格闘技徒然草

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UFC227:第6試合・リッキー・シモン vs. モンテル・ジャクソン

バンタム級
シモンは前回のUFCデビュー戦では2Rまで劣勢で、3Rに入りマウントでギロチンを絞め続け、相手のデヴァリシビリがタップせず持ちこたえたにもかかわらず、試合後にデヴァリシビリが続行不能だったと判断され、3R5分ジャストで逆転一本勝ち。本人の責任ではないとはいえ、この裁定は物議を醸した。

ジャクソンは6月のコンテンダーシリーズでKO勝ちしてUFCとの契約を勝ち取った。レスリングではグレコでオリンピックを目指していたものの、断念しMMAに転向。昨年プロデビューしここまで5戦全勝。

ミドルを入れたシモンだがキャッチされる。離したジャクソン。シモンタックルへ。胴に組み付かれ倒されたジャクソンだが、オーバーフックした腕で投げてそのまま立つ。シモンまたタックル。受け止めたジャクソン。離れる。スタンドで出ていくジャクソン。シモンプレッシャーを受けるが前に出ようとするとジャクソンは間合いを外す。シモンタックル。ダブルレッグ。持ち上げて倒した。ジャクソンすぐ亀になり立つががスタンドでバックを取られる。正対したがまた倒されたジャクソン。すぐ立つと膝を入れて引き剥がす。ジャクソンはじわじわ出てローやジャブを出す。シモン飛び込んで左ボディから右フック。ジャクソンの左がカウンターで入るが、シモンタックルで組み付く。ホーン。

両者手数が少ない展開。上にはなれなかったが、シモンの2度のテイクダウンがどう評価されるか。

2R。シモンまたタックル。ボディロックされたジャクソン、堪えたが倒される。しかし倒され際に勢いを利用して上になるジャクソン。逆にバックを取ると、立ったシモンを投げて初めてテイクダウン。パウンドを入れるがシモン立つ。シモンまたタックル。スタンドでバックに。引き剥がしたジャクソン。ジャクソンがじわじわ出て単発の打撃を入れていくが、やはり手数が少ない。ジャクソンの左ハイをかわしてバックに付いたシモン。そのまま後方に倒れてバックマウントを狙う。両足をフックしたが時間がない。ジャクソンが反転したがホーン。

2Rはシモン。

3R。ミドル、ワンツーを入れるジャクソン。ちょっと手数を意識してきたか?しかしシモンがタックルに。切りきれなかったジャクソン。倒してバックに回ろうとするシモンだが前に落とされる。立って離れるシモン。テンカオから右を打ち込むジャクソン。もう一回。しかしシモンがダブルレッグ。投げるとそのままの勢いでマウント!ジャクソン亀になりバックマウントで体を伸ばしチョークに。正対して防いだジャクソン。立ち上がるがまだボディロックされている。尻クラッチして投げるシモン。立ち上がるジャクソンだが即またテイクダウンに行くシモン。倒した。残り30秒。シモン立つと肘を入れるがタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でシモン勝利。

ジャクソンMMA初黒星。テイクダウンを取られすぎた。