格闘技徒然草

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UFN137:第3試合・ターレス・レイチ vs. ヘクター・ロンバード

ミドル級。

レジェンドのターレス・レイチ引退試合。37歳。柔術を武器にUFCでは5連勝してアンデウソン・シウバのタイトルに挑戦したが、テイクダウンを奪えずタックルを切られるだけの試合が続いて判定負け。次の試合でも判定負けすると早々にリリースされた。ローカルで試合をしていたがUFCに復帰。地味な試合ぶりは健在だったが、今度はパンチでKOする試合も見せている。しかしやはり武器は寝技で、やはりテイクダウンを奪えない試合では苦戦し現在2連敗中。地元での試合を機に引退を表明した。日本にはUFC参戦前に一度だけ試合をしており、MARSの旗揚げ戦に出場し渋谷修身に判定勝ちしている。

ロンバードは柔道オリンピック代表でBellatorでは無敗の王者だったものの、ここ最近は連敗中で、リリースを挟まないUFCの最多連敗記録となる6連敗がかかった試合。前回はラウンド終了のホーンが流れた後にパンチを入れてしまい反則負けとなる失態。もう40歳。引退するレイチに敗れるようならロンバードも現役続行は難しくなる。

打撃戦。両者飛び込んでパンチを放っていく。ロンバードのローにパンチをあわせてヒットさせたレイチ。両者警戒してなかなか手が出ない。間合いを詰めるのはロンバード。レイチは下がりながら打撃を出していく。ローを蹴るロンバード。ちょっと嫌がっているレイチ。ロンバードロー連打。ホーン。

1Rロンバード。

2R。レイチも手数を増やしてきた。遠い間合いからパンチを打ち込むとロンバードスリップダウン。すぐに上を取ろうとするレイチだがロンバード立った。また打撃戦。前に出ていくレイチ。ワンツー。押されて下がりだすロンバード。スタンドでクリンチして腕を抱えたレイチはなんと引き込み。腕を狙うがディフェンスされると立った。右ハイを入れたレイチ。ロンバードは疲れが見える。ホーン。

2Rレイチ。

3R。またクリンチしたレイチ。首相撲からボディに膝連打。離れた。右ミドル。ロンバードはまたローを入れるがレイチもロー。ロンバード疲れたのか手数が減ってる。組み付いていくレイチだが両脇を差されてケージに押し込まれる。しかしロンバードも押し込むだけ。残り15秒でバランスを崩したロンバードのバックを取るが、そこから攻められずタイムアップ。

三者29-28でレイチが引退試合で勝利。