格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN141:オッズ/予想と展望

カーティス・ブレイズ 1.44
フランシス・ガヌー 2.85
アリスター・オーフレイム 2.00
セルゲイ・パブロビッチ 1.83
ソン・ヤドン 1.24
ヴィンス・モラレス 4.35
リー・ジンリャン 1.59
ダヴィッド・ザワダ 2.50
ソン・ケナン 1.91
アレックス・モロノ 1.91
ウー・ヤナン 4.35
ローレン・ミューラー 1.24
フー・ヤオゾン 2.20
ラシャド・コールター 1.71
ウェイリー・ジャン 1.22
ジェシカ・アギラー 4.65
ヤン・シャオナン 1.22
近藤朱里 4.60
ケビン・ホランド 1.23
ジョン・フィリップス 4.45
リュウ・ピンユエン 1.42
マーティン・デイ 3.00
ルイス・スモルカ 1.48
スムダルジ 2.75

1年ぶりの中国本土大会。初の北京での開催となる。昨年は初参戦の中国人ファイターが多かったが、今回は1人のみ。ただし、昨年の中国大会に参戦後、1年間どこにも呼ばれなかった選手も2名。

メインとセミはヘビー級。初見でも楽しめる配慮か。昨年ブレイクし、今年一気に失速したガヌーが、5連勝中のブレイズと再戦。

レスラーのブレイズは2年半前のUFCデビュー戦でガヌーと対戦し、タックルでテイクダウンを奪う場面もあったがガヌーに立たれ、打撃を目にもらって負傷TKO負け。そこから5連勝したブレイズに対し、ガヌーはタイトル戦でミオシッチに完敗、ルイス戦ではまったく攻める姿勢が見えず判定負けと連敗中。ランキングもブレイズが3位、ガヌーが4位と逆転している。

成長しているブレイズに対し、ガヌーは慢心して必要な練習をしていないというもっぱらの評判。前回勝っているにもかかわらず、オッズはブレイズがフェイバリット。

ガヌーがミオシッチ戦でのタックル対応とスタミナ切れの早さが改善していなければ、この試合も厳しい展開になりそう。

ブレイズがパウンドで削って判定勝ち。

5月のチリ大会でKO負けし、MMA初黒星を喫した朱里は、地元中国のシャオナンと対戦。朱里を秒殺したボテーリョも、先週のアルゼンチン大会であっさりとKO負け。UFC2戦目でレベルの高さに直面している。ここでも勝てないようだと、おとなしくリリースされてローカルで鍛え直したほうがいいかもしれない。

今回の相手シャオナンは、朱里と同じく打撃の手数でポイントを稼ぎ判定勝ちするタイプ。UFCでは2連続判定勝ち。ローカル時代は7勝のうち5KOしているが、相手のレベルが不明。昨年の上海大会ではテイクダウンされたあとはホールディングするだけだったので、寝技はあまりできないかもしれない。

朱里としては悔いが残らないよう力を出し切りたいところ。

セミ前には中国ナンバーワンプロスペクトのソン・ヤドンが登場。UFCでは2試合連続フィニッシュ勝利中。今回はUFC5勝3敗のフランキー・サエンツと対戦予定だったが、サエンツ欠場により7月のコンテンダーシリーズで負けているUFCデビュー戦のモラレスとの対戦に。ここはきっちり勝ちたい。

このヤドンや、今回チベット人として初のUFCファイターとなるスムダルジなどが所属するのが恩波格斗MMA。中国特殊部隊に所属していた恩波(エン・ボー)氏が主催するジムだが、昨年の夏にYouTubeで公開されたドキュメンタリーで、この恩波氏が400人以上の孤児と養子縁組を結び、MMAルールで戦わせている様子が公開され話題となった。

gigazine.net

最年少で12歳からの児童に殴り合いをさせているということで、児童虐待という批判も大きかったが、一方では貧困などでまともな生活のできない子どもに衣食住を与えているという側面もあり、評価する声もあった。

今回出場する恩波格斗MMAの選手は3名だが、恩波氏の養子なのかどうかは不明。ただ、チベット人のスムダルジはやはり孤児だったとのこと(なお、チベット人は貴族階級など一部を除いて名字がなく、スムダルジもこの名前だけがフルネームである。UFC公式サイトではSumudaerji Sumudaerjiと姓名ともにSumudaerjiと表記されているが)。

全12試合だが、公式サイトではまだ全カードが掲載されていない。メインカードについては上の4試合になることが確定だが、プレリムの試合順は未定。

プレリムは現在日本時間土曜日の夕方5時15分開始予定となっている。メインカード4試合は夜8時30分開始予定。

速報します。