格闘技徒然草

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UFN141:第6試合・フー・ヤオゾン vs. ラシャド・コールター

ライトヘビー級。

急激にレベルが上ってきている中国MMAだが、やはりUFCのカードに自国選手を何人も上げるには、層の厚さが足りない。中には実績がないのに無理矢理上げたような選手もいる。このヤオゾンがまさにそれ。MMA3勝0敗でUFCと契約したものの、シリル・アスケアに何もできず完敗。UFCデビューが22歳だったし、本来ならキャリアを積む時期だと思うのだが、結局中国大会以降は試合に出してもらうことすらなく、1年ぶりの試合となる。今回はヘビーからライトヘビーに落としての試合。

そこまでレベルが低いヤオゾンと、UFCで唯一レベルが合いそうなのがコールター。28歳までアメフトをしており、キング・モーに誘われてMMAを始めると、35歳でUFCと契約。UFCでは豪快な打ち合いで常に観客を沸かせるが、だいたい打たれるままになってKO負けで現在0勝3敗。本来ならリリースが妥当だが、たまには地元選手の咬ませ犬として役に立つ。こちらも今回からライトヘビーに落とすはずだったが、計量で2ポンドオーバーしてしまった。

体重オーバーしてる割に腹回りがゆるいコールター。バックキックをかわされたヤオゾン。組んでケージに押し込んだ。ダブルアンダーフック。離れた。パンチの打ち合い。ボディを打った。コールターの大ぶりのパンチ連打。ヒット。コールターの右が入ってヤオゾンダウン!なんとか立ったが消耗している。また右がヒット。ヤオゾンガード無視で打ち返す。もらっているがヒットし今度はコールター後退。ケージに押し込むが押し返したコールター。入れ替えるヤオゾン。ホーン。

1Rコールター。

2R。コールターもう疲れた?プレスされケージ際に下がる。ケージに押し込んだヤオゾン。足踏み。押し込みながら細かいパンチを入れるヤオゾンだが膠着気味。離れてパンチラッシュしたヤオゾンだがコールターも打ち返す。ヤオゾンはカーフキック。ちょっと効いてきたコールターだがパンチで出る。ヤオゾンカーフキック連打。ミドル。ヤオゾンの右がヒットしコールターケージまで後退。首相撲から飛び膝を入れたヤオゾン。ホーン。

2Rヤオゾン。コールターガス欠。

3R。ヤオゾンパンチで攻める。ケージに押し込みショートのパンチを入れる。離れた。ジャブを出すコールター。ヤオゾンはまたカーフキック。急所を押さえながら後退するコールター。ローブロー?しかしアピールはせず。またケージに押し込んだヤオゾン。離れてラッシュ。コールター前に出るがヤオゾン左ハイ。カーフキック。棒立ちでもらうコールター。ヤオゾン左ボディ。また左ボディから右ストレート。コールターふらつきながらも出ていく。タイムアップ。

29-28×2、30-27の3-0でコールター勝利。

低レベルだったが実力は釣り合っていた。