格闘技徒然草

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UFN136:第7試合・ピョートル・ヤン vs. ソン・ジンス

バンタム級契約だったがジンスが1ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

ACBバンタム級王者のヤンはUFC初戦も対戦相手から避けられてなかなか試合が決まらず、ようやく名乗りを上げた石原夜叉坊を1RでKOした。今回も当初の相手だったダグラス・シウバ・デ・アンドラジが負傷欠場すると、敵地でヤンと対戦しようとする選手が見つからず、UFCデビュー戦のジンスとの対戦に。

DEEPバンタム級王者のジンス。来月、ジンスが返上した王座を巡って元谷と対戦する釜谷にも勝利している。敗れた相手はフェザー級契約で戦った上迫戦と、王座決定戦での再戦ではKOでリベンジした北田戦の2戦。コリアン・ゾンビMMA所属で、ヤンと同じ25歳。計量で10kg近くリカバリーをするが、今回は体重オーバーの失態。フィジカルと打撃が武器だが、そのどちらもヤンが上だと見られており、オッズは今大会最大のアンダードッグ。

低い構えでジャブで距離を測るジンス。ヤンワンツー。左ミドル。また飛び込んでワンツー。ジンスもパンチを出していく。ヤン右フック。ジンス笑って挑発。飛び込んだジンスだがヤンの前手の指が目に入りタイムストップ。再開。前に出てきたヤンにカウンターのタックル。倒してバックに回ったジンス。しかし振りほどいたヤン。ジンス首相撲。ヤンの肘。バックブロー。ヤン右ハイ。ジンスが出ていく。ヤンの左をかわしてボディロック。ケージでテイクダウンを耐えるヤン。引き剥がしたがすぐ首相撲。ヤンはクリンチアッパーで引き剥がした。

1Rヤンだがジンスはテイクダウンも取っており健闘している。

2R。ニヤリと笑うジンス。ヤンの左をもらった。さらに右。しかしまだ笑ってる。タックルを狙うが受け止められ膝をもらう。ワンツー。ヤンのコンボがヒット。ジンス左耳から出血。しかしなおも笑ったままパンチを打ち返すジンス。逆にパンチで出るジンス。ヤンは腕でブロッキング。ヤンの左が顔面に入る。ジンスもらっているが気持ちは全然引かない。そしてヤンが飛び込んでくるタイミングでタックル。テイクダウン!ヤンはガードから肘を入れる。パスを狙うジンスだが足を超えられない。足をさばいてマウントを狙ったがガードに戻された。上はキープしているジンスだがパス狙いを防がれるだけで攻めが足りない。かついでパスを狙ったジンスヤンは亀になる。バックからのチョークを狙ったジンスだが、反転して上になったヤン。ジンス立ってスタンドに。ホーン。

2Rもヤンだが、ジンスは諦めてない。

3R。開始直後にシングルレッグに入ったジンス。片足で耐えたヤン。首相撲に捕らえるジンスをパンチで引き剥がす。ジンスの左がヒット。パンチで打ち合い。ヤンはパンチから首相撲になると肘。タックルで弾き飛ばしたヤン。立ち際にハイを入れる。組んだ状態からヤンお回転肘がヒット。しかしなおも笑っているジンス。パンチを出していく。もらっても手を出す。ジンスのタックルは切ったヤン。左ハイからワンツー。ジンスさすがにちょっと動きは落ちているが、それでも攻めていく。ヤンのアッパーがヒット。飛び膝。スリップダウンしたジンスだがすぐ立つ。残り1分。ヤンのパンチをもらってももらっても打ち返すジンス。右が入ったが効かないとアピールするジンス。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でヤン勝利。

しかしジンス大健闘。最後まで気持ちが切れなかった。