格闘技徒然草

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UFC on FOX30:第10試合・アレクサンダー・ヘルナンデス vs. オリヴィエ・オウビン・メルシェ

ライト級。ヘルナンデス13位。

3月にボビー・グリーンの代役としてUFCデビュー戦でベネイル・ダリウシュと対戦したヘルナンデス。飛び込んでの左フック一発でダリウシュの意識を飛ばしてKO勝ち。ローカルイベントでもタイトル挑戦経験のないルーキーがビッグアップセットを起こしたが、まだ実力は未知数。

メインカードで唯一の地元カナダ勢・TUF準優勝のOAMことメルシェはライト級で7勝1敗。この戦績でようやくランカーへの挑戦権を手に入れた。柔道バックボーンで11勝のうちチョークでの一本勝ちが7つある。

右のパンチをセットして前に出ていくヘルナンデス。ケージに詰めてパンチを打ち込む。サークリングして離れたOAM。また詰めるヘルナンデス。受け止めたOAMだがヘルナンデス引き剥がした。また組み付いたOAMがケージに押し込むが引き剥がされる。パンチ・膝を打ち込むヘルナンデス。逆に組み付いてケージに押し込むとテイクダウン狙い。倒せず離れたが、またパンチ連打で出て押し込み。離れる。飛び込んで右をヒットさせたヘルナンデス。ケージに押し込むと両足を束ねて倒した。すぐ立ったがOAM。ホーン。

1Rヘルナンデス。OAMは防戦一方。

2R。ヘルナンデスすぐに出て押し込むと1R終盤と同じく足を束ねてテイクダウン。OAMすぐ立った。ヘルナンデス追いかけてタックルに入るが潰され下に。立ったヘルナンデスだが、OAMはキムラに捕らえて後方に投げ上を取る。ハーフ。フルガードに戻したヘルナンデス。腕十字。ヘルナンデスの体をまたいで外したOAMは後ろ向きのマウントに。反転したところで下になってしまう。上になったヘルナンデスだがガードの中で動かず早めのブレイク。ヘルナンデスすぐまたタックルで組み付く。しかし両脇を差されている。入れ替えて押し込んだOAM。ヘルナンデス引き剥がすとパンチ・膝を打ち込む。動きが落ちているヘルナンデス。ボディロックから脇をくぐってスタンドでバックについた。テイクダウンを狙う。膝をついたOAMにバックからパウンド。ホーン。

2Rはあまり差がないラウンド。

3R。すぐに組み付いて押し込んだヘルナンデス。膝を入れるが、もともとの身長差があるのと、疲れで足が上がらなくなっているため、ボディではなくローブローになってしまう。再開。パンチで出ていくヘルナンデス。いいパンチが入っているように見えるがそのまま押し込んで組んでしまう。しかしダブルレッグに切り替えテイクダウンした。OAMもスタミナ切れか。クローズドガードに。ヘルナンデスインサイドから殴る。また早めのブレイク。OAMがタックルで飛び込んだが、受け止めて投げたヘルナンデスが上に。ヘルナンデスはガードの中からパウンド。スイープ狙いから立ったOAMがなおもタックルを狙う。スイッチで返そうとしたヘルナンデスだが失敗して下になったヘルナンデス。しかしガードからツイスターフックしてバックに回った。残り30秒。バックから殴るヘルナンデス。弱いパンチ連打。OAMも耐えるだけ。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でヘルナンデス勝利。

ダリウシュ戦では実力がよくわからなかったヘルナンデス。今回は苦戦したが、ライト級7勝1敗のOAMにアウェイで勝ったのだからランカーとしての実力があることは証明したか。ただこれより上は厳しそう。