格闘技徒然草

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UFN139:第9試合・ベネイル・ダリウシュ vs. チアゴ・モイゼス

ライト級。

イラン生まれのグラップラーダリウシュはUFC8勝4敗1分け。一時は5連勝しランキングにも入っていたが、ここ3戦は勝ち星なし。前戦はUFCデビュー戦のアレクサンダー・ヘルナンデスにまさかの秒殺KO負け。ランキングからも外れてしまった。

今回の相手モイゼスもUFCデビュー戦。UFC旗揚げの時には生まれていない23歳。今年8月のコンテンダーシリーズブラジルで勝利しUFCとの契約を勝ち取った。8歳から始めた柔術がバックボーン。MMA11勝2敗。父親もプロMMAファイターだったとのこと。

組んでケージに押し込んだダリウシュがクラッチ。モイゼスはギロチンで引き込んだが、首を抜かれて下になる。パウンドを落とすダリウシュ。モイゼス腕十字。外してバックに回ったダリウシュ。足を絡ませないように防いでいるモイゼス。正対。投げの打ち合い。こらえた両者だがダリウシュまた押し込み。モイゼスまたギロチンで引き込み。得意なのかもしれないが、抜かれると下になるのでリスキー。案の定抜かれてパウンドを落とされる。またボディロックからテイクダウンを狙うダリウシュ。倒した。会場は地味な展開が不満なのか奇声が飛んでる。亀になったモイゼス。ハーフバックになったダリウシュだがもう時間がない。ニアマウントでパウンド・肘。ホーン。

1Rダリウシュ。

2R。パンチで下がらせたダリウシュ、ケージが近くなったところでタックル。ボディロックして投げた。パスを仕掛けてハーフに。パウンドを落とすダリウシュ。モイゼスはガードに戻したがディフェンスだけで時間が過ぎていく。足で距離を作り立つが、すぐに追いかけてボディロックするダリウシュ。スタンドでバックに回る。ケージ際で片膝をついて顔面への膝を防ぐモイゼス。バックに回ったダリウシュ。足のロックだけは防いでいるモイゼス。しかし両足フック。体を伸ばしてチョークに。顎ごとフェイスロックで絞める。時間がない。ホーン。

2Rダリウシュ。モイゼス今の所いいとこなし。

3R。右ミドルをヒットさせたモイゼスだが、ダリウシュのプレッシャーに圧されて下がると、ダリウシュはまたタックルに。まーたギロチン。まーた抜かれて下になる。ハーフでパウンドを入れるダリウシュ。亀になったモイゼスだが四の字バック。今度は時間が十分ある。チョーク。顎ごと絞めるフェイスロックに。耐えたモイゼス。もはやフィニッシュされないことにシフトしているモイゼス。ダリウシュバックマウントを解除しまた上になるが残り40秒。下から足に絡みつくモイゼスだが返せずまた亀に。ブーイングの中タイムアップ。

30-25×2、30-26の3-0でダリウシュ完勝だが、あそこまで圧倒したならフィニッシュしたかったところ。