格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC228:オッズ/予想と展望

タイロン・ウッドリー 1.83
ダレン・ティル 1.95
ニコ・モンターニョ 8.00
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ 1.08
ザビッド・マゴメドシャリポフ 1.12
ブランドン・デイヴィス 5.50
ジェシカ・アンドラ1.22
カロリーナ・コバケビッチ 4.00
アブドゥル・ラザク 1.61
ニコ・プライス 2.20
カーラ・エスパルザ 5.00
タチアナ・スアレス 1.15
アルジャメイン・スターリン1.80
コーディ・スタマン 1.95
ジミー・リベラ 1.70
ジョン・ダドソン 2.05
チャールズ・バード 1.40
ダレン・スチュワート 2.75
ディエゴ・サンチェス 2.62
クレイグ・ホワイト 1.44
ジム・ミラー 2.15
アレックス・ホワイト 1.66
アイリーン・アルダナ 1.83
ルーシー・プディロバ 1.90
ジャレッド・ブルックス 1.41
ロベルト・サンチェス 2.75
ジェフ・ニール 1.50
フランク・カマチョ 2.50

メインは色々納得行かない展開の末組まれたウェルター級タイトルマッチ。6月に暫定王座決定戦で勝利したコビントンだが、負傷があり9月の試合に間に合わず、王座は消滅へ。そもそもウッドリーが手術で試合ができない期間が10ヶ月程度しかなかったわけだし、別に暫定王座はいらなかったのでは。代わりに挑戦者となったのはランキング2位のダレン・ティルだが、5月のトンプソン戦では体重オーバー。ウェルター級に落とせなかった試合をウェルター級の実績にしていいのか?ミドル級では同じく直近の試合で計量失敗したヨエル・ロメロが挑戦者となり、タイトルマッチでも体重オーバーするというやらかしがあったばかりというのに。

オッズはほぼ五分。キック出身でストライカーのティルだが、ゴリゴリのレスラーとの対戦経験はない。意図してのものか、プロテクトなのか。気になるのはスタミナ。唯一引き分けたニコラス・ダルビー戦では1,2R優勢に試合を進めながら、3Rに急遽失速した。1ポンド規定がないタイトルマッチでちゃんとフルラウンド戦えるコンディションが作れるのかどうかが気にかかる。

ウッドリーはタイトルを取るまでは6勝のうち5KOだったが、防衛戦は3回全てが判定。2度のトンプソン戦とマイア戦でいずれも待ちのファイトスタイルになり、試合が盛り上がらなかった。

ウッドリーのテイクダウンを警戒するティルが後手に回れば、テイクダウンを餌にウッドリーのパンチが入る展開になることもあると見る。ウッドリーKO勝ち。

セミUFC史上もっとも王者がアンダードッグになる試合では。昨年の女子フライ級初代王者決定TUFを制したニコ・モンターニョだが、フライ級適性の選手も多くは無理に階級を上げるか下げるかして、すでにUFCに参戦済み。TUFに参加したのはUFCのオファーにかからなかった選手ばかり。一回級上のバンタムで王者アマンダ・ヌネスと互角以上の試合をしてきたシェフチェンコがフェイバリットになるのも当然か。

シェフチェンコが終始圧倒して判定勝ち。

セミ前ではUFCデビューから3試合連続でボーナスを獲得しているマゴメドシャリポフが登場。本来、TUFウィナーのヤイール・ロドリゲスとの回転打撃が得意な者同士の対戦が組まれていたが、ロドリゲスが負傷欠場。代役のブランドン・デイヴィスはUFC1勝2敗と負け越しているだけに、きっちりフィニッシュして4試合連続のボーナスを獲りたい所。

プレリムメインは女子ストロー級の初代王者エスパルザがTUF23ウィナーでレスリングエリートのスアレスと対戦する。レスリング世界選手権銅メダリストのスアレスだが、MMA戦績はまだ6戦。全勝とはいえ、まだ穴もある。エスパルザは大きくアンダードッグだが、元王者の意地を見せられるか。

第1試合開始は9日朝7時から。速報します。