格闘技徒然草

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UFN139:ボーナス発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ヤイール・ロドリゲス vs. ジョン・チャンソン
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ヤイール・ロドリゲス、ドナルド・セラーニ

メインは衝撃の結末。ロドリゲスはほぼ負けていた試合を最後の最後でひっくり返した。KOされたチャンソンだけでなく、勝ったロドリゲスも試合後足首の負傷があり病院に運ばれたとのこと。

ロドリゲスは以前のかけ逃げのような回転技を減らしてわりと正攻法だったが、最後の最後にトリッキーな攻撃を出してしかもそれでKO。狙っていたものかどうかは不明だが、全く練習していなければ相手の意識を飛ばすKOはできないだろう。その場のひらめきで出たものだとしたらそれはそれですごい話。

残り1秒までは勝っていたチャンソン。ロドリゲスの打撃をもらっても引かないゾンビぶりは相変わらずだったが、あまりにも打たれすぎるのはちょっと怖い。とはいえ、そこを修正することで良さが無くなってしまうかもしれないのが困りものではある。相手の攻撃をもらっている以上に自身の攻撃も当てていたが、何度かラッシュする場面はあったものの、ロドリゲスを仕留めきれなかった。それが最後の逆転劇につながってしまった。

セミは古豪のドナルド・セラーニがテイクダウンを奪われるまさかの展開だったが、下からの極めの強さはさすが。ペリーは意表をついたのかもしれないが、寝技に持ち込んだのが裏目に出てしまった。勝ったセラーニは、試合前からまたライト級に戻すことを宣言していた。タイトル挑戦となると先が長い話になりそうだが、ライトでも面白い組み合わせが多いので期待したい。

メインカードでは現在UFC最年少20歳のメイシー・バーバーが肘・パウンドでのKO勝ち。インパクトを残した。ただ、今回は相手もデビュー戦で、UFCでのランクがどのくらいかを測るのは次戦以降か。