格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.12:予想と展望

日沖・浅倉・侍・マガーナ・ヤング・住村・祖根・グスタボはRIZINデビュー戦、ストラッサーとマルティネスは2戦目。 RIZINで2戦以上していて1年以内にローカルイベントに出てない「RIZINの選手」と言えるのはメインの矢地のみ。 もともとRIZIN.11から2週間と日程的に無理があった。売り興行なのかもしれないが、今までで最もやる意味が薄いラインナップになっている。 MMA7試合でキックが5試合というのも…。もっとMMAの試合を増やして欲しかった。

キック5試合

ほとんどが地元勢絡みのカード。海人はRIZIN.11から唯一の連続参戦となる。単に顔見せ(とチケット手売り)のために組まれただけで、今後につながるものが何もないカードにはノレない。

キックで唯一休憩後に登場の内藤大樹のみ、今後につながる期待がある。内藤は2015年8月のBLADEトーナメント決勝で那須川天心にKO負け。その後天心へのリベンジを狙いキャリアを重ね、昨年11月にはRISEでDOAトーナメントを制し、「RISE王者に挑戦できる権」を手に入れたものの、望んだ天心戦はなかなか組まれなかった。しかし、今年6月のRIZINキック出場者決定トーナメントで優勝した原口健飛や現RISE王者の工藤政英に勝っており、RIZINキックトーナメントに参戦する資格は十分ある。

第4試合・女子53kg契約5分3R
村田夏南子
アンジェラ・マガーナ

マガーナは元UFCファイターとはいえ0勝3敗。現在、TUFの非公式戦を含めて6連敗中で、最後に勝ったのは2011年。人気先行お荷物ファイターのABCことアマンダ・クーパーにも破れており、UFCに出ていたというだけでUFCレベルにはないのは明らか。年齢も35歳で今後も使う気があるとは思えない。元メジャーという肩書きより、3Aあたりでも活きがいい選手が見たい。

村田一本勝ち。

第6試合・120kg契約5分3R
ロッキー・マルティネス
マーク・ハント

本来ミドル級がベストの侍にはナチュラルヘビー級のマルティネスの相手は厳しいだろう。マルティネス一本勝ち。

第7試合・66kg契約5分3R
日沖発
朝倉未来

裏メイン。現在、2連続秒殺KO負けの日沖は約1年ぶりの試合。若さと勢いでは完全に朝倉だが、前回朝倉が判定で勝ったCOROや、その前にRoadFCで破れたイ・ギルウとはレベルが違う。

日沖久々の快勝に期待したい。日沖一本勝ち。

第9試合・65kg契約5分3R
KINGレイナ
ケイトリン・ヤング

ヤングはMMA7勝9敗と負け越しで、最後に勝ったのは2012年。現在はInvictaFCでマッチメイカーを担当しているが、MMAの試合は約4年ぶりで4連敗中。この4年間はキックの試合に出ていたので、引退していたわけではない。とはいえMMAでの実力には疑問符がつくし、結局は使い捨てで呼ばれたようにしか見えない。

KINGは65kgという中途半端な階級に落としても他に選手がいない。ギャビ級ならまだ色々な展開が期待できたが、KING一人のための階級を作るほどの需要はない。中井・杉山と同じフライ級まで落とした方がいい気がするが。落として他の選手に勝てるならの話だが。

KINGが投げて腕を極めて一本勝ち。

第10試合・77kg契約5分3R
ストラッサー起一
住村竜市朗

「73kg級で矢地戦」をアピールしていたストラッサーだが今回は普通にウェルター級での試合。そもそも73kg級はないが。今後RIZINウェルター級の試合が組まれるかは微妙。マッハももう落とせないだろうし、かといってストラッサーのためだけに強豪外国人を連れてくるということもなさそう。よほどインパクトを残さないと、年内の再登場すら難しくなる。

ストラッサー判定勝ち。

セミファイナル・61kg契約5分3R
元谷友貴
祖根寿麻

 いいカードではあるが、RIZINセミかと言うと…。DEEPのメインとかで見たかったカード。前回、ムン・ジェフンにボディを効かされピンチに陥った元谷を祖根が打撃でどこまで崩せるか。

元谷一本勝ち。

第12試合・70kg契約5分3R
矢地祐介
ルイス・グスタボ

グスタボはほとんどがフェザー級での試合だが体格的には遜色ない。8戦全勝だが、これまでブラジル国内での実績しかなく、相手のレベルも世界クラスはいない。前回のディエゴ・ヌネスよりは楽な相手では。

矢地一本勝ち。

今回はフジテレビでの中継は関東ローカルで後日の録画中継(18日(土)26時00分 〜 27時30分)。また、BSフジでは26日(日)の昼に1時間枠で放送される。スカパーとGyao!はいつもどおりPPV生中継。

速報します。