格闘技徒然草

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Bellator207:メインイベント:マット・ミトリオン vs. ライアン・ベイダー

ヘビー級トーナメント準決勝。

ミトリオンはTUF10でMMAデビュー。UFC9勝5敗の戦績を残すとBellatorに移籍しここまで4連勝中。ヒョードル相手にも1Rパウンドで失神させてKO勝利しているが、トーナメント一回戦はロイ・ネルソン相手に両者ガス欠になる泥試合でマジョリティ判定勝ち。

ベイダーは試合の地味さからUFCとの契約交渉がまとまらずBellatorに移籍すると、初戦で同じく元UFCのフィル・デイヴィスに勝利しライトヘビー級王座を獲得。11月にはリントン・ヴァッセル相手に王座防衛している。トーナメント初戦は同じライトヘビー級のキング・モーと対戦し秒殺KO勝ち。今回が初のヘビー級ファイターとの対戦に。

パンチを出してきたミトリオンだがベイダータックル。テイクダウン。背中をつかせた。ケージで立とうとするミトリオン。立ったがボディロックから外掛けですぐにまたテイクダウン。バックから殴るベイダー。立とうとしたところを投げる。また立つがすぐにテイクダウンされるミトリオン。バックからパウンド連打。ラッシュ!腕でガードして凌ぐミトリオン。背中越しにミトリオンの腕をホールドサイドコントロールし立たせず殴っていくベイダー。ようやく膝立ちになったミトリオンだがそこから立たせずパンチを入れるミトリオン。残りわずかで立ったミトリオンだが、ベイダーも離してパンチ連打を打ち込む。ゴング。

1Rベイダー。しかし大きいミトリオンをコントロールし続け、強いパンチを打ち込み続けたことでスタミナも相当使ったか。

2R。パンチで突っ込んだミトリオンだがベイダータックル。切ろうとしたミトリオンだがダブルレッグで倒された。ハーフからキムラを狙うベイダー。諦めて外すが肘。亀になろうとするミトリオンだが、また背中越しに腕を捕まれコントロールされて殴られる。またキムラ。ミトリオン、腕がタップの形。諦めかけている。しかし極まらず。ミトリオン、転がって足関を狙うがベイダーのパウンドをもらい離す。ケージで立とうとしたが立たせないベイダー。体を起こしても倒される。残り時間わずかで立ったがゴング。

2Rもベイダー。ミトリオンの心が折れかけている。

3R。ベイダー即タックル。倒されたミトリオン。上からパウンド。ミトリオン、クローズドガードを取ってしまう。立つ気なし。亀になるネルソン。そこから立とうとするがまた倒される。レッグドラッグハーフで殴っていく。ミトリオンを完全にコントロール。両足をまたいでほぼマウント。亀になりたとうとするが立たせてもらえないミトリオン。ベイダーさすがに疲れてパウンドの威力がないが、徹底して立たせない。タイムアップ。

30-25、30-24、30-25の大差判定でライアン・ベイダー勝利。重いミトリオンを完全にコントロールしドミネイトし続けた。トーナメント決勝進出。来年1月に明日のヒョードル vs. ソネンの勝者と対戦する。