格闘技徒然草

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UFN141:第4試合・リュウ・ピンユエン vs. マーティン・デイ

バンタム級

去年の上海大会でデビュー予定だったピンユエンだが負傷欠場し、アウェイのドイツ大会でポーランドのダミアン・スタシャクとの対戦に。タックルで簡単に倒されたり、ギロチンで安易に引き込んだりと、ファイトIQが高くない戦いぶりがあったものの、打撃で優勢となり判定勝ち。ご当地限定の選手ではないことを証明した。バックボーンは散打。

デイは名古屋生まれ・ハワイ在住のファイターで、昨年のコンテンダーシリーズでは1,2Rをテイクダウンされて落とし、3Rに打撃で追い上げたものの、相手も計算づくの逃げ切り判定負け。地元ハワイの大会などで3連勝しUFCとの契約を果たした。が、実力的に地元選手の咬ませ犬役としての起用だろう。その印象を覆せるか。

間合いを詰めるピンユエンにサイドキックを入れたデイ。蹴りをキャッチしたピンユエン。そのまま右を打ち込むとタックルに移行。こらえるデイ。離れた。また蹴りをキャッチしたピンユエン。デイがバランスを崩したところにハイを入れるが空振り。もっとも、当たっていれば反則だったか。組まれると悪癖のギロチンセットアップから引き込み。ディフェンスしているデイ。外れた。腕十字。デイ立って外しスタンドに。パンチ・前蹴りを入れるデイ。ピンユエン、遠い間合いからシングルレッグに入るが切られた。デイがダースチョークのセットアップ。もぐったピンユエン。デイが外すと下から蹴り上げ。片膝ついているのでグラウンドだろと抗議するデイだがレフェリースルー。ホーン。

1R僅差だがデイ?他の試合でも合ったがグラウンド状態の反則の打撃がスルーされがち。

2R。パンチからシングルレッグに入るピンユエンだがデイがケージでこらえた。逆に足をかけてテイクダウン。ピンユエンは足関狙いからインバーテッドガード。付き合わず立ったデイ。スタンドに。ピンユエンの3連打がヒット。ジャブ。スーパーマンパンチを入れるデイ。ピンユエンケージまで下がる。やや受け身の展開。蹴りをキャッチされると引き込んだ。デイは肘連打を入れると自ら立ってスタンドに。スタンドでのヒット数で上回るデイ。ボディブロー。ケージ際まで下がるピンユエン。残りわずかで右をもらいダウン気味に倒れた。ホーン。

2Rデイ。

3R。打撃戦からまた引き込むピンユエンだが付き合ってもらえず。しかし右がヒットしデイが尻もちダウン!ピンユエンすぐにギロチンを狙う。ノーアームのアナコンダのような体勢になったが外れて逆にデイがダースチョーク。が、外れてピンユエンがバックマウント。垂直肘を落としてレフェリーに注意されるが、止めずに続行。バックでチョークを狙いつつホールドしているだけのピンユエン。時間がすぎる。逆にデイがパンチを打ち込んでいく。タイムアップ。

3Rはピンユエンだが、フィニッシュ狙いに行かなかったのが吉と出るか蛇と出るか。

29-28ピンユエン、29-28デイ、29-28ピンユエン。スプリットでピンユエン勝利。

1Rが微妙だったからひどいホームタウンデシジョンというほどでもなかったが、逆にアウェイだったら負けにされても文句は言えない展開。だからこそ3Rはフィニッシュを狙う動きが欲しかった。