格闘技徒然草

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UFN136:第1試合・マラブ・デヴァリシビリ vs. テリオン・ウェア

バンタム級

ジョージアのデヴァリシビリ。ジョージア旧ソ連の国家とはいえ、ソ連崩壊後はロシアとは仲が悪く、ホーム側と言っていいのかどうか。ジョージアのサンボ王者で現在はニューヨークに在住し、アメリカのローカル団体でキャリアを積んでUFC参戦を果たした。UFC初戦はリッキー・シモン相手に打撃とテイクダウンで終始攻めまくったが、3R後半にタックルしたところをギロチンに捕まり、そのままマウントで絞められ続け、タイムアップまで耐えきったものの、終了後にドクターの問いかけに答えられなかったため3R5分ちょうどに一本負けという裁定が下った。

ウェアは極真黒帯。代役でUFC出場を果たしたものの、現在0勝3敗で後がない。スタンドでどんどん前に出て攻めていくものの、打撃のヒットが少なく勝ちには結びついていない。

シングルレッグでテイクダウンしたデヴァリシビリ。インサイドで胸に顔をつけたままパウンド。徐々に体を起こして強いパウンドを入れる。パウンドを打ちながらハーフに。肘を顔面に連打。フルガードに戻したウェアだがなおも肘を打ちこみまたハーフになる。ケージで立ったウェア。シングルレッグで倒そうとしたデヴァリシビリだが離れる。パンチを入れたデヴァリシビリがまたシングルレッグから残った足を払ってテイクダウン。ウェアは亀になり立つ。デヴァリシビリバックを取るがウェア立つ。離れたデヴァリシビリが残り10秒でまたシングルレッグに入るが、自ら離れるとパンチ連打を打ち込み、さらに右ハイ2連発。ホーン。

1Rデヴァリシビリ。

2R。バックスピンキックを放つデヴァリシビリ。ハイでバランスを崩すと立ち際にウェアが蹴りを入れる。デヴァリシビリがダブルレッグでテイクダウン。ウェアちょっと倒されすぎ。亀から立とうとするウェアのバックに回る。持ち上げてテイクダウン。またインサイドからパウンド。残り1分。ウェアはガードで凌ぐだけ。ホーン。

2Rもデヴァリシビリ。ここまでウェアはノーチャンス。デヴァリシビリは常に攻め続けているがスタミナもある。

3R。蹴りからレッグダイブでテイクダウンしたデヴァリシビリ。ハーフから密着したままパウンド。ウェアはガードに戻すがそれ以上何もできない。こつこつ殴り続けるが若干ブレイクが掛かりそうな攻め。そう思ったのかちょっと体を起こして強いパウンドを入れるデヴァリシビリ。とにかく休まない。肘。ひたすらパウンドを打ち続ける。タイムアップ。

三者30-25でデヴァリシビリ勝利。

200発以上のパンチを打ち込んだデヴァリシビリ。寝ても立っても常に休むということがない。ただ、闇雲に手を出しているだけでフィニッシュに向かっている感じもあまりしないが。デヴァリシビリの漬け力が高かったのか、ウェアのリカバリが弱かったのか不明。