。

2R。1Rよりは間合いが詰まってきた。ハインのパンチ連打で下がったハゾヴィッチ。ハゾヴィッチはミドルを入れる。ハゾヴィッチのパンチが入りさらに連打を入れようとしたがハインがカウンターを入れた。圧を強めてきたハイン。ただ、連打を入れるとすぐに下がる。ジャブを顔面にもらい、見た目のダメージではハインの方がある。ハゾヴィッチはカウンターの肘を狙う。パンチを数発入れる攻撃だけを繰り返すハイン。手数は多いかもしれないが単調。ホーン。

2Rも手数はほぼ五分。ハインは右目の下が腫れている。

3R。パンチでスリップダウンしたハゾヴィッチだがすぐ立った。 膝や前蹴りを出していくハゾヴィッチ。前に出て3発くらいパンチを出す、というハインの攻撃パターンが読まれてきている。最初のパンチの際に距離を取られてしまいヒットしない。ハイン飛び込んだがカウンターの右を顎にもらいダウン。バックについたハゾヴィッチだがハインに立たれると離れた。スタンドでプレスしていくハゾヴィッチ。パンチを打ち込まれたハインだが打ってこいとアピールする。劣勢だがハインは攻撃パターンを変えない。変えるパターンを持っていないのかもしれないが。前に出て連打を出すがすぐ距離を取られる。最後に飛び膝を連続で仕掛けたところでタイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでハゾヴィッチ勝利。