格闘技徒然草

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UFC229:第7試合・セルジオ・ペティス vs. ジュシーエ・フォルミーガ

フライ級。ペティス2位、フォルミーガ5位。

ガラスの十代UFCに参戦したペティス弟。UFC6年でまだ25歳。現王者のセフード戦ではテイクダウンを奪われる展開で判定負けしたが、前回はフライ級がスタートして以来不動のランキング1位だったジョセフ・ベナビデスを判定結果は微妙ながら1Rにダウンを奪いスプリットで下して風穴を開けた。

修斗のフォルミーガは昨年の日本大会で佐々木憂流迦からテイクダウン→パス→マウント→バックマウント→チョークで一本勝ち。前回もアウェイのオーストラリアでベン・ウェンにチョークで一本勝ち。UFCでテイクダウンからの塩漬けでの勝利が多かったが、ここに来て相手が下位ランカーとはいえフィニッシュしての連続勝利を挙げている。

ともにタイトル挑戦経験がないが、この試合で勝てば次期挑戦権を手に入れてもおかしくない。

パンチの打ち合い。間合いが詰まりジャブが届く距離に。お互い牽制の打撃を打ち込む。ペティスはサイドキック。左ミドル。お互い牽制を続けている。フォルミーガシングルレッグ。倒されたペティスだがすぐスクランブルで脱出。またタックル。ペティス、今度は逃げられずガードを取る。インサイドから体を起こさず細かいパウンドを入れる。ホーン。

1Rフォルミーガ。

2R。間合いに入らないフォルミーガ。飛び込むフェイントを見せる。フォルミーガタックル。いいタイミングで懐に入ったがペティス切った。ペティス牽制のジャブ。フォルミーガまたタックル。シングルレッグからボディロックに切り替えてテイクダウン成功。ペティスはハイガードを狙うがフォルミーガ立つとパスを狙う。飛び込んだがガードの中。一本超えてハーフにしたフォルミーガだが時間がない。バタフライで浮かせて立ったペティスだがホーン。

2Rもフォルミーガ。

3R。またシングルレッグに入ったフォルミーガ。振ってバックに回ると背中に乗る。スタンドで四の字バックに。ケージに寄りかかって倒されるのを防ぐペティス。会場はブーイング。フォルミーガ後ろからパンチを入れつつチョークを狙う。右腕が首にかかったが、左腕を抑えて防いでいるペティス。しかしこのままだと防いでも判定では勝てない。時間が過ぎていく。残り1分に。ペティスケージ中央まで歩いてきたが、何も出来ずうろうろするだけ。ブーイングとともにタイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でフォルミーガ勝利。

しかし会場からはブーイング。タイトル挑戦権はほぼ手中にしたものの、期待感は上がらず。これならDJのダイレクトリマッチの方が、と思われそう。