格闘技徒然草

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UFC229:第5試合・アスペン・ラッド vs. トーニャ・エヴィンガー

女子バンタム級。ラッドはランキング9位。

UFCではまだ1戦しかしていないラッドだが、23歳でMMA6戦全勝(4KO、1一本勝ち)で非常にプッシュされている。デビュー戦では1Rはケージに押し込まれて膝を受けるだけだったが、2Rにテイクダウンを奪うと叫びながらのパウンドでKO勝ち。しかし、今年の4月に組まれていた2戦目では体重オーバーし、相手のレスリー・スミスがキャッチウェイト戦を拒否したため試合が消滅した。

エヴィンガーは昨年7月、女子フェザー級王座決定戦でクリス・サイボーグと対戦予定だったミーガン・アンダーソンの代役として階級を上げてUFC初参戦。Invictaでは安定王者だったが、試合は地味オブ地味で、こういった経緯がなければUFCとの契約はなかっただろう。なにげに19勝中15フィニッシュと一本・KOが多い。サイボーグ戦ではスタンドで攻められながらも致命傷を避け続けていたが、3Rに顔面への膝をもらってKO負けした。

打撃戦。クリンチでパンチを打ち込むエヴィンガー。また組んだエヴィンガーが押し込み。ケージまで押し込んで膝を入れる。入れ替えたラッド。テイクダウンを狙うエヴィンガーから上を取る。パウンド連打を打ち込む。亀で殴られるエヴィンガー。シートベルトグリップから両足をフックさせてバックマウント完成。体を伸ばすと肘を入れる。得意の雄叫びパウンド連打。どれだけダメージがあったかわからないがレフェリー止めた。

最後は連打での攻勢でレフェリーに止めさせたラッド。地味強のエヴィンガーを圧倒したのは評価できる。