発表されたカードはこちら。
▽70キロ契約5分3R(肘あり)
ダロン・クルックシャンク(米国) vs. ダミアン・ブラウン(豪州)
▽女子57キロ契約5分3R(肘あり)
真珠・野沢オークレア(米国) vs. ヤスティナ・ハバ(ポーランド)
▽93キロ契約2R(10分、5分、肘あり)
イリー・プロハースカ(チェコ) vs. エマニュエル・ニュートン(米国)
▽70キロ契約5分3R
大尊伸光(総合格闘技津田沼道場) vs. トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)
▽60キロ契約5分3R(肘あり)
元谷友貴(フリー) vs. ジャスティン・スコッギンス(米国)
▽59キロ契約5分3R(肘あり)
佐々木憂流迦(フリー) vs. マネル・ケイプ(アンゴラ)
▽70キロ契約5分3R
矢地祐介(KRAZY BEE) vs. ジョニー・ケース(米国)
▽女子49キロ契約5分3R
RENA(シーザージム) vs. サマンサ・ジャン=フランソワ(フランス)
▽RIZINバンタム級(61キロ)タイトルマッチ5分3R
堀口恭司(アメリカン・トップチーム) vs. ダリオン・コールドウェル(米国)
堀口 vs. Bellatorバンタム級王者コールドウェルの試合は初代RIZINバンタム級タイトルマッチに。タイトルマッチが5分3Rということは、1R10分2R5分の変則ラウンドはもうなくなるということかと思ったらプロハースカ vs. ニュートンだけ残ってた。試合ごとに異なると混乱するから、全部5分3Rでいいのでは。
コールドウェルはNCAAのディヴィジョン1で優勝しているレスリングエリートで、オリンピック出場を果たせなかったことでMMA転向。4戦目からBellatorに参戦し、ジョー・タイマングロにギロチンで一本負けをして初黒星を喫したが、その後リベンジに成功。エドゥアルド・ダンタスから勝利してBellatorバンタム級王座を獲得すると、レアンドロ・イーゴを破り初防衛に成功している。8月には階級を上げてフェザー級の試合でも勝利。デビュー以来初のリングでの試合となる。
RIZINでは勝って当然の試合ばかりだった堀口に最大の試練。バンタム級では世界トップレベルとは初の対戦となる。
また、RIZINとBellatorが提携することで、来年は堀口もBellatorに出場するとのこと。他にもBellatorとRIZINで選手交流をするらしいが、現状堀口以外だとプロハースカくらいしかBellatorメインカードに出られそうな選手はいない気がする。女子もBellatorはフライ級以上しかない。
わずか11日前にUFCで敗れたばかりの佐々木憂流迦の初参戦が決定。相手はRIZINレギュラーファイターのマネル・ケイプという絶妙な扱い。UFCからはリリースされたとのことで、やはりフライ級ファイターは負け即リリースの通達があった模様。このままフライ級は廃止か。今回は59kg契約だが、結局RIZINもフライ級は廃止で堀口のいるバンタムに統一されそう。
元谷の相手は佐々木に敗れているジャスティン・スコッギンス。UFCは3連敗でリリースされたが、若くて活きの良い選手なので楽しみ。
来年のライト級GP開催を見込んでライト級のカードが3つ組まれている。矢地の相手は日本大会で徳留に勝利しているジョニー・ケース。いつの間にかリリースされていたが、これまたなかなかいい選手。
初参戦となる大尊の相手は同じく初参戦のアゼルバイジャンファイター・トフィック・ムサエフ。初物同士を当てるより、レギュラー陣との対戦が見たかったが。
レギュラー選手のクルックシャンクは元UFCのダミアン・ブラウンと対戦。が、他の元UFCファイターと比べると、ドンヒョン2号にも負けているブラウンはあまり活躍できる気がしない。クルックシャンクの豪快な勝利に期待。
RENAの相手はフランスの元キックボクサーとのことだが、MMA戦績は4勝5敗。もうこういうプロテクトはいらないと思うのだが。他のメジャーにない女子(スーパー)アトム級ならもっといい選手を連れてこられるのでは。
全体的にちゃんとしたMMAのカードが組まれている。特にコールドウェルを呼んで来れたのは大きい。試合まで、世間にコールドウェルの凄さが伝わるように盛り上げてほしい。