格闘技徒然草

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UFN141:第10試合・ソン・ヤドン vs. ヴィンス・モラレス

バンタム級

中国MMAナンバーワンプロスペクトのヤドン。恩波格斗MMA所属だが、チーム・アルファメールでも練習を積み、飛躍的に実力が向上している。まだ20歳。手数の多い打撃、パウンド、アグレッシブネスが武器。中国人ファイター初のランカーも夢ではない。前回はUFCで11戦しているフェリペ・アランテスを終始攻め続け、アランテスの心を折っての完勝。今回は5勝3敗のフランキー・サエンツと対戦予定だったが、サエンツ負傷欠場でUFCデビューとなるヴィンス・モラレスとの対戦に。

モラレスは今年7月のコンテンダーシリーズで1Rパンチでダウンを奪いパウンドで攻め込んだものの、2Rにはテイクダウンを奪われチョークで失神し敗退。9月にBellatorの前座で判定勝ち。レスリングの州王者でボクシングでもアマチュアのタイトルを持っているとのこと。

いきなりバックスピンキックを見せたヤドン。じわじわプレスする。モラレス下がって距離を取る。ジャブからローを入れるヤドン。モラレスまた下がる。ワンツーを入れたヤドン。モラレスワンツー。ヒットしたが効いてないとアピールするヤドン。間合いを詰めてケージを背負わせるとバックキックをボディに入れたヤドン。パンチ連打。飛び膝。モラレスのパンチを交わして左ボディを打ち込む。左ミドル。ロー。モラレス出られない。バックスピンキックからバックブロー。残りわずかで間合いを詰めてラッシュ。モラレス下がってかわした。ヤドンのバックスピンキックがガードの上にヒットしたところでホーン。

1Rヤドン。モラレスちょっと手数が少ない。

2R。またプレスするヤドン。飛び込むフェイントでケージ際まで下がらせる。左ミドル。パンチで飛び込んだヤドンだがモラレスも打ち返してヒット。下がらないヤドン。モラレス前に出てきた。このラウンドはヤドンのプレッシャーがそこまでない。バックブロー。モラレス先に出てパンチ連打。ガードしたヤドン。前に出てアッパーから左フックを入れたヤドン。モラレスの右もヒットしたがヤドン下がらない。また前に出ていくヤドンだがそこからちょっと手が出ない。両者のパンチが交錯。ヤドン最後に出ていくが大きなヒットはなし。

2Rは1Rほどの差ではないが、やはりヤドン

3R。ジャブで出たヤドン。モラレスもパンチを返す。ヤドンこのラウンドは手数が多い。モラレスが出てきたところにカウンターのタックル。倒した。しっかり寝かせる。モラレスはガードを取る。ハーフから強引にマウントを狙ったヤドンだが、動いてバランスを崩したところで返され立たれた。なおもテイクダウンを狙ってケージに押し込むヤドン。ケージ際で足を開いてこらえるモラレスをテイクダウン。パスを狙うヤドン。足関を狙うモラレスだが凌がれた。しかし下から蹴って距離を作り立つ。残り1分。モラレスの右がヒット。ヤドンも打ち返すが動きが落ちている。組んでしのごうとするが引き剥がしたモラレス。ヤドンパンチを振り回すが足が動いていない。モラレス攻めるがタイムアップ。

判定三者フルマークでヤドン勝利。

しかしコンテンダーシリーズで負けている選手に対し、ちょっと期待はずれの内容。