格闘技徒然草

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UFN136:セミファイナル・ヤン・ブラホヴィッチ vs. ニキータ・クリロフ

ライトヘビー級。ブラホヴィッチはランキング4位。

ポーランドのブラホヴィッチはUFCデビューから6戦で2勝4敗と負けが込んでいたが、そこから3連勝。前回は以前敗れたジミ・マヌワとの再戦で、1Rにダウンを奪うと2R以降は接戦となり、接戦の3R終盤にテイクダウンを奪い判定勝ち。それまで10位以内に入っていなかったが、この1勝だけで一気にランキング上位に入った。柔術ムエタイが武器の35歳。

ウクライナ生まれでモスクワ在住のクリロフは珍しい出戻りファイター。UFC6勝3敗(ライトヘビー級では5勝2敗)だったが、契約最終試合にミーシャ・サークノフに一本負け。UFCとの再契約交渉でファイトマネーが折り合わず、そのまま離脱した。その後はロシアのFNGに上がり、元Bellatorエマニュエル・ニュートンや元UFCのファビオ・マルドナドらに全試合フィニッシュで4連勝して王座を獲得した。しかし、地元ロシアでUFCが開催されるのを期にFNGがクリロフのUFC参戦をバックアップ。UFCとの再契約が決まった。まだ26歳で、ライトヘビー級では全体で3番目の若さ、UFC10戦以上の選手では最年少となる。バックボーンは極真空手

アグレッシブに手を出していくクリロフ。大振りの左フックは空振り。フックを振り回してタックルに切り替えテイクダウン。ブラホヴィッチはクローズドガードから腕十字狙い。察知して防いだクリロフ。密着したまま肘を入れるクリロフ。足を超えてパス。マウントを狙うと起き上がったブラホヴィッチにギロチン。そのまま引き込んで絞めるがパスされ外れる。ブラホヴィッチがサイドで押さえ込みながらパウンド。足を絡めてハーフにしたクリロフ。またパスされた。クリロフ下のまま動けない。ホーン。

1Rブラホヴィッチ。

2R。ブラホヴィッチがシングルレッグからバックに回る。そのまま後方に引き込む。クリロフは足関を狙ったが外されてまたパスされサイドを取られる。ブラホヴィッチ肩固め。タップアウト。

下になってからはさっぱりだったクリロフ。FNGではそもそも下になることがなかったのかもしれないが。これでは上位は難しい。