格闘技徒然草

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RIZIN.12:総評

メインは初参戦のグスタボの戦法がハマった。矢地は初メインで気負いがあったのかわからないが、最初から動いて攻め続けるグスタボに対し後手に回ってしまった。ここ2戦、初参戦の外国人相手にはいい試合が出来ておらず、五味に勝ってエース的な扱いになったことでらしさを失ってしまったように見える。今回の負けでまた気分的にリセットされれば良いが。

メイン以外では日沖 vs. 朝倉がショッキング。こうなる可能性があるとは思ってはいたが。過去2戦の田中半蔵・高谷戦でのKO負けとは違い、これからの若手にKOされてしまった。それも秒殺ではなく、タックルに入るしかないという展開を作られた上でのKO負け。切なかった。

朝倉はこのままフェザーでいくなら次は川尻戦が見たい。川尻は五味をターゲットにしてライト級に上げると言っているが…。

KINGはMMAで負け越していて最近4年間キックをやっていた相手に完敗。階級を下げることでかえって周りのレベルが上がり勝てなくなっている。ヤングや年末にKINGに勝ったダンドーワを定期参戦させたところでKING以外の相手もいないし、バンタムまで落としてJEWELSからやり直すか、またギャビ級に戻さないとRIZINには居場所がない。

後半に行くに従って盛り上がったので、このカードを見た上で有料観戦しようと思った層には刺さる内容だったのでは。RIZINと思うとカードがしょぼく感じるが、DEEPだと思えばカードも演出も豪華で満足度が高い。

キックトーナメントはまだ不透明。少なくとも天心の9月の試合はキックになるようだが。天心はトーナメントは年末開催と言っていたが、ワンデーで8人トーナメントできるのか?内藤大樹はスタッフからマイクを渡されてトーナメントへの参戦アピールを促されていたが「55kgのRIZINトーナメントに枠が空いてたら出たい」と言っていた。やるとしても55kgはないだろう。内藤も契約体重は聞いてないのか。